飛行機にモバイルバッテリーは持ち込めるの?機内への持ち込みルールと注意点

スマートフォンやタブレットなどの電子機器を持ち歩く人にとって、モバイルバッテリーは欠かせないアイテム。では、飛行機に乗るときにモバイルバッテリーを持ち込めるのでしょうか。ご紹介します。

 (21720)
出張先での充電に便利なモバイルバッテリー。出張の機会が多いビジネスパーソンの方の場合、出張先でワーケーションやテレワークをしたいことも多いのでは。たとえば当メディア「在宅百貨」のメンバーも、長崎空港周辺などで実際にワーケーションを実施しています。その際に気になるのが「モバイルバッテリーの飛行機への持ち込み」です。現地でのテレワークには不可欠なアイテムであり、なおかつ飛行機内でもバッテリーを使いたいケースもあります。
しかし、飛行機の機内の持ち込みルールは厳しく、モバイルバッテリーを持ち込めるのかどうか分からない方もいるでしょう。

この記事では、飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際の注意点やルールを詳しく解説。また、飛行機に持ち込めるおすすめのモバイルバッテリーの例も紹介します。
長崎空港でテレワーク!長崎県・大村でのワーケーション実践記:市内観光も -

長崎空港でテレワーク!長崎県・大村でのワーケーション実践記:市内観光も -

長崎空港でテレワーク!長崎県・大村でのワーケーション実践記:市内観光も -

テレワークスポットとして現在注目を集めている長崎空港。今回は長崎空港でテレワークしてから、市内で観光を行うワーケーションの様子をつづったレポートをご紹介します。

モバイルバッテリーは飛行機に持ち込めるの?

結論から述べると、飛行機にモバイルバッテリーを持ち込むことは可能。一方、預け入れ荷物には入れることはできません。
なお、持ち込むモバイルバッテリーは、バッテリー容量や個数などに制限があります。
 
 

持ち込み可能:バッテリー容量や個数には要注意

バッテリーの持ち込みは航空会社によって異なりますが、日本では100Wh以下のバッテリーなら制限なし、100Wh~160Whのバッテリーは2個までという規定になっていることが多いです。
 
 (21730)

PCも充電できるような大容量モバイルバッテリーであっても、100whを超えるような製品は稀。とはいえ、実際に持ち込む際にはあらかじめ自分のモバイルバッテリーの容量は調べておきましょう。

預け入れ荷物に入れてはいけない

先述した通り、モバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れることは航空会社によってはNG。機内持ち込み荷物に入れて、手元に置いておく必要があります。
 
 (21734)

預け入れ荷物は貨物室で衝撃が加わったりするため、モバイルバッテリーに搭載されているリチウムイオン電池が発熱したり、発火したりするリスクが高まります。

モバイルバッテリーの飛行機内への持ち込みルール

モバイルバッテリーの飛行機内への持ち込みルールを詳しくご紹介します。
 
 

160Wh(ワットアワー)以下

前述の通り、モバイルバッテリーのバッテリー容量は、160Wh以下であれば持ち込み可能。160Whを超えるモバイルバッテリーは、一般旅客は持ち込むことができません。
 
 

個数制限は主に1人あたり2個まで:国際線・国内線で異なる場合も

モバイルバッテリーの個数にも制限があります。一般的には、1人あたり2個までとされていますが、国際線や国内線、航空会社によって異なる場合もあります。

主要な航空会社のモバイルバッテリーへの対応をまとめました。
 
航空会社 100Wh以下 160Wh以下 160Wh超
ANA【国内線】 制限なし 2個まで ×
ANA【国際線】 制限なし 2個まで ×
JAL【国内線】 制限なし 電子機器と予備バッテリー合わせて2個まで ×
JAL【国際線】 制限なし 電子機器と予備バッテリー合わせて2個まで ×
スカイマーク 制限なし 2個まで ×
ジェットスター【国内線】 制限なし 2個(予備電池との合計数量) ×
ジェットスター【国際線】 制限なし 2個(予備電池との合計数量) ×
スターフライヤー 制限なし 2個まで ×
スプリングジャパン【国内線】 制限なし 運送者の同意の上、持ち込み可 ×
ピーチ 制限なし 2個(リチウムイオン電池を使用した予備電池との合計数) ×
アメリカン航空【国際線】 4個まで 2個まで 要問い合わせ
ユナイテッド航空【国際線】 制限なし 2個まで ×
大韓航空【国際線】 制限なし 制限なし ×

【参考】Wh(ワットアワー)とは

モバイルバッテリーは「mAh」単位で表記されていることが多くありますが、飛行機内に持ち込む際には、「Wh」単位での容量を把握しておく必要があります。

mAhをWhに変換するには、以下の計算式を使ってください。

・Wh = 3.7V(定格電圧) ×mAh(バッテリー容量) ÷ 1000
 
 

市販品で160Wh(ワットアワー)を越えるモバイルバッテリーはあるの?

先述した通り、市販品で160Whを越えるモバイルバッテリーは、ほとんどありません。一般的に、モバイルバッテリーのバッテリー容量は、10Whから100Wh程度です。
 
 

飛行機に持ち込めるおすすめモバイルバッテリーの例

飛行機に持ち込み可能、かつPCも充電できるおすすめのモバイルバッテリーをご紹介します。

・Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)
 
 (21758)

Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)は24000wAhで5Vのため、120Wh。飛行機への持ち込みが可能な上、MacBook Proも充電できる大容量のため、出張時におすすめです。

Amazonから購入する際はこちらから。
 
 

まとめ

この記事では、飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際の注意点やルール、おすすめのモバイルバッテリーの例を紹介しました。
モバイルバッテリーは、一般的に売られているものなら機内持ち込み荷物に入れて持ち込むことができます。
しかし、航空会社によって対応が異なるため、飛行機に乗る前に航空会社のホームページやカスタマーセンターなどで確認しておくことも大切。飛行機での移動中にも、スマートフォンやタブレットなどで快適に仕事をするために、モバイルバッテリーを上手に活用しましょう。