多くの企業が在宅勤務に以降した際、社内向けのセミナーや集客向けのウェビナーもYouTubeライブで行われる頻度が増えました。オンラインイベントは、従来のイベントと比較して、参加者が地理的な制限を受けないため、参加者数を拡大することが可能。後から何度でも視聴することができるため、情報発信の効果を高めることができます。
しかし、2021年のYouTubeの規約改定によって、必要なチャンネル登録者数が1000人以上から50人以上まで大幅に引き下げられることに。
とはいえ、登録者数が1000人未満だと配信に制限があったり、その他にも配信条件が存在します。
今回はYouTubeライブを配信するための条件や、登録者数1000人未満の場合の制限などを解説します。
YouTubeのライブ配信を行う主な「配信条件」
【モバイルの場合】登録者50人以上 | 「1000人以上」の条件は撤廃済み
ただし、「50人以上1000人未満」の場合、以下のような制限があります。
・配信の視聴者数に制限がある
・YouTubeライブ配信後にアーカイブがデフォルトで非公開になる
これらの制限は、チャンネル登録者数が 1,000 人に到達後、一定期間経過するとなくなります。
アカウントを「確認済み」にする
【1】YouTubeへログインし、右上の①動画作成アイコンをクリックし、②「ライブ配信を開始」をクリックします。
【2】YouTubeスタジオが起動し「ライブ配信へのアクセスのリクエスト」画面が開くので、③「リクエスト」をクリックすると、電話による確認を求められるので「確認」をクリックし、画面の指示に従い電話番号認証を行いましょう。なお電話による確認方法は確認コードを「SMSで受け取る」または「電話の自動音声メッセージで受け取る」のどちらかを利用できます。
過去90日以内にライブ配信に関する制限が適用されていない
ライブ配信が制限されるのは、以下のいずれかに該当する場合です。
・チャンネルがコミュニティ ガイドラインの違反警告を受けた場合
・ライブ配信またはアーカイブしたライブ配信が著作権侵害による削除の通知を受けた場合
・ライブ配信が、著作権保護された別のライブ配信と一致していた場合
ライブ配信の作成数が 1 日の上限に達したときも制限がかかりますが、この制限に関しては24時間で解除される場合があるため、24時間経過した後、再度試してみましょう。
また、ヘイトスピーチや暴力を助長するコンテンツと見なされ、機能が無効になっている動画が相当数に上るチャンネルの場合、ライブ配信機能が無効になる場合があります。
【PC向け】YouTubeでライブ配信を行う方法
【1】YouTubeまたはYouTubeスタジオへログインし右上の動画作成アイコン→「ライブ配信を開始」をクリックすると、上記画像のように「新しいYouTubeライブ管理画面へようこそ ライブ配信をいつ開始しますか?」という画面が表示されます。ライブ配信を「今すぐ」行うか「後で」行うか聞かれるので、どちらかの「開始」ボタンをクリックすると、「配信の方法を選択してください」と表示されるので「内蔵ウェブカメラ」か「ストーリーミングソフトウェア」のどちらかを選択します。
【2】「配信の作成」画面に進むので、画面に従って配信の詳細、カスタマイズ、公開設定を入力または選択し、「ライブ配信を開始」をクリックすると、YouTubeライブのリアルタイム配信を開始することができます。
【モバイル向け】YouTubeでライブ配信を行う方法
【1】スマートフォンまたはタブレットで「YouTube」アプリを開き、画面下部の①「+」ボタンをタップします。【2】「ライブ配信を開始」をタップして配信設定を行い、「ライブ配信を開始」をタップすると、YouTubeライブのリアルタイム配信を開始することができます。
チャンネル登録者数1000人未満のライブ配信に対する主な制限
配信の視聴者数制限とアーカイブの非公開化
収益化 | 広告収益・スパチャともに「登録者数1000人以上」が必須
チャンネルがYPPへ参加申請するためには、以下のいずれかの条件を満たしていることが必要となります。
・ チャンネル登録者数が 1,000 人以上、かつ有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上である
・チャンネル登録者数が 1,000 人以上、かつ有効な公開ショート動画の視聴回数が直近の 90 日間で 1,000 万回以上である
収益化を目的とする場合、視聴者からのスパチャは特に重要です。
まとめ
収益化を目指すにしろ、他のサービスの導入やサポートとして利用するにしろ、配信目的を明確にするのがYouTube運営では重要です。