iPhone『メモ』をフル活用!便利な使い方6選【暮らしから仕事まで役立つ】

iPhoneの標準メモアプリを最大限に活用する6つの便利な使い方を紹介します。書類のスキャンから手書き機能、情報管理、セキュリティまで、日常生活や仕事で役立つ機能を詳しく解説しています。

iPhoneユーザーの方にとって、標準搭載されているメモアプリは極めて身近な存在でしょう。たとえば、筆者はメモアプリを買い物メモとして活用。必要なものをメモし、店カゴに入れたものはリストから消すという使い方をしています。
 
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実はメモアプリはこうした基本的な使い方だけでなく、より発展した便利な使い方をすることも可能です。

たとえばiPhoneのメモアプリには高精度なスキャン機能やハッシュタグ検索機能などが、実は搭載されています。これらを使いこなすことで、暮らしから仕事までメモアプリをより役立てられます。

今回はiPhone『メモ』を徹底的に使いこなす、テクニックをいくつかご紹介します。
 
 

【1】書類のスキャン・保存

メモアプリには高精度な書類スキャン機能が搭載されています。たとえばレシートや領収書、紙の配布物などをスキャンするとメモ上にその書類を保存できます。つまりiPhone『メモ』を簡易的なスキャナとして使えるということです。

スキャン機能を使うには、まずメモアプリのメモを開きます。
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【1】メモアプリを開き、①新規メモを作成します。【2】②カメラアイコンをタップし、③「書類をスキャン」を選びます。【3】スキャンしたい書類にカメラを向けると、スキャンされます。

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【4】④「スキャンを保持」または「保存」をタップ。【5】スキャンした書類がメモに表示されます。

今回は領収書をスキャンしましたが、たとえば子どもの学校や習い事に関する書類など、紙で整理するのが難しいものなどをスキャンして種類別にまとめると、あとで見やすいでしょう。もちろん、補足情報をプラスでメモすることも可能です。

【2】写真や動画の貼り付け

iPhoneの『メモ』にはスキャンした書類だけでなく、もちろん書類や動画を貼り付けることもできます。写真や動画を貼り付けるには、まずメモアプリでメモを開きます。
 
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【1】①カメラアイコンをタップし、②「写真またはビデオを選択」もしくは③「写真またはビデオを撮る」を選びます。「選択」を選ぶとカメラロールが開くので、写真か動画を選び、右上の「追加」をタップします。「撮る」を選ぶとカメラが起動するので撮影しましょう。【2】写真がメモに表示されました。

スキャンと併せ、仕事からプライベートまで便利に利用できるでしょう。

なお写真やビデオ、スキャンした書類が大量にたまると、メモアプリ内の情報の管理が複雑になりがちです。そうした際に便利なのが次項で紹介するハッシュタグ管理です。

【3】メモをハッシュタグで管理する

iPhoneのメモアプリでは、ハッシュタグを使ってメモを効率的に管理することができます。
メモの本文中に「#」記号を付けてキーワードを入力すると、自動的にタグとして認識されます。例えば、「#仕事」「#アイデア」「#買い物リスト」などのタグを付けることで、関連するメモを簡単に見つけることができます。
 
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【1】メモの中に「#」を入力し、ハッシュタグにしたい言葉を入力。終わりにはスペースを入れます。ハッシュタグがきちんとできていると文字が黄色になります。【2】検索画面でハッシュタグを入力すると、検索結果一覧が表示されます。

通常のテキストでのメモはもちろん、写真や動画、スキャンなどを追加するたびにハッシュタグを入力すると、検索性が極めて高まるためおすすめです。

【4】メモをフォルダ分けして管理する

メモの数が増えた際にハッシュタグと同様に便利なのが、フォルダ機能。メモアプリでは、タグとカスタムフォルダを作成して、メモを分類することができます。

まず、メモアプリトップのフォルダ画面を表示させます。
 
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【1】①フォルダアイコンをタップします。【2】②フォルダ名を入力し、③「完了」をタップするとフォルダができます。

なお、フォルダは好きな位置に並び替えることが可能。また、ドラッグアンドドロップでフォルダ内にフォルダを移動させることもできます。
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フォルダの中でさらに内容を細分化していくことでメモをより整理しやすくなります。

【5】手書き及び図形の自動補正

iPhoneのメモアプリでは、手書きメモを作成したり、図形を描いたりすることもできます。さらに、iOS 14以降では図形の自動補正機能が追加され、より美しく正確な図形を簡単に描くことができるようになりました。
 
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【1】メモのペンアイコンをタップします。【2】自動補正をかけたい図をざっくりと書き、指を離さずにしばらく待ちます。【3】指を離さずにいると、自動補正がかかります。

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【4】きれいな丸が表示されました。【5】他にもいろいろな図形に対応しています。

フリーハンドで描画し、なおかつその描画を成型できるので、たとえば写真・動画を複数メモ内に貼り付け、フリーハンドで矢印や図形を加筆して、さらに詳しいメモに仕上げていくといったことも可能です。

【6】メモのロック

メモにはパスコードでロックをかけることができます。
 
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【1】ロックをかけたいメモを長押しします。表示されたメニューから①「メモをロック」を選びます。【2】②iPhoneのパスコードか、パスコードの新規作成のどちらかを選びます。

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【3】③画面上部のロックアイコンをタップするとロックをかけることができます。【4】表示させたいときは④「メモを表示」をタップ。【5】⑤パスコードを入力するとメモを開くことができます。

このようにiPhoneのメモを使いこなすことで、メモを簡易的なスキャナとして利用したり、写真・動画を貼り付けて高度なメモを作ることが可能です。加えてメモの数が膨大になったり、情報量が増えた際にもフォルダ分けやハッシュタグ検索を通じた管理ができます。『仕事フォルダ』『家事フォルダ』などを作って分類しつつ、ハッシュタグでさらにこまかく管理するのも一案です。

ぜひiPhoneのメモを『暮らし』『仕事』をどちらも管理する手段として、さらに使いこなしてみてくださいね!