1)ツアーの発足背景や経緯
在宅百貨編集部員のシロです。
普段は官公庁向けの部署で事業企画を担当しています。福島を含めた被災地を訪問した経験はわりとある方だと思いますが、浜通りは7-8年ぶりくらいでその変化を見てみたいと思ってきました。
さて、今回は、株式会社リコーのワーケーション部さんから、福島県さん主催のワークと地域交流をする「ふくしまワーケーション」のご紹介があり、在宅百貨でも取材に行こうかと盛り上がり、実際に行ってみることになりました。折角浜通りに行くので、震災後14年経過しての復興状況の実際や、働くための環境がどのようになっているのか?などを、リアルに見て感じてみようという狙いです。
今回は、在宅百貨メンバー+社内有志のメンバーで5名パーティを組んでみました。ステーショナリー+ワークプレイス+カウネットと、3種類の部門のメンバーが揃うことになり、チームビルディングや社内交流にもなる貴重な場となりました。
普段は官公庁向けの部署で事業企画を担当しています。福島を含めた被災地を訪問した経験はわりとある方だと思いますが、浜通りは7-8年ぶりくらいでその変化を見てみたいと思ってきました。
さて、今回は、株式会社リコーのワーケーション部さんから、福島県さん主催のワークと地域交流をする「ふくしまワーケーション」のご紹介があり、在宅百貨でも取材に行こうかと盛り上がり、実際に行ってみることになりました。折角浜通りに行くので、震災後14年経過しての復興状況の実際や、働くための環境がどのようになっているのか?などを、リアルに見て感じてみようという狙いです。
今回は、在宅百貨メンバー+社内有志のメンバーで5名パーティを組んでみました。ステーショナリー+ワークプレイス+カウネットと、3種類の部門のメンバーが揃うことになり、チームビルディングや社内交流にもなる貴重な場となりました。

2)いわき市内
在宅百貨編集部員のおゆきです。
普段はECサイトの開発や商品マスタ管理をしています。今回、福島の浜通りは初めて訪れました。震災復興の様子を現地で見たいと思い、ツアーに参加しました。
福島ワーケーションの1日目は、参加メンバーが自由なタイミングで福島県入りしました。一日の仕事を終えてから夜に福島入りするメンバーや、一日有休を取って午前中に移動する人など、好きなタイミングで福島県いわき市へ。ちなみに私は一日有休を取り、お昼ごろにいわき駅に到着しました。
普段はECサイトの開発や商品マスタ管理をしています。今回、福島の浜通りは初めて訪れました。震災復興の様子を現地で見たいと思い、ツアーに参加しました。
福島ワーケーションの1日目は、参加メンバーが自由なタイミングで福島県入りしました。一日の仕事を終えてから夜に福島入りするメンバーや、一日有休を取って午前中に移動する人など、好きなタイミングで福島県いわき市へ。ちなみに私は一日有休を取り、お昼ごろにいわき駅に到着しました。
<大川魚店>

まずは腹ごしらえということで、JRいわき駅の駅ビル「S-PALいわき」にある「大川魚店」さんへ。
注文した煮魚定食を取りにいくと、2人前かと思わず見間違えるほどのサイズの煮魚が……!(しかも、これで1400円というコスパの良さにも衝撃でした)
注文した煮魚定食を取りにいくと、2人前かと思わず見間違えるほどのサイズの煮魚が……!(しかも、これで1400円というコスパの良さにも衝撃でした)
油が乗った身に濃いめの煮汁が染み込み、ついついご飯をおかわりしたくなるほどの美味しさ!福島県産のごはんも、柔らかくモチモチでとても美味しかったです。一緒にいたシロさんは、煮魚の魅力に惹かれて、ごはんの追加注文をしていました。(いやぁ本当に美味しかったなぁ)
大川魚店:https://www.s-pal.jp/iwaki/floormap/ookawauoten/
大川魚店:https://www.s-pal.jp/iwaki/floormap/ookawauoten/
<ららみゅう>

昼からはお休みを取った他メンバーとも合流し、いわき市小名浜にある「海の駅 いわき・ら・ら・ミュウ」へ移動。海鮮市場や遊覧船観光ができる、いわき観光屈指の人気スポットです。

ここでは「いわきの東日本大震災展」という展示を見に行きました。海から近いこの場所も震災時は津波被害に遭い、東日本大震災の記憶を忘れない為に様々な展示があります。当時の映像なども残されています。(避難所の生活を再現したブースでは、かなり狭くてプライバシーも無い場所で、こんな場所で数か月、数年も生活を余儀なくされていたことに衝撃を受けました)
展示ブースだけでなく、もちろん飲食ブースやお土産ブースもたくさんあります。
我々一行が気になったものが、しんごさん海煎本舗にある「手焼きめひかりせんべい」。人の顔のサイズよりも大きい手焼きせんべいを一枚ずつ焼き、販売されていました。残念ながら訪れたときには既に販売終了していたので、気になる方はぜひ召し上がってみてください。(本当に食べたかったなぁ……しんごさん…)
海の駅 いわき・ら・ら・ミュウ:https://www.lalamew.jp/
展示ブースだけでなく、もちろん飲食ブースやお土産ブースもたくさんあります。
我々一行が気になったものが、しんごさん海煎本舗にある「手焼きめひかりせんべい」。人の顔のサイズよりも大きい手焼きせんべいを一枚ずつ焼き、販売されていました。残念ながら訪れたときには既に販売終了していたので、気になる方はぜひ召し上がってみてください。(本当に食べたかったなぁ……しんごさん…)
海の駅 いわき・ら・ら・ミュウ:https://www.lalamew.jp/
<メヒコ>
ところで……!
皆さんは「いわき市」と聞くと、何を想像しますか?
「海鮮が美味しそう?」「ハワイアンなフラガールがいる?」「水族館がある?」
全部正解ですが、それ以外にもいわきを象徴するものが、実はあるんです!
そう、答えは「メヒコ」です。
いわきが誇るシーフードレストランメヒコです。なんだ「ファミリーレストランか…」と侮るなかれ。ここには他のファミレスには無い魅力があります。
皆さんは「いわき市」と聞くと、何を想像しますか?
「海鮮が美味しそう?」「ハワイアンなフラガールがいる?」「水族館がある?」
全部正解ですが、それ以外にもいわきを象徴するものが、実はあるんです!
そう、答えは「メヒコ」です。
いわきが誇るシーフードレストランメヒコです。なんだ「ファミリーレストランか…」と侮るなかれ。ここには他のファミレスには無い魅力があります。

席に案内され、気づく違和感…。着席し、ふと隣を見ると、フラミンゴがごく自然に飼育されています。ここではフラミンゴがパクパクと餌を食べる姿を見ながら、食事を楽しみます。(時々、鳴き声が聞こえてくる。)メヒコ名物の「カニピラフ」を食べながら、フラミンゴ鑑賞とは、なんとも面白いですね。(多分20羽くらいは生息している。ちょっと不思議なファミレス。いやぁメヒコ、不思議ですね。)

シーフードレストランメヒコ:http://www.mehico.com/
<湯本温泉>
日が沈んできた頃、我々一行は日帰り温泉に行くことにしました。いわき市内から車で30分のところにある温泉で有名な湯本温泉へ。

1600年以上の歴史を持ち、日本三古泉にも選ばれているいわき湯本温泉。今回は、「岩惣」さんの日帰り温泉へ行きました。とてもさらっとした泉質で、日帰り温泉で1日の疲れを癒すことができました。
いわき湯本温泉 心やわらぐ宿 岩惣:https://iwaso.co.jp/
いわき湯本温泉 心やわらぐ宿 岩惣:https://iwaso.co.jp/
<居酒屋>
福島いわきで過ごす最初の夜、仕事を終えて駆け付けたメンバーとともに集合し、海鮮料理「貝鮮はまこう」さんへ。
ここではいわき名物の「メヒカリ」や刺身料理などが食べられます。中でも我々がイチ押しするのが「アンコウ鍋」です。ぷりっぷりのアンコウの身と肝、そして濃いめのスープが組み合わさり、思わず福島の地酒もグビグビ呑んでしまう程の美味しさでした。
アンコウの出汁がたっぷりのスープで作る、〆のラーメンがこれまた美味しく、1日目にして最高の夜になりました。(あまりに美味しすぎて、アンコウ鍋の中の写真を撮るのを忘れてしまいました。笑)
ここではいわき名物の「メヒカリ」や刺身料理などが食べられます。中でも我々がイチ押しするのが「アンコウ鍋」です。ぷりっぷりのアンコウの身と肝、そして濃いめのスープが組み合わさり、思わず福島の地酒もグビグビ呑んでしまう程の美味しさでした。
アンコウの出汁がたっぷりのスープで作る、〆のラーメンがこれまた美味しく、1日目にして最高の夜になりました。(あまりに美味しすぎて、アンコウ鍋の中の写真を撮るのを忘れてしまいました。笑)

1日目は、いわき市内の主要名所を巡りました。東日本大震災の展示では、当時の様子から復興までの数年間の歴史や、これからのいわきについて学べるいい機会でした。また、被災者の思いやボランティアスタッフとして参加された方の思い等、当時のことをよりリアルに感じることができました。
3)震災学習 ~資料館・震災遺構~
在宅百貨編集部員のはまこです!
普段の業務では、文房具事業部の海外SNSマーケティングを担当しています。わたしも今回初めての浜通りで、現地に行ったからこそ実感が伴う貴重な体験をすることができました。
普段の業務では、文房具事業部の海外SNSマーケティングを担当しています。わたしも今回初めての浜通りで、現地に行ったからこそ実感が伴う貴重な体験をすることができました。
1日目は、いわき市内の主要名所を巡りました。東日本大震災の展示では、当時の様子から復興までの数年間の歴史や、これからのいわきについて学べるいい機会でした。また、被災者の思いやボランティアスタッフとして参加された方の思い等、当時のことをよりリアルに感じることができました。
祝日の2日目は、朝からレンタカーを借り資料館や震災遺構へ。
いわき市から富岡町まで、海岸線を辿るようにぐるりと巡った一日になりました。
<いわき震災伝承みらい館>
地震、津波、原発事故が重なる未曽有の複合災害に見舞われた、いわき市の震災経験からの教訓を風化させず確実に後世へと伝えていくことを目的とした施設です。(公式HP説明文から一部引用)
いわき市から富岡町まで、海岸線を辿るようにぐるりと巡った一日になりました。
<いわき震災伝承みらい館>
地震、津波、原発事故が重なる未曽有の複合災害に見舞われた、いわき市の震災経験からの教訓を風化させず確実に後世へと伝えていくことを目的とした施設です。(公式HP説明文から一部引用)

展示室内には映像・当時の証言が記されたパネルなど、様々なかたちで当時の様子や教訓を伝えるくふうが施されていました。
特に印象深かったのは、津波遺留品展示のブース。拾得物として集められたランドセル、大会トロフィー、文集、アルバムなど思い出の品々をご本人に返還する取り組みが行われています。
物品自体の劣化から保管の継続が難しく、今回が最終開催とのこと・・・
身近な物ばかりの遺留品。わたしたちが当たり前に過ごす日常の中で、何の予兆もなく起こった出来事なんだということを目の当たりにし、言葉にできない想いでした。
特に印象深かったのは、津波遺留品展示のブース。拾得物として集められたランドセル、大会トロフィー、文集、アルバムなど思い出の品々をご本人に返還する取り組みが行われています。
物品自体の劣化から保管の継続が難しく、今回が最終開催とのこと・・・
身近な物ばかりの遺留品。わたしたちが当たり前に過ごす日常の中で、何の予兆もなく起こった出来事なんだということを目の当たりにし、言葉にできない想いでした。

みらい館のテラスから見える海と松の海岸林。
<請戸小学校>
浪江町の沿岸部に位置する小学校で、地震・津波により大きな被害を受けながらも、当時校舎に残っていた児童82人と教職員全員が避難することができた奇跡の学校として知られています。(公式HPより一部引用)
震災から十年以上たった今でも一部区域の工事が進行中で、道中ではまだカーナビに反映されていないような道路の規制も見られ、行き止まりにでくわすアクシデントも・・・
震災から十年以上たった今でも一部区域の工事が進行中で、道中ではまだカーナビに反映されていないような道路の規制も見られ、行き止まりにでくわすアクシデントも・・・

当時の姿が保存された二階建ての校舎。一階部分には窓や教室を区切る壁がほとんど残されていません。
刺すように冷たい海風を感じながら、瓦礫となった壁や天井、ひしゃげた蛇口や通気口を目の当たりにし、迫りくる津波の力強さ・状況のわからないまま避難を余儀なくされた方々の気持を想像すると、あまり多く言葉を交わすことができませんでした。
進路のパネルには震災当日の出来事が時系列に沿ってわかりやすく展示され、
避難場所に指定されていた大平山への道を「野球の練習で来たことがある」と率先して案内する生徒の姿や、
保護者の方々への対応を行ってから最後に避難されたという教頭先生の様子が記録されています。
刺すように冷たい海風を感じながら、瓦礫となった壁や天井、ひしゃげた蛇口や通気口を目の当たりにし、迫りくる津波の力強さ・状況のわからないまま避難を余儀なくされた方々の気持を想像すると、あまり多く言葉を交わすことができませんでした。
進路のパネルには震災当日の出来事が時系列に沿ってわかりやすく展示され、
避難場所に指定されていた大平山への道を「野球の練習で来たことがある」と率先して案内する生徒の姿や、
保護者の方々への対応を行ってから最後に避難されたという教頭先生の様子が記録されています。
校舎内に展示された黒板には捜索にあたった関係者からの激励や、一次立入の際に立ち寄った住民の方々による寄せ書きが。
本当に多くの人がそれぞれの想いを持って、この地を訪れているんだという記録が色濃く残されています。
今回の見学全体を通して、安心して「帰る」ことのできる場づくりの大切さや、残し続けること・再建していくことの難しさを考える貴重な機会を頂きました。
まずは知ること、その上で今の自分にできる・すべきことは何なのかを考えていきたいです。
本当に多くの人がそれぞれの想いを持って、この地を訪れているんだという記録が色濃く残されています。
今回の見学全体を通して、安心して「帰る」ことのできる場づくりの大切さや、残し続けること・再建していくことの難しさを考える貴重な機会を頂きました。
まずは知ること、その上で今の自分にできる・すべきことは何なのかを考えていきたいです。
以上、前編はここまで。
後編では、原発事故についての震災学習、また現地企業さんとの交流についてのレポートをお届けします!
後編では、原発事故についての震災学習、また現地企業さんとの交流についてのレポートをお届けします!