タッチタイピング(ブラインドタッチ)が早くなるコツや練習方法【テレワーク時代の意外な必須スキル】

タッチタイピング(ブラインドタッチ)をマスターするには、指の使い方やホームポジションを覚えて練習することが大切。そこで、具体的な指使いやタッチタイピングが早くなるコツと練習方法を紹介します。

テレワークはパソコン作業が必須。そしてパソコン作業の効率をあげたいならタッチタイピング(ブラインドタッチ)の習得は必須。タッチタイピングを習得する機会のないまま働き始めてしまい、デスクワークでタイピングが遅く、仕事の効率が悪く損をしている方もいるのではないでしょうか。
逆に言えばタッチタイピングの習得は、仕事を効率化させるチャンスであるともいえます。

そこでこの記事では、タッチタイピングが早くなるコツや練習方法をご紹介。タッチタイピングの習得でどのくらい仕事が効率化できるかどうかも検証しました。
 
 

テレワーク時代の生産性に意外と重要な「タッチタイピング(ブラインドタッチ)」

テレワーク時代に必要なスキルといえば、Zoomやオンラインでのコミュニケーション能力が一番に挙げられがちですが、意外と重要とされているのが「タッチタイピング(ブラインドタッチ)」。仕事の効率面から見ても、タッチタイピングの習得は重要です。
 
 

タイピングが早くなれば作業効率は2倍上がる

パソコンの作業効率を上げたないなら、タッチタイピングの習得がかかせません。タッチタイピングを習得していない場合と、タッチタイピングとでどのくらいの差があるのか実際に検証してみました。
 
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こちらは両手の人差し指のみを使って入力した場合のスコアです。普段からパソコン入力に慣れている筆者でも、人差し指だけの入力を行うと254文字打つのに1分50秒かかっています。

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こちらはタッチタイピングで入力した場合のスコアです。正確率はほとんど変わりませんが、入力時間は約1分も短縮。作業効率は約2倍になっています。

タイピングにさらに時間がかかっている人なら、タッチタイピングを習得するだけで作業効率を2~3倍にアップさせることができるでしょう。
 
 

「スマホしか使わない」「家にPCが無い」層も増えている

ビジネスに必須のパソコンですが、LINEが2023年上半期に行った「インターネットの利用環境 定点調査」によると、96%の人がスマホを使ってインターネットを利用しているのに対し、パソコンも使うと回答した人の割合は38%(うちパソコンのみの利用は1%)。パソコンの利用率は年々少なくなってきており、パソコンに触れる機会が少なくなってきていることが分かります。

つまり社会人になっても、「タイピングが苦手で仕事が遅い」という人もいるということです。対面での仕事は得意でも、テレワーク、ハイブリッドワークなどで在宅での仕事となると生産性が落ちる可能性があります。

〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2023年上期)
 
 

タイピング速度は副業などにも役立つ

タイピングスキルがあれば、データ入力などの副業にも役立ちます。タイピング速度が速いほど効率よく入力できるため、そのままタイピングスキルが報酬にも反映されます。タイピングスキルを磨いて損になることはないので、習得しておくといいでしょう。
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正しいタイピングのやり方

タイピング速度を上げるには、いくつかのコツがあります。まずは、タイピングするときの基本的な指の配置と入力の仕方をおさらいしておきましょう。
 
 

左の人差し指を「F」、右の人差し指を「J」にセットする

タッチタイピング速度を上げたいなら、キーボードに置く指の位置が重要です。正しい位置に指を置くことで、無駄な動きを減らして素早くタイピングできるようになります。
 
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慣れないうちは、指の配置図を見て正しい指でタイピングできているかを確認しながら入力していきましょう。

タイピングするときは、「ホームポジション」と呼ばれるキーボードの「ASDFGHJKL+」の配列に指がくるように手を軽く置きます。
このとき、左の人差し指が「F」、右の人差し指が「J」に当たるようにし、残りの指は隣のキーに軽く置きます。

つまり、左手は小指が「A」、薬指が「S」、中指が「D」、人差し指が「F」がくるようにキーボドに置き、右手は小指が「+(れ)」、薬指が「L」、中指が「K」、人差し指が「J」になるようにします。なお、親指はどのキーボードにものせません。
 
 

「決められた指」で「決められたキー」をタイプする

また文字を入力するときも、「キー」を押す指が決まっています。たとえば、画像で示したように、「!」「Q」「A」「Z」を入力するときは左手の小指、「&」「Y」「H」「N」「7」「U」「J」「M」の入力は右手の人差し指を使います。

特に真ん中の配列は、縦の並びで見ると「Y」と「B」は同じ列ですが、「Y」は右手の人差し指、「B」は左手の人差し指で押すのが正しい入力の仕方です。間違えないようにしましょう。
 
 

文字を打つ度に指をホームポジションに戻す

タイピングするときの指の配置は、常に「ホームポジション」です。文字を打っていない指は常にホームポジションの配置にセットしておき、文字を打ったあとはできるだけ早くホームポジションに指を戻すようにします。

キーボードを見ずにタイピングができる理由は、ホームポジションを中心にキーの位置を覚えているためです。ホームポジションの位置がズレると、打ち込むキーの位置もズレてしまうため、入力後は正しいホームポジションに指を戻すように常に意識しましょう。
 
 

タッチタイピングが早くなるコツや練習方法

基本の指の置き方が分かったら、次にタッチタイピングが早くなる練習をしていきます。コツを掴むと打ち間違いなどのミスも少なくなってくるため、次で紹介するポイントを意識しながら練習していきましょう。
 
 

常に指の「ホームポジション」を意識

先に述べたように、指の配置は常に「ホームポジション」を意識します。ホームポジションに指があると、ほかのキーを入力するときに指を動かす範囲が最短で済むため素早い入力が可能です。また、無理のない指の動きができるため疲れにくいというメリットもあります。

左の人差し指を置く「F」と、右の人差し指を置く「J」のキーには突起物があるため、最初のうちは突起物を目安にして、目線をキーボードに向けなくてもホームポジションに戻せる練習をしてみましょう。
 
 

「い」「う」「お」「あ」「え」を指に覚えさせる

タッチタイピングの入力は、日本語入力ではなくローマ字入力が基本です。そのため、文字の配列から入力しやすい「い」「う」「お」「あ」「え」の練習からはじめるのがおすすめです。

この配列は、ホームポジションから指を大きく動かさなくても入力できるため、「ホームポジションを保ったまま入力する」、「ホームポジションに指を素早く戻す」という練習にもなります。初めのうちは、入力スピードよりも正しい指を使って入力することを意識することが大切です。
 
 

まずは短い言葉から練習

指の正しい動かし方が分かったら、まずは短い言葉から練習してみましょう。長文を入力するよりも、単語などの短い言葉を繰り返し練習するほうが早く上達します。
 
 

タイピングゲームで遊んでみる

練習におすすめなのがタイピングゲームです。ゲーム感覚で遊んでいるうちに、だんだんとタイピングが上手になっていくはずです。レベルがあり、徐々に難しくなっていくため自分のレベルをチェックしたり上達度をはかるのにもおすすめです。
 
 

おすすめのタイピングゲーム一覧

おすすめのタイピングゲームは、以下の2つです。
 
 

寿司打

タイピング練習として有名なのが「寿司打」です。
 

画面に単語が表示されるので、お寿司が流れていくまでに入力できればお寿司をゲットできるというルール。制限時間が設けられていますが、ミスをしないで入力できれば連打メーターが貯まり残り時間が追加されるという仕組みです。

引用元: 寿司打

正しく打ったキーの数や、ミスタイプ数のほか、ランキングも表示されるので楽しみながらタイピングを習得できます。
 
 

e-typing

e-typing」は「入力するキー」と「使う指」が表示されるため、どの指を使ったらいいのか分からないという初心者にもおすすめのタイピングゲームです。
 
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終了後は、入力ミスをした文字から苦手とするキーを教えてくれます。苦手をみつけて克服するのにもぴったりです。

まとめ

タッチタイピング(ブラインドタッチ)が早くなると、効率よく文字を入力できるようになるため仕事の生産性があがります。パソコン操作が必要な場面は多く、様々な仕事に応用できるので、ぜひタッチタイピングをマスターしておきましょう。