「オンライン」と「リモート」は同じ意味?違いをZoomや電話会議を例に解説

「オンライン」と「リモート」は、「インターネット技術を使うかどうか」という点で異なります。オンラインはインターネットを使い、リモートは必ずしもインターネット回線につながっている必要はありません。本記事ではオンラインとリモートの違いを解説します。

近年では、「テレワーク」や「リモートワーク」で仕事をする人が増えています。
 
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テレワークとは「情報通信技術(ICT)」を活用し、時間や場所に縛られない働き方です。テレワークには大きく分けて、在宅勤務・モバイルワーク・サテライトオフィス勤務の3種類があります

とはいえよく考えてみると「時間や場所に縛られずに、会社の外で働く人」はインターネット普及前にも居たはずですし、いまでもネットを使わず社外で働く人は一人として存在しないわけではないでしょう。こうした人たちも「テレワーカー」なのでしょうか?
結論から言えば、インターネットを使わずに「電話や郵送で社内外と連絡を取って働く人」はリモートワーカーです。ただし、情報通信(オンライン)技術は使わないため、「オンライン(テレワーカー)」ではありません。

つまり「オンライン」と「リモート」は、「インターネット技術を使うか」という点で異なります。オンラインはインターネットを使いますが、リモートは必ずしもインターネット回線につながっている必要はありません。本記事では以上の点を踏まえて、オンラインとリモートの違いを解説します。
 

「オンライン」と「リモート」の違い | インターネット回線接続の有無

オンラインは「繋がっている」状態、リモートは「離れている」状態を示します。つまり、オンラインはインターネット回線があることが前提ですが、リモートはオフラインでも成立するということです。
 

オンラインとは | テレワークとの親和性が高い

オンラインは、コンピュータやスマートフォンなどの機器がネットワークに接続された状態や、インターネット回線を介して別の機器に接続された状態です。このオンライン状態を前提としたのが「テレワーク」。総務省の定義によると、テレワークは「情報通信技術(ICT)」を活用し、時間や場所に縛られない働き方を指します。
 

リモートとは | 実は「リモート」は「オンライン前提」ではない

リモートとは本来、「離れた場所にあること」を意味する言葉です。リモートワークという言葉は、カフェやコワーキングスペースなど企業から離れた場所で働くことを指し、コロナ禍で注目され始めました。
リモートワークは「オフィス以外の場所で働くこと」すべてが該当し、あくまで「距離」に焦点が当たっていることがポイントです。
 
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2022年現在はどの企業もインターネット環境があるため、テレワークとリモートワークの違いが曖昧です。しかし、実際にはリモートワークはやり取りの手段を「オンライン」に限定しません。たとえば「オフィス以外で勤務可能だが、書類のやり取りは郵送で、会議は電話会議」という場合、テレワークではありませんがリモートワークに該当します

インターネット普及前から電話や郵送で社内外とやり取りしていて、自宅やカフェで仕事をしていたビジネスパーソンは、時代に先駆けた「リモートワーカー」だったと言えるでしょう。

なお、自宅でリモートワークを行う「在宅勤務」では、いかに快適で集中できる環境を整えるかが重要です。自宅で快適な「ワークスペース」を整える方法については、以下の記事をご参考ください。
自宅に快適ワークスペースを作る方法とおすすめの場所 - 狭くてもできるレイアウト例も -

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さまざまな働き方ができるようになったいま、自宅でのリモートワークも急増しています。自宅での仕事で求められるのは、快適なワークスペース。より仕事が捗り、効率も増す快適なワークスペースは自宅のどの場所に作ればいいのでしょうか。

「オンライン」「テレワーク」の代表的な連絡・会議の手段 | Zoom

テレワークでは、Web上のツールやシステムを使って連絡や会議を行うことが一般的です。現在では「Zoom」が代表的な連絡手段となっています。
 
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Zoomはインターネット環境があれば、パソコンやスマホで簡単にメッセージのやり取りやビデオ会議ができるため、世界中のビジネスパーソンが活用しています

(画像はZoom公式サイトより引用)
 
 
Zoomを含めた「社内コミュニケーションツール」については、より詳しく、以下の記事でおすすめ11選をご紹介しています。
【2022年版】社内コミュニケーションツールおすすめ11選|メリット/導入のポイントも -

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在宅ワークが一般化している現在では、「社内コミュニケーションツール」の導入が欠かせません。社内コミュニケーションツールの活用で、意思疎通や情報共有の円滑化が可能。本記事では、社内コミュニケーションツールのおすすめ11選とメリットをご紹介します。

「リモート」の代表的な連絡・会議の手段 | 電話

リモートワーカーもZoomやSlack、チャットワークなどのコミュニケーションツールを使います。しかし前述のとおり、リモートワークはオンライン前提ではないため、「電話」も代表的な連絡手段です。
 
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たとえば、電話を使ってアポイントメントを取る「テレアポ」は、「電話」を主体とするリモート勤務業務の代表例です。用意された顧客リストに従って電話を掛け、商品やサービスの購入を勧めるという業務内容なので、電話を使うリモートワークと相性が良い業種だといえるでしょう

「オンライン」「リモート」の違いは年々小さくなっている

「オンライン」と「リモート」の定義は異なりますが、近年では同じ意味で使われるケースが多くなっています。インターネット環境が当たり前の存在になったことが大きな理由です。通常の業務連絡や会議だけではなく、セミナーやイベントもオンラインで行われるケースが増え、いずれもZoomやSlackなどのツールを活用しています。
 
 

まとめ

「オンライン」と「リモート」の意味の違いについて解説しました。いずれも「会社から離れた場所で働く」点では同じですが、オンラインはインターネットを使うという「手段」に、リモートは離れた場所で働くという「距離」に焦点を当てた言葉です。しかし、現在はインターネット環境が当たり前になったので、その意味の違いはなくなりつつあります。
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