【2023最新】主な5つの音声SNSを一覧で比較!国内/海外事例や人気の理由

画面を見なくても耳で聞くだけで楽しめるコンテンツである「音声SNS」。本記事では今注目の音声SNSサービス5つの特徴や配信ジャンル傾向を実際のアプリの画面を使って解説します。加えて、国内や海外での音声SNS活用事例もご紹介します。

音声SNSとは、音声配信をユーザー同士でシェアしたり会話に参加したりするなど、コミュニケーションを取りながら聴くことができるサービスです。

・在宅仕事中の作業用BGMが欲しい
・リラックスタイムにまったりと楽しめる趣味が欲しい
・家にいながら様々な人と繋がりを持ちたい

といった場合に、音声SNSは画面を見なくても耳で聞くだけで楽しめるコンテンツです。「ながら聞き」できるため、作業用BGMとしても寝る前のリラックスタイムにも最適です。
 
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音声SNSは「読む」よりも「聴く」方が得意なZ世代を中心に、日本でも広がりつつあります。

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代表的な音声SNSサービスとして、Clubhouse、Twitterスペース、voicy、stand.fm、Yay!などが挙げられます。(ロゴマークは各社公式サイトより引用)

自分に合う音声SNSの選び方 | まったり系か高品質か、繋がりか

音声SNSはサービスによって特色があります。自分が求める音声SNSタイプを下の図を参考に選んでみましょう。
 
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音声SNS人気の火付け役であるClubhouseは実名が推奨されている高品質でクローズドなサービスです。Twitetrスペースはハンドルネームでも可ですが、Twitter上で繋がっていることが前提のプラットフォームになっています。Voicyは芸能人やビジネスのプロなど、審査を通過した人だけが配信者になれるため、コンテンツとして高品質を保っています。Stand.fmとYay!はSNSとしての色合いが特に強く、Stand.fmは「配信」に、Yay!は「サークル」に近くなっています。

【高品質・クローズド】Clubhouse | 海外発・音声SNS人気の火付け役

音声SNSの火付け役となったのが「Clubhouse」。リリース当初は招待制でしたが、現在は誰でも参加できるようになっています。著名人が次々と利用を始めたことでも話題を呼びました。
 
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Clubhouseは配信する場である「ルーム」をタップし、「リスナー」として「スピーカー」の話を聞くという構成になっています。利用には18歳以上であり、実名を登録することが義務付けられています。

・運営会社 アルファ・エクスプロレーション(アメリカ)
・サービス開始時期 2020年4月
・配信ジャンルの傾向  著名人の配信や多様なトピックに沿った配信などジャンルは幅広い
・有料プランの有無 投げ銭機能あり
 
 

【高品質/まったり・クローズド】Twitterスペース | Twitter公式機能の音声SNS

Twitterといえば短文SNSの代表格ですが、2021年5月から音声SNS機能である「スペース」をリリースし、機能の充実を図っています。当初はスペースを利用するための条件としてフォロワーが600人以上とされていましたが、2023年2月現在は誰でも利用できます。
 
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Twitterスペースは配信の場である「スペース」を開いて、主催者の「ホスト」、ゲストに当たる「スピーカー」の会話を「リスナー」として聴く構成になっています。2023年2月7日からTwitter公式アプリのナビゲーションバーにスペースボタンが追加され、現在行われているスペースが探しやすくなりました。

・運営会社 Twitter(アメリカ)
・サービス開始時期 2021年5月3日
・配信ジャンルの傾向 特定のトピックで繋がるユーザー同士の会話が多い
・有料プランの有無 有料チケット制スペースあり
 
 

【高品質/まったり・オープン】Stand.fm | 国内発・機能が豊富な音声SNS

Stand.fm(スタエフ)は日本発の音声SNSで、ラジオ感覚で聴いたり、簡単に配信したりすることができる場としてユーザーが急増しています。
 
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Stand.fmはチャンネルをフォローし、ライブ配信や収録済みの音声コンテンツを聴くことができます。リスナーが配信者に送ることができる本物のラジオ番組さながらの「レター」機能も人気です。

・運営会社 株式会社stand.fm(日本)
・サービス開始時期 2018年11月
・配信ジャンルの傾向 一般の配信者だけでなく日本の芸能人の配信も多数
・有料プランの有無 コンテンツ販売機能あり
 
 

【まったり・オープン】Yay! | 国内発・ユーザー同士が繋がりやすい音声SNS

Yay!(イェイ)は同世代で同じ趣味を持つ人と匿名で繋がって、通話やチャットを行う音声SNSです。
 
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Yay!はアニメやゲームなど同じ趣味を持つ人と気軽に通話やチャットできるコミュニケーションに特化した音声SNSです。誰かと話したい時やスキマ時間に複数のユーザと気軽にグループ通話を楽しめる「だれでも通話」(誰通)機能が人気です。

・運営会社 株式会社ナナメウエ(日本)
・サービス開始時期 2020年1月1日
・有料プランの有無 VIP会員は月額500円
 
 

【高品質・オープン】Voicy | 国内発・厳選されたパーソナリティが配信する音声SNS

Voicyは新聞や雑誌の記事の音声配信や、厳選されたパーソナリティによる配信を聴くことができる音声SNSです。
 
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Voicyのパーソナリティになるには審査を受けることが必要で、その通過率は5%。ビジネスのプロによるクオリティの高いトークを聴けるとして人気が高まっています。基本的に無料で利用できますが、「プレミアム配信」はプレミアムリスナーしか聴くことができません。

・運営会社 株式会社Voicy(日本)
・サービス開始時期  2016年9月23日
・配信ジャンルの傾向 新聞や雑誌の記事の音声配信、厳選されたパーソナリティによる配信
・有料プランの有無 特定のチャンネルのプレミアムリスナーになるには、月額100〜30,000円(パーソナリティが設定した価格)、差し入れ機能あり
 
 

国内/海外の音声SNSに関する事例

国内や海外の音声SNSの活用事例をまとめました。
 
 

【国内】マーケティング専門メディアが音声配信を活用して新規顧客開拓

マーケティング専門のウェブメディアMarkeZineは、Voicyに「耳から学ぶマーケティング」というチャンネルを開設して2023年2月現在2.6万人のフォロワーを獲得。配信を聴いたリスナーが雑誌や書籍の購入、有料イベントへ参加するなどの新規顧客の開拓に繋がりました。
 
 

【海外】起業家やアーティストら3500名余りのVIPユーザーがルーム開設

Clubhouseはアメリカでリリースされた当初、招待されたメンバーしか参加することができませんでした。最初の招待を受けた選ばれし者である著名人が、次々とルームを開設し話題を呼びました。
 
 

音声SNSについてよくある質問

音声SNSについてよくある質問をまとめました。
 
 

国内の音声SNSの市場規模は?

2020年3月にデジタルインファクトがリリースしたデジタル音声広告の市場調査によると、2020年のデジタル音声広告市場は、16億円規模になるとの見通しで、2022年以降急速な市場拡大が進み、2025年には420億円規模になると予測されています。
 
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音声サービスは音声コンテンツサービスやオーディオブックなど従来一方通行の音声メディアが多かったものの、音声SNSは「気軽に会話へ参加可能」で、動画と比較してより「ながら視聴」に適しているという特徴があるので、広告市場としても魅力的で市場の拡大が期待されています。

どの音声SNSを使うか迷った際、何を基準に比較すべき?

まず、オープンなプラットフォームか、クローズドなプラットフォームか、どちらを利用したいか考えてみましょう。次に、パーソナリティの品質を中心に選ぶか、会話への参加しやすさのどちらを重視するかで、どのサービスを利用するか絞られます。
たとえば、国内の音声SNSの場合、パーソナリティの品質ならVoicyがおすすめですが、ラジオのリスナーのような「聞き専」になりやすいです。会話を聴きつつ参加しやすいのはStand.fm、他の人とおしゃべりするのが目的の場合はYay!がおすすめで
 
 

まとめ

今回は主な5つの音声SNSサービスをご紹介しました。一口で音声SNSといっても、ラジオのように聴くことがメインのサービスから会話することがメインのサービスまで、様々なタイプの音声SNSがあります。今回の記事を参考にお気に入りのサービスを見つけてくださいね。 ちなみに、在宅百貨でも音声コンテンツがあります!【在宅ワークのおつまみラジオ】は 在宅ワーク時間を「なんだか物足りない」「もっと盛り上げたい」、そんな気持ちにチョンと彩りを添えるポッドキャストです。ぜひ一度お聞きになってください!
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