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Microsoft Teamsでは、関係者間のやりとりがチャットで簡単に成り立つのはもちろん、通話やビデオ会議もさくっと始められます。また、チャットアプリでは探すのに手間がかかりがちなデータ/ファイルもうまく管理可能。ほかのアプリと連携させることでさらに使い勝手はよくなります。
Microsoft Teamsの基本的な使い方 | コミュニケーションを1カ所にまとめられる!
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アクティビティ | Teams上の活動記録、お知らせなど |
チャット | グループ/個別のチャットのやりとり |
チーム | 参加中のチーム/チャネルへの投稿および確認 |
カレンダー | ビデオ会議の開催や会議スケジュールの設定 |
通話 | グループ/個別での通話 |
ファイル | Teams上で共有されたファイルの管理など |
アプリ | ほかのアプリとの連携 |
Microsoft Teamsの料金プラン | 大企業でなければ無料版でも十分
ただし、Teamsの無料版でもチャットが無制限でできたり、最長60分のグループ会議を無制限で実施できたりと十分な性能。よほど長時間や大人数の会議を開催しない限りは無料版でよいでしょう。
Microsoft Teamsの始め方 | ブラウザ・デスクトップ・スマホの3択
まずはMicrosoft Teamsにアクセスします。
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「無料でサインアップ」をクリック。メールアドレスなど必要な情報を入力して登録を進めます。
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「Teamsをどのように使用しますか?」と聞かれるので、使用用途に合わせて回答を選択します。ただし、チーム作成などができるのは「仕事と組織向け」のアカウントだけであるため注意が必要です。
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今回はブラウザのまま開くので「代わりにWebアプリを使用」をクリック(デスクトップアプリを使う場合は「Windowsアプリを入手」を選択)。あとは名前などを設定すれば完了です。
Microsoft Teamsのチーム・チャネルの作り方 | グループ分けにはチャネルが便利
たとえば営業部という大きなチームのなかに、A地区担当・B地区担当という小さなチャネルを作成することで、必要に応じて連絡先を使い分けられます。
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まずはチームを作成しましょう。【①】サイドバーの「チーム」をクリックし、【②】「チームを作成」をクリックします。入力欄が出てくるので、メンバーの名前を打ち込みましょう。最後にチームへのアクセス制限(プライベートやパブリックなど)を設定すれば完了です。
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チャネルを作成するには、該当するチーム名の横の「・」が3つ並んだボタンをクリックし、「チャネルを追加」を選択。チャネル名や説明欄を入力し、プライバシー設定をすればチャネルが完成します。プライバシーを「プライベート」に設定する場合は、続けてメンバーの選定が必要になります。
Microsoft Teamsでチャットをする方法 | チーム・チャネル・個別を使い分けよう
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チームやチャネル全体に連絡するには、【①】該当するチーム/チャネルを選択して、【②】画面下部の入力欄に「@+相手の名前」、続けてメッセージを入力します。チーム全体に連絡したい場合は「@team」、チャネル全体に連絡したい場合は「@channel」と入力することで、候補となるチーム/チャネルを選択できます。
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1対1の個別チャットや少人数のみへの連絡をしたい場合は、サイドバーの「チャット」を選択、【①】右上の「新しいチャット」アイコンをクリック、【②】「新しいチャット」が表示されるのでクリック。【③】入力欄に相手の名前などを打ち込むと候補者が出てくるので選択。あとはチーム/チャネルでの投稿と同様に画面下部の入力欄にメッセージを打ち込めばOK。
Microsoft Teamsでビデオ会議をする方法 | 「今すぐ/予約」どちらも可能
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Microsoft Teamsでビデオ会議を始めるには、サイドバーの「カレンダー」を選択。右上に表示された「今すぐ会議」「新しい会議」のどちらかをクリック。後者を選べばスケジュールの設定が可能。
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ビデオ会議中の基本的な操作方法はZoomなどと大きく変わらず、感覚的に操作できます。
Microsoft Teamsと連携できるおすすめアプリ | 社外との連携やタスクの可視化に
Slack | 異なるプラットフォーム同士でも簡単に会議できる
利用者が多いため、Microsoft Teamsを使ううえで「取引先がSlackを使っており、うまくつなぎたい」という場面は出てくるはず。Slackには「Microsoft Teams Calls」という機能があり、それを使えば先方はSlack、自社はMicrosoft Teamsでそのままビデオ会議が可能になります。
Trello | メンバーのタスク・進捗管理におすすめ
Microsoft Teamsでは、タスクに関する報告や相談は可能なものの、全体の管理はスプレッドシートなどほかのツールに頼らざるを得ません。
Trelloと連携すれば、Teams上でTrelloのボードを確認・操作できたり、Trello上で起きたタスクの変化についてTeamsで通知を受けたりといったことが可能になります。
まとめ | Microsoft Teamsにコミュニケーションをまとめるのも、1つの手
在宅ワークが浸透してきた昨今、チャットツールやビデオ会議ツールを使ってコミュニケーションをとる機会は格段に増えました。しかし、SlackやChatwork、Trelloなど必要に応じてさまざまなツールを導入した結果、かえってわかりづらくなることも。筆者もこれらのツールを日常的に使用しており、複数のツールから通知が来てつい見逃してしまうといったケースもあります。
Microsoft Teamsはチャット・通話・ビデオ会議・ファイル共有など多様なコミュニケーション機能を持ち、かつ外部アプリとの連携機能も充実しているため、Teamsでまとめて管理するのも1つの手だといえます。ぜひコミュニケーションの効率化に活用してみてください。