テレワーク中のサボりはバレる!バレた際のリスクと在宅勤務でサボらないための対策

人の目がない在宅勤務はついサボりがちになってしまうもの。しかし、いまはさまざまなツールでサボりがバレてしまいます。そのリスクと、サボらないための方法をご紹介します。

テレワークや在宅勤務では「サボり」がしばしば問題視されることがあります。そのため「出社回帰」する企業が増えているほか、在宅勤務を継続している企業ではKPI管理を厳格化したり、監視を強めるケースもあります。

そこでこの記事では、テレワークや在宅勤務時のサボりがどうやってバレるのかを解説。そのリスクや「サボらない」ためにすべきこともご紹介します。
 
 

テレワーク・在宅勤務中のサボりはバレる!バレる主な理由

結論から述べると、テレワークや在宅勤務中のサボりはバレます。
バレる理由としては、企業が利用しているキーロガー監視、操作ログ監視やウェブサイトの閲覧履歴、社内システムのログ、業務の進行状況やビジネスチャットの送受信の履歴などが主に挙げられます。
 
 (23420)

仕事をしている風を装ってビジネスチャットにだけ応じていても、ほかの要因からサボりがバレてしまう可能性は充分あります。

またシンプルに「コミュニケーションの違和感」をきっかけに、サボりがバレてしまう場合もあります。
 
 

キーロガー監視、操作ログ監視

在宅勤務を導入する一方で、セキュリティ対策を極めて重視する企業では、従業員が在宅で利用するパソコンに「キーロガー(キーストロークを記録するソフトウェア)」や「操作ログの監視ツール」を導入するケースがあります。
 
 (23427)
これにより「従業員がどのアプリケーションをどれだけの時間使っていたか」「適切にPCを利用しているかどうか」などが遠隔で監視できます。
つまり業務に関係ない活動をしていないかどうかがすぐに分かるため、テレワークでサボっている場合はすぐに会社側にバレます。

なお、テレワークの監視については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
テレワークに「監視」は本当に必要?監視が労務管理に役立つ例や監視方法、ツール例 -

テレワークに「監視」は本当に必要?監視が労務管理に役立つ例や監視方法、ツール例 -

テレワークに「監視」は本当に必要?監視が労務管理に役立つ例や監視方法、ツール例 -

テレワーク時の監視は、社員が適切な環境で働けているか確認するうえで必要です。労務管理にも役立ちます。監視ツールがどう役立つのかおすすめのツールとともに紹介します。

ウェブサイトの閲覧履歴

キーロガーに加え、ウェブサイトの閲覧履歴もチェック対象になるケースがあります。特に業務時間中に娯楽系サイトやショッピングサイトなどを頻繁に閲覧していると、それが記録として残り、サボりの証拠として扱われることがあります。
なおセキュリティ対策を重視する企業では、社用PCからのインターネット接続は社用ネットワークへのVPN接続経由に限定され、なおかつアクセスできるウェブサイトがそもそも制限されていることもあります。こうした状況下で「無関係なサイト」にアクセスしようとした場合にも、バレます。
 
 

社内システムのログ

社内システムにはアクセスログが残され、どの従業員がいつどのファイルやデータにアクセスしたかが記録されています。「業務の進行には社内システムへのログインが必要なはずなのに、不自然にログインが少ない」「ファイルへのアクセスが極端に少ない」といった場合、業務への参加度が疑われることがあります。
 
 

業務の進行状況やビジネスチャットの送受信の履歴

業務の進行状況が計画通りでない場合や、ビジネスチャットでのレスポンスが異常に遅い場合も、サボりが疑われる要因となります。特に正当な理由なく業務が遅れている場合、勤務時間を使ってなにか別のことをしていたのではないかと思われかねません。
 
 

コミュニケーションの違和感

たとえばビデオ会議での発言が少なかったり、業務に対する認識が甘くて他のメンバーと上手くコミュニケーションを取れない場合も、サボリのサインとして受け取られてしまうこともあります。
 
 

テレワーク中のサボりがバレた際のリスクとは?

サボりがバレた場合、まずは「周囲の社員や上司との信頼関係の損失」が起こるでしょう。昇進の機会の減少に繋がります。悪質性が高い場合は懲戒処分や退職勧奨、懲戒解雇といった処分の対象となり、キャリアに大きな打撃を与えるリスクが伴います。
さらに個人の評価だけでなく、チーム全体の士気にも影響を及ぼす可能性も。在宅勤務自体のイメージも低くなり、他の社員にも大きな迷惑をかけることになりかねません。
 
 

テレワークや在宅勤務で「サボらない」ためにすべきこと

テレワークや在宅勤務は、一見「他の社員が近くに居ない」ためサボりがバレないように思われがちですが、ここまでに解説してきた通り、サボりはバレます。そこで「サボらないためにするべきこと」をご紹介します。
以下のようなポイントを意識し、自律的に働くことを意識しましょう。
 
 

業務の進捗を可視化して「絶対にやるべきこと」を決める

自身の業務進捗を可視化し、毎日やるべきタスクを明確にしましょう。
たとえば「プロジェクトの成果」の達成には、成果物Aから成果物Cまで3つの成果物が必要だとします。
すると必然的に「成果物A」を作るには、紐づくタスクも複数生じるでしょう。
 
 (23457)
「成果物A」を作るために、今日は「タスク A-1」を完了させよう、といった具合にやるべきことが必然的に決まります。「絶対にやるべきこと」を決めることが重要です。これにより、自己管理がしやすくなります。
 
 

集中できないなら仕事の「時間」「場所」を変える

集中できない場合は、仕事の「時間」「場所」を変えることで、新たな刺激を得て集中力を高められることもあります。
たとえば在宅勤務ではなく、サテライトオフィスや近隣のコワーキングスペースを利用するのも良いでしょう。
 
 (23464)

自宅で集中できないときはコワーキングスペースの活用もおすすめです。

オン・オフの切り替えを意識する

家庭と仕事の境界を明確にすることも重要です。仕事時間と私生活の時間をはっきり分け、仕事モードとプライベートモードの切り替えを意識することで、在宅勤務でも仕事にしっかりと集中できるでしょう。
逆に言えば、オフの時間帯は完全に仕事モードをオフにすることがおすすめです。
 
 (23469)

業務時間外は仕事用のチャットアプリの通知を切ってしまうのもひとつの手。

 
 

まとめ

テレワークや在宅勤務は、自己管理能力を試される環境です。サボりがバレるリスクを避け、生産性を高めるためには、自己管理の徹底が求められます。上記の対策を実践することで、在宅勤務でも高いパフォーマンスを発揮することができるでしょう。

以上、コクヨが運営するテレワークメディア「在宅百貨」がお届けしました!