マスク着用が個人の判断に委ねられた今、コロナの終息を感じると同時に新学期や新生活に突入。どこか新しい時代を迎えているようなそんな気分になっているのは私だけでしょうか。
そんなアッチは、品川の社屋に週2~3程度で出社しています。その出社の機会に楽しみにしているのが、キッチンカーのごはん🍚🚚やはり外の空気を吸いながら食べるご飯が一番美味しい気がします。
【コクヨ品川オフィス】にあるキッチンカー
日替わりで様々なメニューが💡 〒108-0075 港区港南1-8-35 コクヨ品川オフィス
初めての出会いは偶然にも、その「結び亭」さんが品川で初オープンした日。このホスピタリティが記憶に残るほど素晴らしい。
特に③については、キムチなどお漬物に加えて、温泉卵もついてくる♩温泉卵って通常別途+100円とか取られるじゃないですか。これがついてくるなんて得した気分になるよね。
そんなわけで
「結び亭」さんに突撃インタビューしてきました~!
店主のmasaさん
控井(うつい)雅照(まさてる)さん・29歳 特技は「人の顔を覚えること」だそうで、アッチのことも初日に来たことを覚えてくださってたみたい!すご👏
店主<masaさん>のキャリア
「結び亭」さん、こんにちは。気前が良くって美味しくて、一体あのキッチンカーの人は何者だろう?って思って気になっていました。その感じの良さから推測すると何か前は違う仕事をしてたとか?
そう、僕は最初20歳の時に、美容師をやってたんですよ。そして25歳くらいでキムタクとかあぁいうスターが着用するアクセサリーブランドのゴローズのバイヤーをやってたんです。
人に歴史ありってやつですね。
店名の由来
ところでこの「結び亭」って粋なネーミングですね。店名の由来は?
僕はとにかくやっぱり「人」が好きなんですよ。人と食を結ぶのもそうだし、そこで偶然お客さん同士もつながって、とにかく「結び亭」を拠点に”結ばれる場所”であってほしいと思って、この名前にしました。
素敵です。でも、お店の名前決めるのって、すごく悩みませんでした?
そうそう、僕、横浜市にある、海と山のちょうど境に実家があって・・その境にある山が「円海山(えんかいざん)」っていう名前なんで、はじめ「円海山(えんかいざん)」っていう名前にしようと思ったんです。でも、ちょっとダサくてヤメマシタ笑
円海山
確かに知っている人は知っているけど、知らない人は知らない。。笑
そりゃ「なんて読むんだろ?」って一目見て素通りされちゃうやつですね笑 「結び亭」に一票👍
経営のスタイル
ところで、いつもmasaさんと他に1名くらいでやっていそうですが、実際は何名で経営していますか?
僕だけなんで1人です。 それがまぁ過去に色々ありまして・・笑 もう笑い話だから言っちゃいますが、開業当初は、小学校からの同級生と僕と2人でやってたんです。ただ、ある日突然そいつに200万持って逃げられちゃって・・苦笑 今はわだかまりも無くなって、ちゃんと返済してもらってるんですけど、まぁもう一人でやろう!と思って、結局今は一人で回していますよ。
いやはやそんなバカな・・ひどいぜ相方さん。
わぁ、、そんな小学校以来の親友にお金盗まれるとか・・それマンガですね笑 私だったら人間不信に陥ってしばらく外出できなくなるけどなぁ、、、そこはmasaさんの持ち前の明るさで乗り切ったわけですね。
サービスの充実さの背景
結び亭の魅力はmasaさんの人柄に加えて、このトッピングの豊富さだと思うんですけど、ぶっちゃけ収支あってます?笑
だってこのトッピングの量よ。キムチに目がない私はいつもいただいちゃってます。
ん〜そこはまぁ気にせず。「結び亭」のコンセプトはとにかく「おひるご飯を”体験”してほしい」なんです。 僕も機械的に接客をするんじゃなくて、来てくださったお客さんと必ず挨拶を交わします。 そしてお客さんが「ここに行ったらなんか面白い、なんか違う」+「自分で食べたいものを考えて取れる」という風に、お客さんに選択権を与えたいんです(まぁ、卵も良いものを安く仕入れるために、仕入れ時に交渉したりと裏で見えない努力はしています笑)
なるほど。今流行の”CXデザイン(翻訳:顧客体験)”を体現しているというわけですね。
そもそも僕、ほんとよく食べるんですよ。過去にバイヤーの仕事をやってた時に、キッチンカーで買ってたんですけど、ご飯を大盛りにすると、それがホントに大盛りなのかも分からないまま+100円、温泉卵も+100円。なんかそれがジブン的に納得できなくって。 だから自分が店主になった今は、絶対に「お客さんの思う大盛りの量を超えなきゃいけない」って思ってて。つまりは「お客さんの期待を超えなくちゃいけない」っていうポリシーですね。
なるほど〜、それって、私の上司(女性)の座右の銘にも通づるなぁ。期待を超えなきゃ仕事じゃないくらいの気持ちじゃなきゃいけないんですよね。きっと。
仕事の流儀
そもそもmasaさんの仕事の流儀ってどんなんでしょう?
「楽しませて笑わせて、”変”だと思ってもらう」かな。 「結び亭」に行けばなんか良い人いる、だけど実は裏ではめちゃめちゃ厳しく、がモットー。 この唐揚げ一つとっても、当初の相方ともずっと議論して、お客さんからも半年間は意見をもらって・・と言ったように試行錯誤を重ねてこの味付けは生まれました。 あと、オシャレなキッチンカーにしようという気はさらさらないんですよ。「世の中の男性をコアターゲットにするぞ!」と思ってやってたんですが、蓋を開けてみれば女性客のほうが多かったですね。
「楽しませて笑わせて、”変”だと思ってもらう」
今後の展望
掘れば掘るほど語られる内容の奥深さから、多くの経験を積まれていたことが伺えます。それでは今後「結び亭」をどうしていきたいですか?
年内に車をもう1台増やすことをまずは目標に、かな。 実は、このキッチンカーを始めてから「結び亭で働きたい」っていうスタッフが増えたんですよ。彼彼女らの話によると、僕のもとで働くと何やら自己肯定感が爆上がりするらしくって。
勘違いでもいいから「自己肯定感」の向上って大事よね。
す、すごい、、ホスピタリティや料理の腕に限らず、リーダーシップ魂も兼ね備えているmasaさん・・人を育てるコツのようなものはあるんですか?
元々僕は「人の特徴を平たくしてバランスの良い人にさせたい」という思いが強かったんですが、それよりも人を尖らせるだけ尖らせて、その人の悪い面は気にしない=良い面だけを褒めて褒めて褒めまくる。そうして、それを接客に活かしていくほうが、良い方向に向かうってことに気付いたんです。そうすると個性豊かな子が入ってくれることが多くなりました。ありがたいことに。
一緒に働く人に恵まれる。結局のところ、そこですよね~
確かに、自分一人の力には限界がありますもんね。どれだけ人を巻き込んで気持ちよく働いてもらって事業を大きくしていくかって、もうそれまさに起業家精神そのもの。 仕事終わりの貴重な時間に今回は色々とお話しする機会をいただいて、masaさん、ありがとうございました!
今回は番外編として、弊社の目の前に来てくださっている「結び亭」さんにインタビューしました。一重にキッチンカーといえど、これまでの歴史や想いをお尋ねすると、たくさんの経験から来るのであろう重みのあるメッセージを聞くことができました。一仕事人として参考になるフレーズを心に刻み、今日も仕事を頑張ろうと思います。
masaさん、ありがとうございました🎤
「結び亭」さんは品川だけでなく他のエリアでも出店されています。
以下参照
火曜日:表参道/ 水曜日:品川コクヨ前/ 木曜日:新横浜/ 金曜日:千駄ヶ谷/ 日曜日:原宿←美容師さんの需要高いらしい(目の付け所が最高)
次回もお楽しみに!アッチでした。
出社の頻度:週に2~3回
出社時のポリシー:人が乗ってくるときにエレベーターの中でスマホ見ない