在宅勤務やハイブリッドワークが一般的になる中、仕事とプライベートの切り替えに苦労している人も多いでしょう。自宅での作業は、通勤の手間が省けるなどの利点がありますが、仕事とプライベートとの間に境界線を引くのは意外と難しいもの。
そこでこの記事では、効率的にオンオフを切り替える方法や、会社側に求められるサポート方法をご紹介します。
【仕事から家】オフへの切り替えのコツ
仕事から家、つまり仕事のスイッチをオフに切り替えるコツには「仕事のメールや電話を必要以上にチェックしないこと」や「仕事とは全く関係がないことをすること」が挙げられます。
仕事のメール、電話を必要以上にチェックしない
プライベートの時間でも仕事のメールやビジネスチャット、電話は気になってしまいがちですが、必要以上にチェックしないこともおすすめ。
たとえば「今日、この時間からは完全にプライベート」と決めたら、ビジネスチャットの通知を切ってしまうのも良いでしょう。
たとえば「今日、この時間からは完全にプライベート」と決めたら、ビジネスチャットの通知を切ってしまうのも良いでしょう。
「Chatwork」や「Slack」など仕事で使用しているツールの通知を自宅では切っておくことで、必要以上に気にしないで済みます。
この方法では本当に重要な連絡も見逃してしまいそうになりますが、仕事上で繋がりがある人には「本当に緊急の際には、電話番号に連絡する」ように事前に頼んでおくと良いでしょう。
その電話がかかってきた時だけは緊急対応をし、そうではないときはオフモードで過ごすと割り切ってしまいましょう。
その電話がかかってきた時だけは緊急対応をし、そうではないときはオフモードで過ごすと割り切ってしまいましょう。
仕事とは全く関係がないことをする
仕事のモードがオンの時であれば、絶対にやらないようなことをするのもオフへの切り替えとしておすすめです。
ちなみに筆者の場合は、完全に今日は1日オフで過ごすと決めたら、可能な限りスマホの通知を切った上でオープンワールド系のテレビゲームを1日中プレイすることがあります。
仕事モードが「オン」であればゲームを何時間もするのは生産性がない行動ですが、「オフ」の時であればそうした時間の使い方をしてもよいと頭を切り分けています。
あえて「無駄なこと」をすることで何となくオンオフが切り替えられる感覚があります。
あえて「無駄なこと」をすることで何となくオンオフが切り替えられる感覚があります。
【家から仕事】オンへの切り替えのコツ
仕事をはじめるとき、つまり仕事スイッチを「オン」にするコツは「仕事を始める際の習慣を作ること」や「できれば小さなタスクから取り掛かり、徐々にスイッチを切り替えること」などが挙げられます。
「仕事を始める」際の習慣を作る
たとえば「仕事を始めるときはコーヒーを飲む」「仕事を始めるときはまず好きな経済情報誌を読む」など仕事を始める直前のワンステップを習慣にしてみましょう。
そのワンステップは、自分にとって「楽しい」「ポジティブ」「リッチ」なものだと良いでしょう。たとえばコーヒーだったら自分好みのリッチな味であればモチベーションも上がり、毎朝がちょっと楽しみにもなります。
そのワンステップは、自分にとって「楽しい」「ポジティブ」「リッチ」なものだと良いでしょう。たとえばコーヒーだったら自分好みのリッチな味であればモチベーションも上がり、毎朝がちょっと楽しみにもなります。
できれば小さなタスクから取り掛かり、徐々にスイッチを切り替える
最初に取り掛かる仕事がものすごくヘビーな内容の場合、どうしてもスイッチの切り替えは難しくなってしまうもの。仕事を始めるのが億劫になりますよね。
この場合、できる限り「小さなタスク」から始めるのがおすすめです。
この場合、できる限り「小さなタスク」から始めるのがおすすめです。
そして、いきなりボリュームも内容も重い「成果物A」を作ろうとすると仕事に取り掛かることが憂鬱になってしまいますが「成果物A」を完成させるための「タスクA-1」だけまずは着手すると考えると気が楽になることも。
このようにいまひとつ頭が切り替わっていないなと感じた場合、できれば小さなタスクから取り掛かりましょう。そのタスクを問題なく解消できたら徐々により本格的な業務へと移っていくと、スムーズに仕事に取り掛かることができます。
このようにいまひとつ頭が切り替わっていないなと感じた場合、できれば小さなタスクから取り掛かりましょう。そのタスクを問題なく解消できたら徐々により本格的な業務へと移っていくと、スムーズに仕事に取り掛かることができます。
こまめに休憩する
細かく分解したタスクを消化するたびに、こまめに休憩をとるのも良いでしょう。
ちなみに筆者のおすすめは、まず在宅の場合は「タスクを複数消化したら15分休む」こと。眠かったら15分以内であれば寝てもいいと自分自身に許可をしています。
そして出社の場合、フリーアドレス制の座席の企業や、フリースペースや個室ブースがある企業であれば「タスクを複数消化したら席を変える」のがおすすめ。
たとえば午前中のタスクは普通の席で行い、午後のタスクはフリースペースの一角や個室ブースで行うといった形で仕事をすると気分が変わりやすく、座席を変えること自体がちょっとした休憩にもなります。
ちなみに筆者のおすすめは、まず在宅の場合は「タスクを複数消化したら15分休む」こと。眠かったら15分以内であれば寝てもいいと自分自身に許可をしています。
そして出社の場合、フリーアドレス制の座席の企業や、フリースペースや個室ブースがある企業であれば「タスクを複数消化したら席を変える」のがおすすめ。
たとえば午前中のタスクは普通の席で行い、午後のタスクはフリースペースの一角や個室ブースで行うといった形で仕事をすると気分が変わりやすく、座席を変えること自体がちょっとした休憩にもなります。
どうしても「オンオフがうまく切り替わらず、ダラダラしてしまう」場合はどうすればいい?
オンオフを切り替えたくても、どうしても体が言うことを聞かない時はどうすればよいでしょうか。
どうしてもやる気がでない時もありますよね。
「ダラダラ休む」「ダラダラ仕事をする」には意味がないと理解する
仕事のことを考えながら「ダラダラ休む」ことや、休みたいと思いながらも「ダラダラ仕事をする」のはどちらも生産性においてはマイナスになります。
休むと決めたら、その時間をしっかりとリラックスに使い、心身をリフレッシュさせましょう。また避けられない仕事があるなら、集中して短時間で取り組みましょう。
休むと決めたら、その時間をしっかりとリラックスに使い、心身をリフレッシュさせましょう。また避けられない仕事があるなら、集中して短時間で取り組みましょう。
「宣言」をする
信頼できる友人や同僚に「◎時までに絶対に終わらせる」など具体的な期限を設定して宣言することで、自分自身の責任感が増し、やる気もアップします。
自身の意気込みを周囲に宣言するのも効果的です。
また、社内のビジネスチャットで公に目標を宣言するのもおすすめです。
オンオフの切り替えを会社側がサポートするには?
社員の「オンオフの切り替え」は、会社側もサポート可能です。たとえば営業時間外の連絡を避けたり、有給休暇の取得を奨励することなどで、社員のワークライフバランスの改善を手助けし、モチベーション管理をすることができます。
営業時間外や休日には仕事の連絡をできるだけしない
従業員がプライベートな時間を大切にできるように、営業時間外や休日には仕事の連絡を控えましょう。
有給休暇の取得を奨励する
有給休暇の取得を積極的に奨励することも重要。従業員がしっかりと休息を取れる環境を作りましょう。
重要度の高い意思決定などは対面で迅速に行う
重要な意思決定などは対面でしっかりとコミュニケーションを取り、その他の日常的な決定を現場にゆだねることで、従業員は自律的に仕事を進めることができ、マイクロマネジメントの必要性が減ります。営業時間外や休日の仕事の連絡が減ることによって、従業員のオンオフの切り替えもスムーズになるでしょう。
まとめ
この記事では、オンオフの切り替えのコツとして、仕事の通知をオフにする、趣味に没頭する、小さなタスクから始めるなどの実践的な方法をご紹介しました。従業員の努力と同時に、会社側のサポートも重要です。上手にバランスを取り、生産性と満足度の向上を目指しましょう。
以上、コクヨが運営するテレワークメディア「在宅百貨」がお届けしました!
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