【初心者向け】ゲーム部屋の作り方 | 最低限必要なものとおすすめデバイス

「ゲーム部屋」は、ゲームを快適にプレイするための部屋。主にゲーミングPCやゲーミングチェア、デスクなどを配置します。近年では各社からさまざまなデバイス/アイテムが登場し、ゲーム部屋が手軽に作れるようになりました。今回はゲーム部屋の作り方とおすすめデバイスなどをご紹介します。

「ゲーム部屋」は、ゲームを快適にプレイするための部屋です。近年では、各社からさまざまなデバイス/アイテムが登場し、ゲーム部屋が手軽に作れるようになりました。
 
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このようにTwitter/Instagramなどでは、おしゃれなゲーム部屋の作例が多数公開されています。しかし極論を言えば、ゲーミングPCとモニター・デスク・チェアがあれば、初めてのゲーム部屋としては十分。まずは最低限の機材を揃えたうえで、PC本体のケースや装飾をおしゃれにするなど、少しずつ自分のこだわりを表現してみるといいでしょう。

(画像はTwitterユーザー「どぶさん」さんよりご提供いただきました)
 
 
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ゲーム部屋は書斎のような個室を用意できればベストですが、ロフトやウォークインクローゼットなども使えます。またゲーム部屋には、必然的に高品質なゲーミングPCや機材が設置されるので、自宅のワークスペースとしても快適な空間になります。そのためゲームプレイはもちろん、「ゲーム部屋兼テレワークスペース」としても活用できます。

以上の点を踏まえ、今回はゲーム部屋の作り方とおすすめデバイスなどをご紹介します。
 
 

ゲーム部屋の作り方 | 「ゲーム部屋」を自宅のどこに作るか決める

まずはゲーム部屋を「自宅のどこに作るか」を決めましょう。前述のとおり書斎など個室が用意できればベストですが、一畳程度のロフト/ウォークインクローゼットでも、電源さえ確保できれば十分使えます。ただし狭い空間の場合は、デュアルモニターの設置が難しくなるなど、デバイス構成に縛りが出ることに要注意。同様にゲーミングデスク/チェアの幅や高さに制限が出ることもあります。
 
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1畳程度のウォークインクローゼットをゲーム部屋に改造した事例です。実際にゲーム部屋を作った「どぶさん」さんに取材したところ、用途はゲームと動画編集。ウォークインクローゼットは扉が開閉可能で、 就寝時などは扉を閉めると寝室からゲーム部屋は見えなくなるそうです。

(画像はTwitterユーザー「どぶさん」さんよりご提供いただきました)
 
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「どぶさん」さんによると「ログハウスのような板張りの部屋なので、特に音漏れは酷いもの」だったとのこと。そこで騒音や暑さ/湿気等については遮音性のある有孔ボードの設置や、発砲スチロールなど断熱材を敷き詰めることで対応しているそう。ちなみに有孔ボードは収納にも使えるので、スペースの有効活用にも役立ちます。

以上はウォークインクローゼットの例ですが、一畳程度の空間があればロフトなどでも同様のゲーム部屋を作れます。
 
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こちらは「りゅーじ@kujata鯖」さんのロフトのゲーム部屋の例です。ロフトは必然的に天井が近いため、ゲーミングチェアが「座椅子」であることが最大の特徴です。ゲーミングチェア選びに制限が出ること以外は、こちらもウォークインクローゼット同様、専用のゲーム部屋クラスの環境がロフトで実現できています。

(画像はTwitterユーザー「りゅーじ@kujata鯖さん」よりご提供いただきました)

このように「狭い空間」でも工夫次第で、非常に充実したゲーム部屋が作れます。
 
 

ゲーミングデバイスを揃える | 最低限チェアやディスプレイは揃えよう

ゲーム部屋の場所が決まると、ゲーミングデバイスを設置可能なスペースも必然的に決まります。以下4つのデバイス/アイテムは最低限必要なので、どこに何を設置するか検討しましょう。

・椅子/デスク⇒360度動く椅子で体への負担を軽減
・ゲーミングマウス/キーボード⇒長時間のプレイでも手が疲れにくい
・ディスプレイ⇒高解像度の画面で目の負担を軽減できる
・ゲーミングPC本体⇒高画質ゲームを快適にプレイできる
 
 

椅子/デスク | 360度動く椅子で体への負担を軽減

ゲーム部屋では長時間座ったまま過ごすことが多いので、快適なデスクとチェアを選ぶ必要があります。コクヨの「ing(イング)」は、そんなゲーム部屋に最適なチェアです。
 
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ingの特徴は、身体の動きを妨げずに前傾や後傾、左右の動きや身体のひねりに追随してくれること。自然な座り心地で快適に過ごせるうえに、バランスボールのようにチェアが筋肉の動きをサポートしてくれるので、座りながら運動できます。

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座る人の体形に合わせて自然なS字形状を作り出すことや、太もも裏側の圧迫感を軽減できることもingの魅力。座り過ぎによる身体の固まりを防いでくれるので、長い時間座っていても辛くなりません。

このチェアに合わせたデスクも必要です。モニターとキーボードが置けるスペースがあれば、はじめのうちは普段使いの勉強机などを転用しても十分でしょう。
 
 

ゲーミングマウス/キーボード | 長時間のプレイでも手が疲れにくい

長時間プレイしても手が疲れにくい、高品質なゲーミングマウス/キーボードを選びましょう。
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【左】「FILCO Majestouch 3」は、質実剛健なメカニカルキーボード。筆者もこのシリーズのキーボードを10年以上も愛用しています。【右】「Razer Basilisk V3」は、プロ・アマ問わず多くのゲーマーが愛用するゲーミングマウス。ボタンのカスタマイズ性や応答速度はもちろん、人間工学に基づいたデザインにも定評があります。

(画像はAmazon商品ページ『FILCO Majestouch 3』および『Razer Basilisk V3』より引用)
 
 

ディスプレイ | 高解像度の画面で目の負担を軽減できる

ゲーム部屋には高品質なディスプレイも必須。筆者個人としては、WQHD(1440p)のモニターがおすすめです。フルHDと比べると明らかに画面が見やすく、目が疲れにくくなるからです。なおモニターのサイズは、デスクに設置する場合は23~27インチくらいが一般的。このサイズでは4Kの恩恵を得にくいことも、筆者がWQHDを推奨する理由です。
 
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「ASUS TUF Gaming VG27AQ」は、WQHD解像度・165fpsのゲーミングディスプレイ。応答速度が速いため、FPS/TPS/バトロワ系など瞬間的な操作が求められるタイトルにも対応できます。

(画像は上記Amazon商品ページ『ASUS TUF Gaming VG27AQ』より引用)
 
 

ゲーミングPC本体 | 高画質ゲームを快適にプレイできる

ぜひゲーミングPCも用意しておきましょう。ハイスペックなゲーミングPCを選べば、ゲーミングの快適さが飛躍的に高まります。
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ASUS ゲーミングデスクトップPC ROG Strix G15DK」は、ASUS社のゲーミングPC。CPU「AMD Ryzen 7 3700X」・GPU「NVIDIA GeForce RTX 3070」を搭載し、WQHD解像度で快適なゲーミングが楽しめます。

(画像は上記Amazon商品ページ『ASUS ゲーミングデスクトップPC ROG Strix G15DK』より引用)
 
 

インテリアにも一工夫!一歩進んだゲーム部屋づくりのコツ

ゲーム部屋の場所が決まり、デスク/チェアや各種デバイスが揃ったら、ゲーム部屋のベースは完成です。ここでは、より魅力的なゲーム部屋を作るためのコツをご紹介します。
 
 

配線の整理 | 結束バンドやケーブルカバーでまとめよう

ゲーム部屋はどうしても配線が多くなりがち。結束バンドやケーブルカバーで配線をまとめたり、収納ボックスで隠ぺいしたりすると配線がスッキリします。モニターアームに配線結束の金具などがついている場合は、それを活用するのも効果的。
 
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筆者の場合は、【左】結束バンドでケーブルを束ねたり、【右】モニターアームの設置金具に配線を通したりして、できるだけコンパクトにまとめています。このように配線を隠したり、あるいは収納ボックスなどを活用してインテリア化すると、ゲーム部屋のおしゃれさが増します。

 
 

色の統一感 | テーマカラーを決めて雰囲気を作り出す

白や水色、あるいは黒などのテーマカラーを決めて、ゲーム部屋全体の色調を統一しましょう。自分なりの雰囲気を表現できるうえに、ゲームプレイ時の没入感や集中力まで高まります。
 
 

ゲーミングPC本体や周辺機器をインテリア化

サイドパネルが透明なPCケースを選べば、本体内部のグラボや配線などがそのままインテリア化します。キーボードやマウスもLED付きのものを選ぶとより効果的です。
 
 

モニターアームを導入

モニターを地面から浮かせる「モニターアーム」を使えば、高さや角度をより自由に変更できるようになります。
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「Loopo(ルーポ)」は、上下昇降・水平旋回・首振り・角度調節が自由にできるモニターアーム。設置部分がコンパクトなデザインなので、小さなデスクでもスペースを有効活用できます。

ウォールステッカーや各種ゲーム関連雑貨を揃える

PC周りにウォールステッカーや各種雑貨、LED装飾類などを揃えると、ゲーム部屋がよりおしゃれになり、モチベーションも高まるでしょう。
ちなみに筆者は好きな漫画/ゲームのキャラクターをかたどったポップコーンバケットを机の上に置き、筆記用具やイヤホン、充電ケーブル類を入れて保管しています。
 
 

まとめ

ゲーム部屋の作り方やおすすめデバイス/アイテムをご紹介しました。ちなみに筆者は個室でゲーム部屋を作り、ワークスペースとしても活用しています。ゲーム部屋には「長時間使っても疲れにくい」デバイスを揃えるので、必然的に仕事にも適した環境が出来上がります。皆さんもぜひ、理想のゲーム部屋を作ってみてください!