【3タイプ】昇降デスクの種類とそれぞれの特徴
自分に合った昇降デスクを見つけるためには、まずは種類とそれぞれの特徴を把握することが大事です。電動式、ガス圧式、手動式と、3タイプの特徴を紹介します。
①電動式:高さ調整が簡単
電動式は、昇降デスクの中で最もスタンダードなタイプ。ボタンを押すだけで簡単に高さを調節することが可能です。無段階で昇降できるため、自分に合った身長や姿勢の高さに調節できます。
また、メモリー機能が付いているものなら、指定した高さが記憶されて便利です。自動停止機能があれば障害物にぶつかると自動で止まるため、事故を防ぐことができます。電動式はツインモーター式が多いですが、シングルモーターの方が少し軽量です。
②ガス圧式:電源が不要
ガス圧式は、オフィスチェアーのようなガスシリンダーを内蔵しているため、電源が不要です。サイドレバーなどで手軽に昇降できますが、細かい調整が難しかったり、下げる際に体重をかける必要があったりと、使う際は少し慣れが必要かもしれません。
③手動式(ハンドル式):手に取りやすい価格帯
手動式(ハンドル式)は、ハンドルを回して天板を昇降させるタイプです。手動で昇降するため電源が不要で、ガス圧式と同じくさまざまな場所に設置できます。一番手に取りやすい価格帯ですが、他の種類と比べると天板の調整が大変なので、高さを変えずに使っている人も多いようです。
昇降デスクのメリット・デメリットって?
昇降デスクにはメリット・デメリットがあります。それぞれを把握した上で、自分に合うものを見つけましょう。
メリット:姿勢の改善、眠気・むくみの解消
メリット①姿勢の改善・ストレートネックの予防
昇降デスクのメリット1つ目は、姿勢の改善やストレートネックの予防につながるところです。ストレートネックとは、本来であれば首の骨(7つ)が緩やかなカーブを描いているのに対して、まっすぐになっている状態のこと。うつむき姿勢を長時間続けると、ストレートネックになりやすいと言われています。
昇降デスクのメリット1つ目は、姿勢の改善やストレートネックの予防につながるところです。ストレートネックとは、本来であれば首の骨(7つ)が緩やかなカーブを描いているのに対して、まっすぐになっている状態のこと。うつむき姿勢を長時間続けると、ストレートネックになりやすいと言われています。
昇降デスクで個人の身長・体格に合わせた高さが実現できると、身体にやさしい姿勢につながります。立位姿勢をとれることで自然な体勢を意識できるので、姿勢の改善やストレートネックの予防になるのです。
メリット②眠気・むくみの解消
昇降デスクで立ち座りを繰り返すと血流が良くなります。それによって脳への血の巡りが改善されて眠気を感じにくくなる、足のむくみの解消につながるところも昇降デスクのメリットです。
昇降デスクで立ち座りを繰り返すと血流が良くなります。それによって脳への血の巡りが改善されて眠気を感じにくくなる、足のむくみの解消につながるところも昇降デスクのメリットです。
デメリット:価格、同じ姿勢の連続、配線の工夫
デメリット①価格
昇降デスクは比較的高価なものが多く、安いモデルでも一台1万円から、電動のものだと5万円からが目安です。
昇降デスクは比較的高価なものが多く、安いモデルでも一台1万円から、電動のものだと5万円からが目安です。
デメリット②同じ姿勢の連続
在宅ワークでは、動くことを意識していないと「立ちっぱなし」「座りっぱなし」になってしまいます。昇降デスクを使った長時間の立ち仕事は疲れを感じるため、約1時間ごとに15分程度、座位姿勢へ変えるのがおすすめです。
在宅ワークでは、動くことを意識していないと「立ちっぱなし」「座りっぱなし」になってしまいます。昇降デスクを使った長時間の立ち仕事は疲れを感じるため、約1時間ごとに15分程度、座位姿勢へ変えるのがおすすめです。
デメリット③配線の工夫が必要
昇降デスクはデスクが上下するため、電気式の場合はケーブル配線を工夫する必要があります。
昇降デスクはデスクが上下するため、電気式の場合はケーブル配線を工夫する必要があります。
【シチュエーション別】自分に合う昇降デスクの選び方
昇降デスクを選ぶ際は、調節できる高さ、天板の形とサイズ、収納、設置や移動のしやすさを考えると、自分にぴったりなものを購入できます。ここでは、それぞれチェックしたいポイントを紹介します。
調整できる高さで選ぶ
昇降デスクを選ぶ際は、調節できる高さが重要です。理想は、天板に腕を下ろした時の内肘の角度が90度になる高さです。
ただし、イスの高さや身長の違いによって理想とする天板の高さは変わってきます。低めのイスに座って作業することがある場合は、高さを70センチ程度に調節できるデスクがおすすめです。身長が高い人が立って使う場合は、高さを120センチ以上に調節できるものを選んでみてください。
天板の形とサイズで選ぶ
パソコン一台を載せるなら、天板のサイズは幅60センチくらいがちょうど使いやすいでしょう。2人で作業する、もしくはディスプレイを複数台載せる場合は、120センチ以上のものを選ぶと安心です。
また、昇降デスクの天板は長方形とL字型など種類があります。しかし、販売されているものは長方形モデルがほとんど。そのため、長方形モデルで探すと選択肢が広がります。一方の天板がL字型のデスクは、デッドスペースになりやすい角も有効活用できるところが魅力的です。天板のサイズや形は、自分が作業したい場所や環境に合うものを探しましょう。
収納の豊富さで選ぶ
昇降デスクは、キーボードを収納できるスライダーや、配線を通すケーブルホルダー付きが便利です。ケーブルホルダーがあれば、ケーブルをまとめられるのでデスク周りがごちゃごちゃしません。
その他、天板下にラックが付いているものなら、資料や小物など卓上の物を収納できて、すっきりとした見た目を作れます。
設置を考えて選ぶ
昇降デスクの重さは10キロ程度のものから、重い商品だと20キロを超えるものもあります。頻繁に移動させる場合は、キャスター付きのものがおすすめ。転がすだけで良いので、一人でも簡単に動かせます。キャスターロックが付いているものであれば、固定もできて安心です。
また、稼働時の耐荷重も確認しておくと移動する時の不安もなくなりますよ。
昇降デスクを使いながらできる、おすすめの体操3選
最近、在宅ワークが増えてきている中で、家から出ることが億劫になってきた人もいるのではないでしょうか。そんな人のお悩みと言えば、運動不足ですよね。そこでここでは、道具を使わなくてもできるストレッチ、座ってできる体操、立ってできる運動の3つを紹介します。
①背伸び体操
昇降デスクを使っている時に、かかとを上げたり下ろしたりする運動です。やり方は簡単。まずは、足を肩幅に広げてください。その状態で、かかとの上げ下げを繰り返し行うだけです。
ふくらはぎを収縮させることで、下半身の血流の循環が改善されます。それによって、ふくらはぎのむくみやつるのを防げます。
②首・肩周り体操
肩や首の血流の循環を改善することで、凝りを改善する体操です。
<肩の凝り解消>
①3秒かけて両腕を肩より大きく回し、肩甲骨を寄せる
②寄せた後は力を抜く
※①と②を5回程度繰り返す
①3秒かけて両腕を肩より大きく回し、肩甲骨を寄せる
②寄せた後は力を抜く
※①と②を5回程度繰り返す
<首の凝り解消>
①左手を頭の上から右側にかけて置き、ゆっくり首だけを引き寄せるように左真横に傾ける
②同じように反対側も行う
①左手を頭の上から右側にかけて置き、ゆっくり首だけを引き寄せるように左真横に傾ける
②同じように反対側も行う
③ステッパー踏み
ステッパーは、足踏みをするように左右交互で踏み込むマシンです。昇降デスクとステッパーを使えば、仕事と運動を同時に行えます。ステッパーと聞くと下半身の運動というイメージがあるかもしれませんが、実はお腹周りにも効果的です。
私たち人間のお腹の中には、腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉があります。腸腰筋とは背骨から骨盤を通り、大腿骨(だいたいこつ)にかけて伸びている筋肉のこと。ステッパーを踏み込むと、この腸腰筋が刺激されます。それによって、伸びていた筋肉やお腹の肉が引き締められるのです。運動不足の人やダイエットをしたい人は、昇降デスクとステッパーの組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。
コクヨおすすめの昇降デスク
在宅ワークの普及に伴い、ついつい長時間座りがちになってしまう人が急増中。身体への配慮とオフィスのような快適性を自宅に求める人の声に応えるべく、コクヨから昇降デスク「STANDSIT(スタンジット)」が誕生しました。
その他、コクヨでは機能性に優れた昇降デスクを豊富に扱っています。ここでは、コクヨおすすめの昇降デスクとして、「スタンジット」と「アイリスチトセ WGSD 昇降デスク」の2つを紹介します。
フットレスト付きの「STANDSIT(スタンジット)」
「スタンジット」は“立つこと”だけでなく“座ること”も考えた、フットレスト付きの昇降デスクです。厚生労働省(※)が在宅勤務のデスク環境として推奨している「体型に合った高さ、もしくは高さ調整ができること」「必要なものが配置できる広さがあること」「脚が窮屈にならない空間があること」の3つすべてに適応しています。
また、仕事中は立った姿勢と座った姿勢を交互にとることによって、身体にかかる重さを調節できます。こうした姿勢の変化がリフレッシュにもつながるので、1時間につき15分、立った姿勢で仕事をするのがおすすめです。
そして「スタンジット」の魅力は、何と言っても立位・座位・後傾座位と、1つのデスクで3つの姿勢をサポートしてくれるところ。フットレストがあることで後傾姿勢もサポートしてくれるため、どんな姿勢でも使いやすいように考えられています。リビングや書斎になじむカラーを4色展開しているので、どんなシーンにもなじむでしょう。
カラーやサイズ展開が豊富な「アイリスチトセ WGSD 昇降デスク」
電源不要のガス圧昇降デスクです。高さはレバー1つで簡単に操作でき、720mmから1,140mmまで好みの高さに調節できます。天板には配線穴が2つあるので、パソコンなどのコードを下に落とせてデスク周りをすっきりと見せられます。
そんな「アイリスチトセ WGSD 昇降デスク」の魅力は、カラーやサイズ展開の豊富さ。カラーは天板3色と脚2色で、6通りの組み合わせから選べます。天板幅は1,000mm、1,200mm、1,400mmの3種類です。自分好みのカラーやサイズを選べば、在宅ワークがもっと快適に、そして楽しくなることでしょう。
自分に合う昇降デスクで在宅ワークをもっと快適に
立ったまま、または座ったまま使える昇降デスクは、調整できる高さやサイズ、設置場所など、用途に合ったものを選ぶことが大切です。また、在宅ワーク中は座っている時間が長くなり、ついつい運動を忘れがち。立ったままできる簡単な体操で運動不足を解消しつつ、快適な在宅ワークを送りましょう。