Zoomの有料プランを大きく分けると、小規模チーム向けの「プロ」、中小企業向けの「ビジネス」、大企業向けの「エンタープライズ」の3種類です。小規模なミーティングのみを行う場合は「プロ」で充分ですが、大規模なミーティングが必要な中小企業には「ビジネス」が向いています。
Zoomの「プロ」ライセンスをフリーランスなど個人として導入した経験があっても、ビジネス以上のプランを購入した経験がある方は意外に少ないのではないでしょうか。
Zoomの「プロ」ライセンスをフリーランスなど個人として導入した経験があっても、ビジネス以上のプランを購入した経験がある方は意外に少ないのではないでしょうか。
Zoomの「ビジネス」以上のライセンスはその名の通り、「ビジネス」向け。すると「請求書払いが可能か」「緊急時のサポート体制の充実度」など契約に当たって検討すべきことが増え、直接契約ではなく代理店と契約を結ぶ選択肢も出てきます。
この記事はZoomのビジネスライセンスでできることや、ビジネスライセンスは「1ライセンスから契約できるのか」「購入時の注意点」などを細かく解説します。
Zoom「ビジネス」ライセンスで利用できる機能
ビジネスプランは中小企業などに適したプラン。直接契約の場合、10ライセンス以上の契約が必要。ミーティングには最大300名まで接続可能です。
ビジネスプランは大人数の会議に向いており、プロプランと比べ「シングルサインオン」や独自URLでの会議開催が可能となる「ブランディング」が利用できます。特に、アカウント利用状況やミーティング情報が分かる「ダッシュボード」は、管理やトラブルシューティングに役立ちます。
300名参加の無制限ミーティング
Zoomのビジネスプランでは、最大300名までの参加者が無制限にミーティングに参加可能。中小企業などで社員全員が参加する会議などもカバーできるでしょう。
無制限のZoomホワイトボード
Zoomのビジネスプランでは、無制限のZoomホワイトボードが利用可能。これにより参加者同士でより直感的にアイデアを共有したり、コラボレーションを促進することができます。
管理者向けダッシュボード
ビジネスプランでは管理者向けダッシュボードを使うことができます。ミーティングのデータ情報を表示できるというもので、ミーティングの時間や参加者数などの用途などを把握することが可能。セキュリティ面の安全性が増します。
ブランディング設定のカスタマイズ
ビジネスプランでは、ブランディング設定がカスタマイズ可能です。Zoomの会議やウェビナーに対して会社のロゴや独自URLを使用して、会社独自のブランディングを行うことができます。
Zoomのビジネスライセンスは「1ライセンス」から購入できる?
結論から言えば、Zoomのビジネスライセンスは基本的に「10ライセンス以上」の契約。1ライセンスから購入したい場合、小さな単位からのライセンス販売に対応する代理店を介する必要があります。
直接契約と代理店契約の違い
Zoomの契約は「直接契約」か「代理店契約」を選ぶことが可能。それぞれ支払い方法やサポート体制などが異なります。
直接契約の場合、支払い方法は主にクレジットカード、PayPal、Apple Pay、Google Pay、銀行振込など。また、先述した通りライセンスの販売は「10ライセンス」からとなります。
一方、代理店契約の場合、請求書払いが可能なケースが多いです。企業の場合、経理処理がしやすい請求書払いがあることは大きなメリットでしょう。また、サポート体制が充実しており、操作に慣れていなくても安心です。
料金の支払い方法と契約ライセンス数
先述の通り、直接契約の場合の支払い方法はクレジットカード、PayPal、Apple Payなど。企業規模が大きくなると、クレジットカードやPay払いはなかなか難しい場合もありますが、請求書払いに対応している代理店を通せば、経理処理を効率的に行うことができます。
また、前述の通りビジネスの契約ライセンス数は、直接契約の場合は10ライセンスから。1ライセンスあたり月額2,700円のため、最低契約額は2万7,000円ということになります。
代理店契約の場合は、各代理店によって「最低ライセンス数」は異なりますが、1ライセンスからの購入に対応しているケースも少なくありません。詳細な契約数や価格は、各代理店ごとに異なるため、代理店に問い合わせましょう。
また、前述の通りビジネスの契約ライセンス数は、直接契約の場合は10ライセンスから。1ライセンスあたり月額2,700円のため、最低契約額は2万7,000円ということになります。
代理店契約の場合は、各代理店によって「最低ライセンス数」は異なりますが、1ライセンスからの購入に対応しているケースも少なくありません。詳細な契約数や価格は、各代理店ごとに異なるため、代理店に問い合わせましょう。
サポート体制
Zoom公式で直接契約する場合、基本的に英語のサポートを受けることになります(一部日本語対応)。一方、日本の代理店ならもちろん、日本語でのサポートやトレーニングに対応。サポート体制は代理店により異なりますが、直接契約よりも内容が充実しているのは代理店の強みです。
Zoomのビジネスライセンスの契約方法
Zoomビジネスの契約について、直接契約と代理店契約のそれぞれご紹介します。
直接契約の場合
直接契約の場合、Zoom公式サイトの価格設定ページにアクセスします。
「ビジネス」の「今すぐ購入」をクリックします。ライセンス数を10~99の間で選び、月額払いから年払いか、オプションをつけるかどうか選びます。次のページでアカウント管理者情報や企業情報を入力し、支払い方法を選んで完了です。
前述の通り、ビジネスプラン「10ライセンス」からの購入となります。「会議を主催する社員が毎回ほぼ同じ」といった場合、10ライセンスは不要なケースが多いでしょう。Zoomは「参加者側」はライセンスを保有していなくとも、会議に参加できるためです。そのため「直接契約するか」は慎重に検討しましょう。
代理店契約の場合
代理店契約の場合は、契約したい各代理店に直接問い合わせが必要です。直接契約と違ってライセンス数に制限がない場合もあるので、支払い方法を含め、柔軟にプランを相談して契約することができます。
Zoomのビジネスライセンスの購入・契約などについてよくある質問
Zoomのビジネスライセンス購入や契約に関するよくある疑問と答えをご紹介します。
代理店に問い合わせたところ「1ライセンスの契約」は不可と言われましたが何故?
すべての代理店が「ビジネスプランの1ライセンス契約」に対応しているわけではありません。
代理店によっては「5ライセンスからの契約」、または直接契約と同じ「10ライセンスからの契約」と定めているケースもあります。Zoomの代理店は国内に多くあるため、自社にマッチする代理店を探すことも大切です。
代理店によっては「5ライセンスからの契約」、または直接契約と同じ「10ライセンスからの契約」と定めているケースもあります。Zoomの代理店は国内に多くあるため、自社にマッチする代理店を探すことも大切です。
自社の用途では10ライセンスは不要です。より気軽に使いたい場合はどうしたらいい?
自社の用途にマッチする代理店を探し、1ライセンスから契約するか、下位プランである「プロ」を使いましょう。プロプランについてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
まとめ
ビジネスプランの場合、Zoomと直接契約する場合は10ライセンスからになってしまいます。しかし、自社にそれほどのライセンスが必要でない場合、かつビジネスプランの機能を使いたい場合は代理店を通して契約することがおすすめ。
なお、代理店もそれぞれの会社によって対応している内容やサポートが異なるので、自社の形態に合った代理店を見つけることも大切です。
なお、代理店もそれぞれの会社によって対応している内容やサポートが異なるので、自社の形態に合った代理店を見つけることも大切です。