「毎日がつまらない」と感じてしまう原因は?約2割が「つまらない」と感じている傾向

2割の人が感じている「毎日がつまらない」という感覚。この記事ではその原因と対処法をご紹介します。

ハイブリッドワークや在宅勤務が定着する中、同僚との交流など「対面での関わり」が減ったことで、気楽さを感じる反面、退屈さを感じる人や、テレワークでは仕事での承認欲求が満たされないと感じる人もいるでしょう。
 
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こうした「毎日つまらない」というネガティブな感情は、仕事にもプライベートにも悪影響を与えてしまいます。

そこでこの記事では「毎日がつまらない」と感じる原因と、楽しさを取り戻す方法をご紹介します。
 
 

「毎日がつまらない」と感じている人の割合は?

博報堂生活総合研究所が2022年に行った調査(調査対象:20代~60代の男女)によると、「あなたの生活は、楽しいですか?」という質問に19.1%の人が「楽しくない」と回答。
つまり、現役世代の約2割が「生活が楽しくない」と感じているといえるでしょう。
 
 

男性の方が「つまらない」と感じている割合は高め

先ほどの調査結果をさらに詳しく見ると「楽しくない」と回答した内訳として、男性は22.2%。女性は16.0%という結果となっています。
つまり、男性の方が6.2ポイント高く、「生活が楽しくない」と感じているようです。
 
 

「毎日がつまらない」と感じてしまいがちな原因は?

「毎日がつまらない」と感じる原因はさまざま。性別や年齢によっても異なりますが、その背景の多くには、生活や環境や心の変化が影響していると考えられます。
 
 

好奇心が薄れている

「つまらない」と感じる原因のひとつとして、自分のやりたかったことが良くも悪くもひと段落し、次にやりたいことを見失い、物事に興味や関心を持とうとする感情が薄れてしまっていることが挙げられます。

中でも40代~50代は、進学や就職、結婚など環境が変わるイベントが一段落する時期。さきほどの調査結果でも年代別で「毎日が楽しくない」と回答している割合が最も高いのが50代(22.3%)、次いで40代(19.9%)となっています。ライフステージの安定が「毎日がつまらない」という思いを抱く原因になっている可能性があります。
 
 

仕事への意欲が薄れ、仕事の成果にも満足できない

仕事意欲が低下し、自分の成し遂げた成果に納得や満足がいかないと感じることも、毎日がつまらなくなってしまう理由のひとつ。仕事の結果が思い通りにならないことで、自己肯定感が下がり、より「つまらない」気持ちが強まりやすいです。
 
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このため、「つまらない」と感じることが仕事への意欲を失わせ、結果に満足できず自己肯定感が下がり、また「毎日がつまらない」と感じてしまうという負のループに陥りがち。

仕事とプライベートのバランスが崩れている

仕事とプライベートのバランスが取れていないと、つまらないと感じてしまうことがあります。
人により理想とする仕事とプライベートのバランスは異なりますが、たとえばプライベートに偏りすぎると「仕事の結果に満足ができない」→「自己肯定感が下がる」という負の連鎖を生んでしまう場合もあります。逆に仕事に偏りすぎても、プライベートでの充足度が無く「つまらない」こともあるでしょう。
仕事とプライベートのバランスが崩れていそうなときは、まずは有給休暇を取得して休みつつ、働き方を見直してみましょう。
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自分の個性や強みを評価してくれる他者がいない

つまらないと感じる人の中には、自分の成し遂げたことが正当に評価されていない、自分の成長を実感できないと感じている人もいるでしょう。
たとえば若いころはさまざまな経験を経て周囲から評価されていても、年齢が上がると、自然と評価をする側に回ることになります。自分を客観視してくれる人が減ると、自分自身の成長を実感する機会も減ってしまい、好きな事をしていても毎日がつまらないと感じる人もいます。
 
 

「好奇心」を取り戻す方法

退屈に感じる毎日から抜け出し「好奇心」を取り戻すためには、新しい発見を感じることが大切です。
たとえば行ったことのない場所に旅行に行ってみたり、新しい人と出会う機会を作ることが大切です。仕事の中で「新しい発見」を物理的に感じるためには、ワーケーションもおすすめの方法の1つです。会社員の方が仕事を休むことなく、新たな環境に身を置くことができます。
在宅百貨では編集部のメンバーが実際にワーケーションを行ってみたり、ワーケーションやテレワークの有識者の方々へのインタビューを実施しています。以下の記事一覧ページよりご覧ください。
ワーケーション -

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毎日がつまらないと感じてしまう人の特徴は?

「毎日がつまらない」と感じている人にはいくつかの特徴があります。
まず物事をネガティブに考える傾向がある人。たとえば、仕事でミスをした時に「自分は能力がない」と思い込んだり、他人と自分をすぐに比べたり。自分を認める力が少ないと「自分の人生は不幸だ」と否定的に感じやすくなります。

また「行動力がない人」もその傾向があります。そのため、先入観にとらわれず選択肢を広げていくことが重要です。また、健康面から「毎日がつまらない」と感じる人も。過度な疲れは禁物です。しっかりと休養して健康を維持しましょう。
 
 

他者との緊張感ある関係も大切に!でも無理はしないように

毎日同じような生活パターンが長く続くと、変化のない日々から「毎日がつまらない」と感じてしまいやすくなります。
テレワークの普及で、人との関わりでのストレスが減る一方で、退屈さを感じる人も。また性別や年齢によるライフステージの変化が仕事に影響しつまらなさの原因になっているケースもあります。

緊張感のある他者との関係も大切で、身体と心のバランスも大切です。無理はしないよう、日常のコミュニケーションや新しい発見から好奇心を持ち続けていくのをおすすめします。