「表題の件につきまして」の意味/適切な使い方 | メールの件名を指す場合「標題」は誤り

「表題の件につきまして」は、文中でメールの件名を指す表現です。ただし、単にこの表現を使うだけでは、相手に件名を確認する負担をかけるため、本文中で具体的な内容を書くことが大切。本記事では、「表題の件につきまして」の意味と適切な使い方を解説します。

リモートワークなどでメールを送信する機会が増えた昨今、「表題の件につきまして」の意味・使い方で悩んだことはないでしょうか。
 
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表題は主に「タイトル」、標題は主に「見出し」を指します。つまり、文中でメールの件名を指す場合は「表題」とするのが最適で、「標題」は誤りだということです

仕事でメールを使っている人の1日の送信メール数はコロナ禍前で平均「14通」、受信メール数は平均「50通」といわれています。
在宅ワークでよりメール送信数が増えた現在では、「表題の件につきまして」を使って本文のタイプ数を少なくしがち。しかしこれは、相手に「表題を確認させる」負担を強いている可能性も。そこで本記事では、「表題の件につきまして」の意味と適切な使い方を解説します。
 
 

「表題」「標題」の違い | ビジネスメールの場合は「表題」が基本

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「表題」と「標題」の違いは以上のとおり。「表題の件につきまして」はメールの題名・タイトルを指すので「表題」が適切。どちらも「ひょうだい」とタイプするので、誤変換にも注意しましょう

「表題」の例文は「表題の件で確認事項がございます」、「標題」の例文は「この企画書は5つの標題から構成されています」などです。ビジネスメールでは「標題」を使う機会は多くないため、基本的に「表題」を使っておけば問題ありません。
 
 

ビジネスメールでの「表題の件につきまして」の適切な使い方 | 本文でも意味が通る文を書く

ビジネスメールで「表題の件につきまして」を使うときは、「相手がすぐ内容を理解できる」ように書くことが大切です。そのため、「表題の件につきまして」を使いつつも、本文中で具体的な内容を簡潔に書くようにしましょう。
 
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こちらは悪い例です。受け取った側が表題(件名)を読み直さないと、何の打ち合わせなのか分かりません。本文だけで意味が通らないメールは、相手に余分な負担を強いてしまうので避けるべきです

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赤く囲ってある箇所の文章のおかげで、表題(件名)を読み直さなくても意味が通ります。このように書いておくと、相手に余計な負担をかけないので理想的です

「表題」「標題」の類似表現/言い換え表現

「表題」「標題」の類似表現・言い換え表現を以下3つご紹介します。
 
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それぞれ言葉のニュアンスが微妙に異なるので注意が必要です。

掲題 | 件名をはっきり示すニュアンス

「掲題(けいだい)」は字のとおり「掲げられた題」という意味があります。メールのタイトルを指すというニュアンスが伝わりやすいです。ただし、「掲題」はあまり一般的ではない言葉なので、ビジネスメールで使われることは少ないです。
 
 

首記 | 冒頭の文章を指すニュアンス

「首記(しゅき)」は「文書の冒頭に記してあること」を意味します。広義ではメールのタイトル・件名も含まれますが、「記」となっているためビジネスメールの件名を連想しづらいことも。筆者としてはあまりおすすめできない表現です。
 
 

首題 | 大切なことを伝えるニュアンス

「首題(しゅだい)」は、首記同様に「文書の冒頭」を意味します。「首」には「大事なところ」という意味があり、「題」は件名を連想させやすいため、大切なことを伝えたいというニュアンスが伝わります。「首題」は筆者がよく使う表現です。
 
 

まとめ

「表題の件につきまして」はビジネスマナーとして問題ないフレーズ。とはいえ、実際のメールでは、本題を省略するのではなく、本文を読んで理解できる内容にする方がベターです。

また、こちらの記事【ビジネスメールで良い印象を残す「締めの言葉」文例16選】では、ビジネスメール相手にいい印象を与えるための締めの言葉をご紹介しています。
在宅ワークの時代だからこそ、メールだけでやり取りが完結することも増えています。簡潔さを意識しながらも、その簡潔さが「相手に負担を強いる」ものにならないよう、「受け取った側が理解しやすい内容」にするように心掛けましょう!

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