自宅に快適ワークスペースを作る方法とおすすめの場所 - 狭くてもできるレイアウト例も

さまざまな働き方ができるようになったいま、自宅でのリモートワークも急増しています。自宅での仕事で求められるのは、快適なワークスペース。より仕事が捗り、効率も増す快適なワークスペースは自宅のどの場所に作ればいいのでしょうか。

さまざまな働き方ができるようになったいま、自宅でのリモートワークも急増しています。自宅での仕事で求められるのは、快適なワークスペース。しかし、株式会社LIXIL住宅研究所の調査によると、自宅のワークスペースが「整っていない」と感じている人は、全体の約35%もいます。

快適なワークスペースがあれば、より仕事が捗り、効率も増します。では、快適なワークスペースは自宅のどの場所に作ればいいのでしょうか。
 
 

自宅に快適ワークスペースを作るには「どの場所」がおすすめ?

住む前は自宅でリモートワークをすることを想定していなかった場合でも、工夫次第で快適なワークスペースを作ることができます。
おすすめの自宅内のワークスペース例をいくつか紹介します。ちなみに紹介するスペースのうち筆者は実際に廊下のデッドスペースを活用し、ワークスペースにしています。
 
 

書斎 | 隔離された空間で集中することが可能

自宅に書斎がある場合、家族に邪魔されることなく、もっとも集中できる空間が書斎となります。リモートワーク期間が長い場合、書斎を会社のデスクと近い状況に整えれば、“自宅でだらけてしまいがち”というリモートワークの欠点も解消できるでしょう。
 
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書斎には気が紛れてしまうようなものは置かず、シンプルに仕事用のパソコンや資料のみを置くことをおすすめします。

リビング | 家族とコミュニケーションを取ることも可能

仕事中も家族とコミュニケーションを取りたいとき、ある程度人の視線が遭った方がより集中できるという場合は、リビングをワークスペースにする方法もおすすめです。
リビングの隅などにパーテーションやデスクを設置することで、家族の存在を感じながら仕事ができ、空き時間にはスムーズに家事も行うことができます。
 
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リビングやダイニングが視界に入らないようにワークスペースを設置することで、ある程度の集中力を保つことが可能。移動可能なパーテーションを作るのもおすすめです。

ダイニング | カフェ風仕事スペースに

あらかじめダイニングにあるテーブルや椅子を活用することで、ある意味カフェ風のワークスペースを作ることができます。
 
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キッチンも近いダイニンは、飲み物やおやつなどもすぐに取りに行くことが可能。リビングと同様、家族との距離が近い場所で仕事をすることができます。

デッドスペース・押し入れ | 使っていない空間を活用

筆者は現在、廊下の端にデスクを置き、そこをワークスペース空間にしています。個室ほど閉塞感がなく、リビングやダイニングほど開放感がない空間で、ほどよく集中しやすく、家族とのコミュニケーションも取りやすくなっています。
それまで使っていなかったデッドスペースのため、ワークスペースのためにほかの空間を犠牲にする必要もなく、家族にも迷惑を掛けずにワークスペースを確保することができています。
 
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また、この図のように、押し入れにデスクを置き、ワークスペースにすることもおすすめ。押し入れを整理すれば、立派な半個室の完成です。

ワークスペースの「タイプ」も決めよう | 個室・半個室・オープンスペース

ワークスペースは、ざっくり分類すると「個室」もしくは「半個室」のどちらかに分けることができます。
 
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個室は、家族や外部の声や音、業務に無関係なものなどに仕事を邪魔されたくない方におすすめです。改築が必要になるケースもあります。 一方、半個室はリビングやダイニングなど、家族との共有空間をパーティションなどで区切ることで、適度に生活音を聞きながら仕事をすることができます。逆に仕切りをまったく使わない場合はオープンスペースとなります。

 
 

一人暮らしの場合は「個室」がおすすめ | 生活空間・仕事空間を分離可能

一人暮らしの場合は「個室」がおすすめ。生活空間と仕事空間を分けることでメリハリがつき、仕事に集中しやすいワークスペースを作ることができます。
二部屋以上ある場合は、一部屋を完全に仕事部屋にすることでプライベートスペースとワークスペースを分けましょう。
 
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ワンルームの場合、折り畳みパーテーションなどを活用し、ベッドやテレビなど、プライベートのものが視界に入らないような空間を作ってあげるといいでしょう。

家族がいる場合は「半個室」がおすすめ | 家族の様子を見つつ仕事にも集中

家族がいる場合は「半個室」がおすすめ。リモートワークのメリットのひとつは、家族の様子を気にしながら仕事ができるという点です。
 
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リビングなどに仕切りを作って半個室を作り、家族の様子を常に把握しつつも仕事に集中できる空間を作るのがおすすめです。「振り返れば家族の様子が見える」というレイアウトを推奨します。

自宅が狭くてもOK!ワークスペースのレイアウトアイデア

ワンルームなどで部屋が狭く、ワークスペースが確保できないと悩む人は多くいます。ここからは、狭い部屋にワークスペースを作るアイデアを紹介していきます。
 
 

デッドスペースを有効活用

部屋の窪んでいるスペースや壁と家具の間、部屋の角など、デッドスペースをワークスペースにしてみてはいかがでしょうか。ワークスペースは一畳あれば作れるため、部屋に空白スペースがないか探してデスクを置いてみてください。壁向きにデスクを置くと、すっきりとした印象になりやすいでしょう。
 
 

押し入れをワークスペース化

部屋に押入れがある場合は、押入れをアレンジしてワークスペース化することも可能。襖を取り払い、中段をデスクとして活用するといったアイデアもあります。
押し入れはある程度広さがあるため、収納も一緒にできるのがメリットです。押し入れを活用する場合は、パソコンなどの電子機器の熱が籠もらないように通気性を良くしておくことと、チェアーの高さをしっかりと合わせておくのがポイント。自分好みにアレンジができるので、インテリアやDIYが好きな人はきっと楽しむことができます。
 
 

他の家具と一体型にして省スペース化

とにかく省スペースにしたいという時は、一体型家具を活用してみてください。デスクと一体型になったベッドで上下の空間を利用したり、DIYで人気のディアウォールを使って収納とデスクを一体型にしたりといった、さまざまな省スペースアイデアがあります。
 
 

自宅で快適な作業ができるワークスペース作りのポイント

快適な仕事空間は人それぞれ異なりますが、共通して重要なポイントは、コンセント、証明、収納の位置と、防音性です。
 
 

コンセント・照明・収納を確保する

ワークスペースを作る時には、コンセントの確保が最重要ポイントのひとつです。パソコン、スマートフォン、プリンター、照明などの周辺機器をいつでも使うために、コンセントの位置、配線方法はしっかり考える必要があります。

収納は、必要な物をリスト化しておくとどの程度がふさわしいか把握しやすくなります。棚や収納ボックスなど、必要な物の量に応じてデスク付近に収納を作ってみてください。
 
 

防音性

ワークスペースからWeb会議に参加したり、静かな空間でしか集中できないといった性格の人の場合、防音性はかなり大切になってきます。
デスク周りに吸音効果パネルを設置すると、簡単に防音性があるワークスペースを作れます。また、自宅に家族がいる場合、Web会議中や静かにしてもらいたいときにはあらかじめその旨を伝えておくといいでしょう。
 
 

テレワークにありがちな悩み別のレイアウトアイデア

テレワークにありがちな悩みとして、
・プライベートのものが視界に入って集中できない
・ウェブ会議での背景が気になる
といったものが挙げられます。
こうした悩み別のレイアウトもご紹介します。
 
 

プライベートのものが視界に入ると集中できないので仕切りなどを設けたい

プライベートなものが視界に入ってしまうなら、そもそもプライベートのものを視界に入れないようにしましょう。
 
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デスクをテレビ台と平行に置くことで、物理的にテレビが視界に入らないようにします。また、目の前にあるのは壁なので、集中力も高まり、余計なものを目に入れずに仕事をすることができます。

ウェブ会議での背景が気になる

ウェブ会議時に部屋の背景が気になる場合、移動できるデスクの使用がおすすめ。
 
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普段は集中できるように目の前を壁にしておき、会議の時だけデスクを動かして背景が壁になるようにすれば、ミーティング相手にプライベートなものを詮索されずに済みます。

【仕切り/収納編】自宅にワークスペースを作る際の「おすすめアイテム」

仕切りや収納に関する自宅ワークスペースのおすすめアイテムをご紹介します。
 

折りたたみブースデスク オレルタ

 
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仕切りと一体型になったブースデスクは、視線が散漫になりにくく集中して作業を行えます。使わない時は、折りたたむことができるので狭い部屋にも導入可能。有孔ボードを使用しているため、ものを掛けておけるのもポイントです。 おしゃれにアレンジしたり、必要なものを引っ掛けたりと自分のスタイルに合わせた使い方を楽しめます。

スリムデスクワゴン スリムス

 
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「スリムデスクワゴン スリムス」のワゴンはノートパソコンや資料、イヤフォンなど、散らかりがちな仕事道具をまとめてしまっておくことができます。 また、キャスターがついているので、普段は別の場所にしまっておき、仕事のときにワークスペースに持ってくるという使い方も可能。側面は有孔ボードになっているので、フックを活用することでさらにアイテムの整理ができます。

【デスク編】自宅にワークスペースを作る際の「おすすめアイテム」

 
自宅ワークスペースのデスクについてのおすすめ商品をご紹介します。
 
 

リビングワークデスク

 
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折りたたみ式のワークデスクなら、必要な時にだけ広げて不要な時は畳んでおけるため省スペースを維持しやすいです。 リビングワークデスクは机上に小物収納ポケットが付いているのがポイント。よく使うものをサッと取り出しやすいため作業効率も上がります。

折りたたみ式のワークデスクなら、必要な時にだけ広げて不要な時は畳んでおけるため省スペースを維持しやすいです。
リビングワークデスクは机上に小物収納ポケットが付いているのがポイント。よく使うものをサッと取り出しやすいため作業効率も上がります。

ユビックデスク

 
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デスクと椅子の高さが異なると仕事環境は台無し。しかし、あらかじめデスクと椅子がセットになっている商品を買えばその悩みは解決できます。 ユビックデスクはシンプルなデスクと椅子のセットで、デスクSサイズは4キロとかなり軽量。リビングやダイニングなど自身のワークスペースを作りたいときなど、毎日持ち運びする場合でもストレスにならない重さと大きさになっています。 デスクの下に椅子を完全に収納できるので、使わない時も場所を取らずにしまっておくことが可能です。

まとめ

自宅に作る快適なワークスペースの場所候補は、書斎、リビングもしくはダイニング、デッドスペースなどさまざまあります。静かな場所で仕事がしたいのか、家族とコミュニケーションを取りながら仕事がしたいのか、デッドスペースを活用して仕事場を作りたいのか、自分の仕事環境と合った場所にワークスペースを設置しましょう。