【iPhone/iPad】手書きメモアプリ『Goodnotes 6』の使い方とおすすめ初期設定

iPhone/iPad向けの手書きメモアプリ『Goodnotes 6』の使い方と初期設定をご紹介。初心者でも簡単に始められる設定方法や基本的な使い方を解説します。

気になる情報をメモしたいとき、やはり早いのはデバイスへの入力ではなく手書きメモ。しかし、スマホが普及したいま、メモ帳の必要性は低く、持ち歩いていないという人もいるでしょう。
そんなときに便利なのが、iPhoneやiPadで使える手書きメモアプリ『Goodnotes 6』です。紙のノート感覚で直感的に操作できるデザインが特徴で、議事録やアイデア整理から資料管理まで幅広く活用できます。
 
Goodnotes 6は「アナログならではの手書きとデジタルならではの検索性やデータ同期」を両立したデジタルノートアプリです。手書き文字の検索機能やPDF/画像の直接書き込みができ、ビジネスシーンでの議事録作成や資料管理なども可能です。

ビジネスユースで特筆すべきは「手書き文字検索」機能。数百ページのノートから特定のキーワードを瞬時に抽出可能です。会議中に乱雑に書いたメモでも、後から正確に検索・参照できる点が生産性向上に貢献します。無料版では3ノートまで作成可能ですが、有料版にアップグレードすれば制限なく全ての機能を活用できます。

なお機能は随時拡大しており、AIを活用したオートコンプリート機能や誤字脱字のチェック機能も国・地域を限定しながら段階的に提供が開始されています。

なお、無料版はAppランキングの上位常連。シンプルな使い勝手で、ノートアプリの王道になりつつあります。

 
 

『Goodnotes 6』が手書きメモアプリとして人気の理由は?

『Goodnotes 6』人気の理由として、以下の特徴が考えられます。
・紙のノートを使い分ける感覚での「ノート」管理
・ペン先の種類と書き味が非常に優れている

 
 

紙のノートを使い分ける感覚での「ノート」管理

Goodnotes 6の魅力の一つは、紙のノートを使い分けるような感覚でデジタルノートを管理できることです。ユーザーは複数のノートブックを作成し、それぞれにカスタムカバーや色分けしたフォルダを設定できます。これにより、仕事用、個人用、勉強用など、目的に応じてノートを整理することが可能になります。
 
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たとえば「営業資料」フォルダ内に「A社提案書」「B社見積もり」と整理することで、必要な情報を瞬時に取り出せます。

ペン先の種類と書き味が非常に優れている

Goodnotes 6のもう一つの大きな特徴は、ペンツールの優れた品質です。ユーザーは様々なペン先の種類から選択でき、それぞれが実際の筆記具のような書き味を再現しています。さらに、筆圧感知機能により、書く強さに応じて線の太さが変わるなど、より書く感覚がリアル。
 
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さらに画面の一部をアップすることによってより細かい書き込みをすることもできます。
 
 

『Goodnotes 6』のおすすめ初期設定

『Goodnotes 6』は手書きメモアプリの「王道」になりつつあるアプリですが、実際にスマートフォンで同アプリを利用する際にはいくつか初期設定をした方が使い心地がよくなるのも事実です。たとえばスクロールの方向を設定変更するだけで、スマホならではの使い心地と「手書きメモアプリらしさ」を両立できます。
 

『Goodnotes 6』初心者の方に向け、使いやすくなるおすすめの初期設定をご紹介します。

 

スクロールの方向を変える

『Goodnotes 6』はスクロールの方向を変えることが可能。「縦」方向にすると、スマートフォンの操作感覚でページをめくれます。
 
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【1】アプリを開き、右上の①「歯車マーク」をタップします。【2】②「設定」をタップします。

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【3】③「書類編集」をタップします。【4】スクロールの方向の項目で④「縦方向(または横方向)」をタップすると⑤「縦方向/横方向」の選択肢が表示されます。

「プルしてページを追加」をオンにする

ノートの使用中に素早く新しいページを追加したい場合、「プルしてページを追加」機能が非常に便利です。

アプリを開き、右上の「歯車マーク」→「設定」と進みます。
 
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【1】①「書類編集」をタップし、【2】②「プルしてページを追加」をオンにしておきます。

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【3】新しいページを追加したい際は画面を右から左に向かって(縦スクロールの場合は下から上に向かって)指をスライドさせると、【2】新しいページを追加することが可能です。

データの同期設定について

手書きメモをする際に手帳やノートではなく「アプリ」を使うメリットには、クラウド連携が挙げられます。『Goodnotes 6』では、iCloudを使用してデータを同期することができます。そこで初期設定とセットで、データの同期設定も事前にチェックしておきましょう。
 
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【1】アプリを開き、右上の①「歯車マーク」をタップします。【2】②「クラウド&バックアップ」をタップします。

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【3】③「クラウド同期」をタップし【4】④「iCloudを使用して書類を同期」をオンにします。⑤「完了」をタップして設定は終わりです。

基本的な使い方

『Goodnotes 6』の基本的な使い方をご紹介します。

ここまでに解説した初期設定とデータ同期の設定を事前に行っておけば、Goodnotes 6の使い方そのものは極めてシンプル。多くの方が直感的にノート作成と編集、削除を行うことができるでしょう。この直感性の高さも、手書きメモアプリとして非常におすすめできる点の1つです。

 
 

ノートの作成と編集

ノートの作成と編集方法は以下の通りです。
 
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【1】アプリを開き、①「+新規」をタップします。【2】メニューより②「ノート」をタップします。

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【3】このページで作成するノートの表紙や用紙などを選びます。ノートのタイトルなどを入力して③「作成」をタップ。【4】新しいノートが開きました。④入力ツールを選び、⑤ペンなどのツールを選んで、ノートに自由に入力しましょう。保存は自動で行われます。ページを閉じたい場合は⑥「ホーム」ボタンをタップしましょう。

こうして制作したノートはホームの『ライブラリビュー』でアクセス可能。すべてのノートやフォルダを管理でき、データ同期によって複数デバイスからの管理も可能。そして向かって左のメニューから『お気に入り』にアクセスしたり、過去のノートの検索も可能です。手書き文字を含んでいるノートの「タイトル」やノートの中身自体を検索できるのは画期的なポイントです。

ノートの削除

作ったノートを削除する方法は以下の通りです。
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【1】削除したいノートのタイトル右端に表示された①「∨」マークをタップします。【2】②「ゴミ箱に入れる」をタップし【3】確認画面で③「ゴミ箱」をタップして完了です。

まとめ

Goodnotes 6は「アナログ感」「デジタル感」が気持ちよく同居したアプリで、アナログのノートやメモを愛する筆者も「Goodnotes 6」に関しては「気持ちよく使えるぞ」というのが素直な感想でした。

クラウド連携機能でビジネス効率を向上させることのできる「Goodnotes 6」。特に「縦スクロール設定」「プル追加機能」などの初期設定を適用すれば、ストレスフリーな操作環境が実現可能です。デジタルとアナログの良い部分を融合したこのアプリで、情報管理の質を一段階引き上げてみてはいかがでしょうか。