今回は改めて今更聞けない「コンテンツ」の正しい意味や使い方、良質なコンテンツの例などをご紹介します。
「コンテンツ」とは | インターネット/テレビなどを通じて伝えられる「情報内容」
「コンテンツ」には単なる情報の羅列ではなく、一定の意思をもって作られた価値ある情報というニュアンスがあります。なおgoo辞書によると「コンテンツ」とは以下の意味。「1 内容物。中身。2 書籍の目次。3 インターネットやケーブルテレビなどの情報サービスにおいて、提供される文書・音声・映像・ゲームソフトなどの個々の情報のこと。デジタルコンテンツ」
「コンテンツ」という言葉を使った例文の一例は以下の通り。
・あの動画配信サイトは良質なコンテンツが多いね。
・弊社もモバイル向けコンテンツを充実させるべきです。
・このサービスはVR産業を活性化させるキラーコンテンツになる可能性を秘めています。
主なコンテンツの区分 | モバイルコンテンツ・WEBコンテンツなど
単に「コンテンツ」と呼ぶときでも業界やシーンによって違うものを指すことも。同じIT業界でも、アプリ関連の業界では「コンテンツ」は「アプリそのものを」を指したり、YouTube関連の業界では「動画」を指したり、Webニュース業界では記事のことを指したりします。異なる業種の人と共にプロジェクトを組むときはコンテンツが何を指すか明確にし、共有しておきましょう。
【左】上記はコクヨのYouTubeチャンネルの例。ちなみに筆者個人は企業のYouTubeチャンネルほか、洋楽アーティストのYouTubeチャンネルなどを登録しています。【右】Googleは最も代表的なWebコンテンツへのアクセス手段となりました。検索だけでなく「Google Discover」では検索履歴に関連したニュースも表示されるようになり、興味を引きます。
「コンテンツ」と「マーケティング」の関係 | 「認知」か「購入」で施策が変わる
一方通行の従来型広告と異なり、そもそも興味のあるユーザーをつかめるのも大きな魅力です。
認知拡大を狙うならコアユーザー以外も視野に入れ、購入訴求目的なら商品の正確な情報を得られるコンテンツを目指しましょう。
【コクヨの場合】「働き方」「モノづくり」の分野で重点的にコンテンツ発信
コクヨが過去10年間に手がけた空間デザインのなかから厳選した100選を掲載したWEBサイトです。オフィスづくりの参考にも、素敵なオフィスの写真が目の保養にもなります。
在宅勤務に欠かせないイスやデスクを条件別にご紹介する痒い所に手が届く記事です。
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「良質なコンテンツ」に求められる要件 |ニーズと正確さがポイント
例えば自社製品のアピールに繋げたいからといって、自社製品についてばかり詳しく書いた記事ではユーザーの知りたいニーズを満たせません。他社類似製品との比較など、実際に購入を検討するユーザーがどんなことを知りたいか把握することが大切です。
またコンテンツの正確性などを精査することも重要です。不正確な内容のコンテンツや誇大広告などは、むしろマイナスの効果を産んでしまいます。
ユーザーにとって「そのコンテンツが良質か」を判断するには?
良質なコンテンツを作り上げるためにはユーザーファーストであることが重要です。ユーザーファーストな記事であれば「読んで終わり」ではなく「他の記事も読む」「サイトのファンになった」などプラスアルファの効果を生み出すものです。
・レベル0:ユーザーのニーズを満たせなかった(読んで終わり)
・レベル1:ユーザーのニーズを満たせた(他の記事を読む、SNSでシェア)
・レベル2:ユーザーがコンテンツ提供者を認知した
・レベル3:ユーザーがコンテンツ提供者に好感を持った(ファン)
・レベル4:ユーザーがコンテンツによって行動を変えた(購買等)
1番高いレベルは「レベル4」で購買など直接的な行動を促すもの。とはいえレベル1~ 3のコンテンツがあるからこそ、レベル4のコンテンツが生まれるというのも事実。コンテンツマーケティングではどのレベルを目指すコンテンツを、どれくらい作るのかも大事です。
まとめ | 筆者はレビュー記事をよく参考にします
購入の際も色々なサイトをハシゴしてレビュー記事を参考にしますが、なかには「明らかに情報が古いもの」や「ネガティブキャンペーンをしているもの」なども。そうした記事はやはり「レベル0:ユーザーのニーズを満たせなかった(読んで終わり)」のコンテンツと自分自身も見なしてしまいがちだ、と思います。
なお在宅百貨ではハウツー記事やオリジナル漫画、インタビュー記事といったコンテンツを通じて、在宅時間の楽しみ方を提供したいと考えています。
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