どれが自分や自社のオンライン会議に合っているのか分からない方もいるでしょう。
そこでこの記事では、無料で利用できるオンライン会議向けアプリ10種類をピックアップ。それぞれの時間制限の、機能、使いやすさなどを比較してみました。
無料で使えるオンライン会議向けアプリの主な選び方
「時間制限は何分まで」か
つまり、参加人数と会議に必要な時間を考えてアプリを選ぶことが大切です。
「スマホアプリ対応」か「ブラウザのみ対応」か
スマホアプリがリリースされている場合、操作性が保証されているため快適に使える可能性が高いですが、ブラウザだと「共有された資料がうまく見れない」「音声が途切れがち」ということもあります。
「完全無料」か「無料トライアル」か
一方で、無料トライアルができるアプリは、ほとんどの場合で一定期間、有料プランの全機能を試すことが可能。この期間を使って、ニーズに合っているかを判断することができます。ただし「合っていない」と感じたときに、スピーディーに解約できるかどうかは重要になります。
無料で使えるオンライン会議向けアプリ6選
【無料で使えるオンライン会議向けアプリ:1】Zoom
Zoomはオンライン会議やウェビナーに使われるWeb会議サービス。画面共有やチャット機能も備えています。世界中で利用されており、リモートワークに欠かせない存在となっています。
時間制限:40分
スマホアプリで使えるか:可能
利用のメリット・デメリット
一方、制限時間が45分という点がデメリット。筆者の場合、多くの会議が1時間を超えるため、「時間内に会議を終わらせる」ことに気を取られ、本題をスピーディーにまとめようとして、結果おろそかになってしまうこともあります。
【無料で使えるオンライン会議向けアプリ:2】Google Meet
Google MeetはGoogleが提供する無料のWeb会議ツール。ブラウザやアプリから簡単にアクセスでき、セキュリティも万全。Googleカレンダーやメールなどの他のGoogleサービスとの連携も魅力です。
時間制限:60分(3人以上)
また、会議の参加者の上限は100人です。
スマホアプリで使えるか:可能
完全無料で使えるか:可能
利用のメリット・デメリット
【無料で使えるオンライン会議向けアプリ:3】Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、Microsoftが提供しているコラボレーションプラットフォームで、オンライン会議を行うことができます。
時間制限:60分
1対1から最大100人まで会議をすることができます。
スマホアプリで使えるか:可能
完全無料で使えるか:可能
有料版はMicrosoft Teams Essentialsなどがあり、会議が30時間まで、300人まで参加することも可能です。
利用のメリット・デメリット
【無料で使えるオンライン会議向けアプリ:4】Webex Meetings
Webex Meetingsは、Cisco社が提供するオンライン会議用アプリ。日本ではあまり主流ではありませんが、世界的なシェアは53%あり、もっとも使われている会議用アプリです。アカウントなしでも会議に参加可能となっています。
時間制限:40分
なお、参加人数は最大100人です。
スマホアプリで使えるか:可能
完全無料で使えるか:可能
有料版として、月額1,700円の「Webex スターター」や月額2,700円の「Webex ビジネス」などがあります。
利用のメリット・デメリット
【無料で使えるオンライン会議向けアプリ:5】Skype
Skypeは無料でオンライン会議ができるほか、テキストチャット、音声通話も可能なアプリ。オンライン会議としての特徴は、通話中にリアルタイム字幕をつけられることです。
時間制限:24時間
なお、参加人数は自分を除いて最大99人です。
スマホアプリで使えるか:可能
完全無料で使えるか:可能
有料版として、Skypeクレジットが用意されています。
利用のメリット・デメリット
【無料で使えるオンライン会議向けアプリ:6】Discord
Discordはもともとゲーマー向けのボイスチャットツールでしたが、その高い通話品質と使いやすさから、ビジネスのオンライン会議にも使われるようになりました。テキストチャット、ボイスチャット、ビデオ通話、画面共有などの機能があります。
時間制限:なし
スマホアプリで使えるか:可能
完全無料で使えるか:可能
有料版として、「Discord NITRO CLASSIC」「Discord NITRO」が用意されていますが、オンライン会議目的なら無料版で充分です。
利用のメリット・デメリット
【無料トライアルあり】オンライン会議向けアプリ4選
RemoteMeeting
RemoteMeetingは高品質なビデオ会議が可能なオンライン会議ツール。会議の録画やAIを利用した議事録作成などの機能もあります。
Fresh Voice
FreshVoiceは高いセキュリティ性と柔軟な接続性、手厚いサポートが特徴で、オンライン会議を安心して行えるサービス。官公庁や金融機関などでも利用されています。
LoopGate
LoopGateは官公庁や地方自治体向けのテレビ会議ソリューション。据え置きの専用機もありますが、ほかにもパソコンやタブレットなどから会議に接続することができます。
Lite FreshVoice
先ほどご紹介したFreshVoiceはクラウド型とサーバー版ですが、Lite FreshVoiceはブラウザ版。機能に大きな違いはありませんが、こちらの方がより手軽に導入することが可能です。
【詳細】無料で使えるオンライン会議向けアプリの比較基準
利用人数や利用時間
たとえば「会議の開催時間が1時間以上に及ぶ」場合、無料のオンライン会議アプリの中からツールを選ぶならばSkypeの利用を検討する価値があります。Skypeは24時間まで会議が開催できるため、ほとんどの需要をカバーできるでしょう。
利用のしやすさ
迷った場合は、スマホアプリでの利用に対応しているオンライン会議向けアプリを選んだうえで、UIにクセがないものを採用すると良いでしょう。
無料のオンライン会議向けアプリを利用する注意点:有料版との違いは?
多くの無料アプリでは、会議の持続時間に制限があり、通常は会議が一定時間を超えると自動的に終了します。これに対して、有料版では制限なく長時間の会議を行えることもあります。
また、無料版は参加者数が限られるのに対し、有料版ではそれ以上の人数が参加できることも。セキュリティに関しても、無料版では基本的な保護はされていますが、有料版ではさらに高度なセキュリティ機能や管理ツールが利用できます。
無料版のオンライン会議アプリを選ぶ際には、会議の規模や目的を考慮し、これらの制限や機能の違いを理解しておくことが大切です。
まとめ
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