一方で手帳アプリは多くあり、1つの手帳アプリで「仕事」「家庭」を両立して管理するには、操作性・機能性・デザイン性のバランスが取れたアプリ選びも大切です。
そこで今回は「仕事」「家庭」兼用で使える機能性や操作性を持つ手帳アプリを、コクヨ『在宅百貨』編集部が4つ厳選し、レビューします。

クラウド型電子手帳『Lifebear (ライフベア)』 (無料)
引用元: Lifebear公式サイト
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
カレンダー・ToDoリスト・ノート・日記を一元管理 | 予定共有機能が未実装のため、家族やチームでの共同利用には不向き |
クラウド同期によるスマホとPC間のデータ共有 | 無料プランでは画像保存容量が毎月60MBまで |
無料版でもスタンプ機能やカラーカスタマイズが使用可能 | ビジネス用途では機能制限を感じる場合がある |
画像保存容量に無料版では制限があるなど、無料利用の範疇では「仕事向けの手帳」としてはやや制限を感じることもあるでしょう。しかしそれでもかなりの機能が無料開放されており、使い勝手が良い手帳アプリの代表格の1つでしょう。

『Lifebear (ライフベア)』の基本的な使い方

【1】アプリを起動し、画面下中央の①「+」ボタンをタップします。【2】②スケジュールの名前、日付と時間(スライドボタンをオンで終日の予定、オフで時間登録が可能)、予定の色などの詳細情報を登録し、③「保存」をタップします。

【3】登録された予定をカレンダー上でタップすると④詳細が確認できます。詳細をタップすると【4】⑤予定の編集や削除が可能です。

このアプリの良い所は、「ノート&日記」機能がある点。簡単なメモを残したり、日記形式で日々の記録をつけていくことが可能です。一覧で確認できるほか、カレンダー上でも登録した内容を確認することができるため、思い出や日々の出来事を記録して振り返りたい人にぴったりのアプリです。

カレンダー&システム手帳でスケジュール管理『ジョルテ』(無料)
引用元: 『ジョルテ』公式サイト
メリット・デメリット
メリット | メリット |
4つのカレンダーを同時表示できる柔軟性 | 操作性の悪さが課題 |
祭日やスポーツイベントなどの公式カレンダーを追加可能なため、ライフログとしての活用に適している | 予定の二重登録やアプリクラッシュの報告あり |
500種類以上のデザインテーマから選択可能な着せ替え機能で手帳にこだわれる | タスク完了時のステータス更新が複雑 |
「仕事」「家庭」兼用で使う手帳アプリとして、もっとも便利なのは4つのカレンダーを同時表示できる柔軟性です。カレンダーは追加可能であり、着せ替え機能も豊富です。もっともカレンダーを多数使う分、予定の二重登録なども起こりがちで操作性に難があるという声もあります。「複数のカレンダーを自分は使いこなせるか」という視点で、まずは一度使ってみるのも良いでしょう。

『ジョルテ』の基本的な使い方

【1】画面下部中央の①「新規+」ボタンをタップします。ここではカレンダーの予定を追加するため、②「予定」をタップします。【2】③予定の名前や日付、時間、場所などの詳細情報を入力したら④「登録」をタップします。

【3】カレンダー上に予定が登録されました。⑤登録された予定をタップします。【4】⑥登録した予定の詳細画面が表示されるため、このページから予定の「編集」または「削除」をしましょう。
ジョルテの魅力は、パートナー企業の提供する様々なイベントカレンダーを登録できる点。例えば、地域のゴミ出しの日、スポーツチームの試合の日、映画の公開日など。自分の興味のあるイベントカレンダーに登録しておけば、興味あるイベントの日程が自動的にカレンダーに追加されます。

カレンダー・スケジュール管理アプリ『Refills Lite』(無料)
引用元: 『Refills Lite』公式サイト
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
予定とタスクの統合表示が可能 | 操作中に広告が入る |
タスク進捗を%表示可能(ビジネスユース向き) | Googleカレンダーとの連携不可 |
写真の自動表示機能(ライフログ)あり | 有料版が廃止されて使いにくくなった |
シンプルな操作性 |
Refills Liteは「タスク管理」に強みを持つ手帳アプリで、タスクの進捗を%表示で管理できる点が最大のメリットです。広告表示がやや大きい感が否めないものの、無料利用できる手帳アプリでタスクの進捗管理に強みがあるのは独自性が高い点です。

『Refills Lite』の基本的な使い方

【1】アプリを起動し、右上の①「+」マークをタップします。【2】②予定の名前や、日付、時間、場所などの詳細情報を登録し、「完了」をタップします。

【3】③カレンダー上に登録された予定をタップすると【4】予定の詳細ページが表示されるため④「編集」または⑤「削除」ボタンより予定の変更が可能です。
Refills Liteは機能が必要最小限のものに絞られており、シンプルで使いやすいのが特徴。予定の登録の他にタスク管理も可能ですが、大タスクに関連する小タスク(サブタスク)を登録することができるため、情報が整理しやすくカテゴリごとに詳細なタスクを追加して管理しやすいのがポイントです。

カスタマイズできる予定管理アプリ 『スマート手帳』(無料)
引用元: 『スマート手帳』公式サイト
・Apo Store→こちら
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
フォントサイズ・行間・色設定を細かく調整可能 | 無料版ではToDo登録数に制限(5件) |
ウィジェット表示が充実し、ロック画面から直接予定確認可能 | Androidスマホに対応していない |
iCloud連動で複数端末の同期が容易 | 文字入力時の句読点位置不具合が報告されている |
タブレットとの併用に最適 |
フォントサイズなどを細かく調整でき、ロック画面からも直接予定を管理できる点が嬉しいポイントです。Androidスマホに対応していないデメリットもiPhone/iPadユーザーの方であればさほど気にならないでしょう。iCloudとの同期もスムーズであり、筆者個人としてはiPadでの利用は特におすすめです。

『スマート手帳』の基本的な使い方

【1】アプリを起動し、右下の①「+」マークをタップします。【2】②予定のタイトルや、日付などの詳細情報を登録し、③「保存」をタップします。

【3】④登録された予定をタップし、【4】詳細画面で編集または⑤「削除」が可能です。
スマート手帳はデザインがシンプルで美しいだけでなく、便利な嬉しい機能も用意されています。例えば、テンプレート機能はそのひとつ。頻度の高い予定を予めテンプレートに追加しておけば、カレンダー上の日付を長押ししテンプレートから選ぶだけで予定の登録が完了します。
まとめ
結論から言えば、汎用性の高さという点で『Lifebear』は癖が無く、無料版で使える機能の多さなどの面から使いやすいアプリと言えるでしょう。またiPhone/iPadユーザーの方であれば『スマート手帳』もデザインのシンプルさやiCloud同期のスムーズさ、ウィジェットが充実しておりロック画面から使える点などでおすすめです。
