スタンディングデスクは健康と気分転換に効果あり!選び方【コクヨ編集部も愛用】

テレワークの流行により、自分でワークスペースを作る機会が増えたいま、スタンディングデスクが人気。1日中座ったままで仕事をしていると、血流が悪くなり健康に悪影響を及ぼすことも。欧米ではいち早くスタンディングデスクが普及しており、実はコクヨ「在宅百貨」編集部の筆者も個人的に愛用しています。この記事ではその効果とメリットをご紹介します。

 

スタンディングデスクとは

スタンディングデスクとは、名前の通り立って使うデスク。先述の通り、立ったまま仕事ができるのがメリットで、座り仕事の疲れの解消や気分のリフレッシュに最適。

コクヨの電動昇降デスク「STANDSIT-W(スタンジットダブル)」 の書斎、リビングへの設置例。昇降デスクのため高さを変えられ、座っても立っても使えるのがメリット

電動昇降デスク「STANDSIT-W(スタンジットダブル)」についてはこちらをご覧ください。
筆者の場合は在宅ワーク時に普段仕事をするワークスペースと、Web会議のために使用している書斎の2つの仕事部屋があり、後者にスタンディングデスクを設置。会議時はスタンディングデスクを使用しています。 また座り仕事に疲れたとき、足がだるくなったときなども気分転換でスタンディングデスクを使っています。 こうしたメリットがあるスタンディングデスクですが、実はコクヨの独自調査によると「スタンディングワークを勤務や作業に既に取り入れている人」の割合は、全体の約8%。
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コクヨが2022年4月に行ったアンケート調査では、「スタンディングワークを取り入れたい」と回答する方が53%いる一方で、実際に「既に取り入れている」と回答した方は8%に留まりました

詳しいアンケート結果は以下の記事をご覧ください。
自宅でのスタンディングワークを叶える電動昇降デスク「STANDSIT-W(スタンジットダブル)」を発売|ニュース|ニュースルーム|コクヨ

自宅でのスタンディングワークを叶える電動昇降デスク「STANDSIT-W(スタンジットダブル)」を発売|ニュース|ニュースルーム|コクヨ

自宅でのスタンディングワークを叶える電動昇降デスク「STANDSIT-W(スタンジットダブル)」を発売|ニュース|ニュースルーム|コクヨ

十分なメリットや効果が、まだ在宅ワーカーらに浸透していないと言えるでしょう。そこで続けてスタンディングデスクの効果をご紹介します。    
 
 

スタンディングデスクを利用する4つの効果

スタンディングデスクの導入は、主に以下の4つのメリットをもたらします。
 
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スタンディングデスクの効果

・体への負担を軽減

・眠気が出にくい

・運動不足の解消

・仕事が捗る

 
これらの「座り仕事にはないメリットが得られる」点が、スタンディングデスクの最大の効果といえるでしょう。
 

1.体への負担を軽減できる

座りっぱなしは肩こりや腰痛の原因につながるなど、体の負担になることがさまざまな論文で明らかになっています。立って行うデスクワークを取り入れることで、体への負担が軽減されるでしょう。
 
 

2.眠気が出にくい

寝不足の日や食後のタイミングなど、眠気に耐えながらデスクワークに励む人も多いはず。眠いと作業効率が落ち、ミスなども増えるものです。スタンディングデスクで立ったままのデスクワークを行うと、座った状態よりも眠くなりにくいというメリットがあります。
 
 

3.運動不足を解消できる

一度座ってしまうと立ち上がるのが億劫になり、つい動かないままになりがちです。すると運動不足になります。立った状態でいれば他の動作への移行もスムーズな上、活動量も増加。立っている時は座っている時よりカロリー消費が多いです。 特に、在宅ワークの場合は通勤がありません。スタンディングデスクが運動不足解消の心強い味方になってくれるはずです。
 
 

4.仕事が捗る

ワシントン大学などの調査結果として、立った状態のミーティングの方が、座った状態よりもクリエイティブなものになることが明らかになっています。立った状態は緊張感を保ち、集中力を高めます。それによって仕事が捗り、生産性も上がるのです。
 
 

おすすめのスタンディングデスクの種類と選び方

スタンディングデスクの主な種類は、高さ固定型・卓上型・昇降型の3つです。ここでは、それぞれの特徴と選び方のポイントをタイプ別に紹介します。
   
 

高さ固定型:サブデスクを探している人向け

デスクの天板が、立ち仕事向きの高さに固定されたタイプです。安価なものが多いので、スタンディングデスクをコスパ重視で探している人におすすめ。高さが常に固定されているので、メインではなくサブデスクとして導入すると良いでしょう。メインとして使うのであれば、それに合わせたイスを併用するなどの工夫が必要です。
 
 

卓上型:既存のデスクを活用したい人向け

卓上型は、家にあるデスクをスタンディングの高さにして使えるタイプです。固定型と違い、高さを自分好みに調整できます。折りたためば場所を取らずコンパクトに収納可能なので、デスク用スペースを新たに作る必要がないのもメリットです。たたんだ状態で使えば、座った状態でも作業ができます。
 
 

昇降型:自分に合う高さに調節したい人向け

昇降型は、自分に合った高さに変えられるスタンディングデスクで、大別すると手動式と自動式があります。手動式は比較的安価ですが、上げ下げが面倒と感じるかもしれません。
 
その点、自動式は調整が楽です。電動式とガス式があり、中には高さを覚えてくれるメモリ付きのものもあります。自動式では、レバーを引いて簡単に高さを調整できるガス式もおすすめです。自宅で近隣への音が気になる人は、動作音が小さい静音タイプのものを選ぶと良いでしょう。
 
 

スタンディングデスクの効果を最大限に発揮できるおすすめ商品

人気の高まりとともに、さまざまなメーカーからスタンディングデスクが販売されています。今回は、数あるスタンディングデスクの中で、特におすすめのものを紹介します。  
 
 
 

座りっぱなしを解消する「STANDSIT(スタンジット)」

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STANDSIT(スタンジット alt=座りっぱなしを解消する「STANDSIT(スタンジット)」

2021年に発売されたばかりの、お好みのタイミングで簡単に高さを変えられるスタンディングデスクです。人それぞれ異なる理想の高さをワンタッチで実現。立った状態とイスに腰かけた状態の2つをカバーした製品は珍しくありませんが、こちらは傾斜姿勢でリラックスして座った時の快適さを追求。「立つ」「座る」「後傾」と、3種の姿勢で体に負担をかけずに仕事ができる商品です。
 
タイマーなどで時間を区切り、1時間のうち何分間は立って仕事をするなど決めている場合でも、ワンタッチで高さを変えられるのでストレスなく使用することができます。

Y2K WSデスク平机 ホワイト ハイタイプ

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Y2K WSデスク平机 ホワイト ハイタイプ

このデスクは奥行きが450mmと超コンパクトで、無駄のない設計のシンプルなスタンディングデスク。パソコンなどを充電できるコンセント付きです。壁際で使うのにちょうど良いサイズ感となっています。
 
高さを変えることはできないので、スタンディングデスク用のサブデスクとして使用するのがおすすめです。普段のワークスペースとは違う場所に置いておき、座り仕事に疲れたときなどにノートパソコンだけを持って移動。窓から見える景色を楽しみつつ、仕事をすれば気分転換になるでしょう。

スタンディングワーク用パソコンスタンド「パタスタ」

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スタンディングワーク用パソコンスタンド「パタスタ」

「スタンディングワーク用パソコンスタンド パタスタ」は、気軽にスタンディングワークを取り入れられる便利グッズです。手持ちの低めのデスクに置くことで、立って作業することができます。場所を取らずに保管できて使いたい時にサッと設置できる、嬉しい折りたたみ式です。

  新しくデスクを買うこともなく、価格も比較的安価のため、スタンディングデスクをまずは試してみたいという方におすすめです。基本的な仕事環境は変えることなく、姿勢と目線だけを手軽に変えることができます。

スタンディングデスクを利用する際の注意点

スタンディングデスクには多くのメリットがありますが、使う際はいくつか注意したい点があります。導入する際に知っておきたい、2つの注意点を紹介します。
 
 

立ちっぱなしにならないようにする

運動不足の解消に役立つとはいえ、一日中スタンディングデスクで仕事することは避けましょう。立った状態で作業を続けると血管の膨張を招いて、心臓に負担がかかることが明らかになっています。

また、長時間の立ち仕事は脚や足首に負担をかけるだけでなく、肩や腰への負担、足のむくみにもつながります。体に負担がかかることで集中力も切れてしまうので、「立つ・座る」を繰り返しながら作業できるのが理想です。
 
 

ダイエット効果は過度に期待しない

スタンディングデスクを使うと座っているよりも活動量が増えますが、立っていること自体での消費カロリーはそれほど期待できません。例えば1時間、座る代わりに立っていた場合の消費カロリーは、わずかプラス9キロカロリーです。ダイエットになるほど立っていると、逆に立っていることによる心臓病などのリスクが高まる場合があります。
 
 

まとめ

快適な在宅ワークのためにおすすめしたいスタンディングデスク。座りっぱなしによる運動不足解消や仕事の効率化など、導入のメリットは多岐に渡ります。心身ともに、より健やかに在宅ワークライフを送るため、スタンディングデスクを導入してみてはいかがでしょうか。