たとえば新型コロナ感染症対策の一環として、2020年4月には当時の安倍首相が「オンライン帰省」を呼びかけ、話題となりました。直接会うことによる感染症リスクを下げるだけでなく、交通機関の利用が少なく抑えられるといった効果もありました。
オンラインとは | 主に電子機器がインターネットにつながった状態のこと
1.インターネットに接続している状態
2.ネット上の(で)/コンピュータ上の(で)
3.動作中、稼働中
主にスマホやパソコン、タブレット、ゲーム機などの電子機器がインターネットにつながった状態を指します。また「ネット上の(で)」や「稼働中」といった意味もあります。
ちなみに、インターネットからの接続が切れた状態や現実社会での活動を表す言葉は「オフライン」。ネット上で知り合った人々と実際に会うときに使う「オフ会」の由来にもなっています。
「オンラインにする」ために必要なもの
・スマホ/タブレット、PC
・Wi-Fi環境:モバイルルーターなど
・その他:Webカメラ/マイクやビデオ会議ツール
既に手元にスマホやタブレットなど各種端末があり、WiMAXやSoftbank AirなどのWi-FI環境があれば、後は後述する手順でWi-Fi接続を行うだけです。 加えて「オンライン飲み会」「オンライン帰省」などを楽しみたい場合は、WEBカメラやマイクがあるとより高品質なビデオ通話が楽しめます。
オンラインにするには?iPhoneの設定方法
iPhoneをオンラインにするには、まず「設定」のアプリを開きます。【左】「機内モード」がオンになっていたら、【右】タップしてオフにします。
続いて【左】「Wi-Fi」をタップし、【右】オンにします。接続できるWi-Fiネットワークが表示されるので、選んで接続。初回の接続時には多くの場合パスワードが必要になります。自宅のWi-Fiならルーターの裏面などにパスワードが記載されていることが多いため、確認してみましょう。外出先の施設などで使用する場合は、店員やスタッフに聞いてみてください。
通信会社と回線を契約しているスマホなら「モバイルデータ接続」でもインターネットに接続可能。【左】「モバイル通信」をタップし、【右】「オン」にします。モバイル通信に際し必要となる通信に関わるプロバイダー利用料、電気使用料、パケット通信料等の諸費用は全て利用者の負担となりますので、不明な点がございましたら、接続前に一度契約詳細お確かめください。
「オンライン」の具体的な用例 | ビデオ通話を繋いだオンライン飲み会
飲み会や帰省をオンラインにすることで感染症リスクを抑えられるほか、多忙ななかでも自宅から気軽に実施できる点はメリット。一方、リアルには会えない点や、接続が面倒といったデメリットもあります。
オンライン飲み会のメリット・デメリット | 時間・場所の成約なし
オンライン飲み会なら、時間や場所を気にせず気軽に集まれます。また、自分で好きな食べ物・飲み物を用意できる点も嬉しいポイント。お酒が苦手な方は、無理に飲む必要もありません。一方、お店なら注文して終わりというところ、自分で準備するのが面倒という意見もあります。また接続がうまくいかないときはストレスを感じることも。お店ではないからこそ、際限なくだらだらと続いてしまいがちな点もデメリットといえます。
オンライン飲み会のやり方/必要なもの | おつまみ・お酒とビデオ通話アプリ
LINEはPC/スマホの両方から利用可能なビデオ通話アプリ。NTTドコモ モバイル社会研究所の調査ではスマホ・ケータイ所有者の81.6%がLINEを利用しているとのこと。60 代でも76.4%、70 代でも 69.0%とシニア層にも浸透しており、年代を問わず操作にも迷うことなく利用できるでしょう。
また大人数の場合はスマホだと相手の顔がよく見えない可能性があるため、パソコンを推奨。マイクやカメラがうまく設定できないといったトラブルがよくあるので、実施前に一度テストしておくことをおすすめします。
なお、ビデオ通話のため、データ通信量は大きくなります。Wi-Fiに接続されているか、しっかりと確認したうえで接続してください。
「オンライン」の具体的な用例 | 実家とビデオ通話で顔を合わせるオンライン帰省
オンライン帰省のメリット・デメリット| 家族を安心させられる
地元に帰る目的の1つは、家族に顔を見せること。ビデオ通話でもゆっくり顔を合わせて話せば、家族を安心させられます。また、帰省には時間や交通費がかかりますが、オンライン帰省なら必要なのはネット環境だけです。一方で、食事や地元のスポットなどは楽しめない点、家族がビデオ通話の設定に苦労しがちな点はデメリット。
オンライン帰省のやり方/必要なもの | 事前に操作方法を伝えるのが大事
まとめ | 多忙なときはオンライン飲み会・帰省を選択肢に
筆者は実家から近い場所に住んでいますが、60代の両親を「感染症のリスクにさらしていいものだろうか…」と不安を感じ、会わずにいました。その代わり、週に1度程度ビデオ通話をつなぎ、孫の顔を見せてあげるようにしています。オンライン帰省といった大げさなものではありませんが、気軽に顔を見てコミュニケーションがとれるのはありがたい限りです。
ぜひ、多忙でなかなか飲み会や帰省に割く時間がないという方は「オンライン化」を試してみてください。