主婦におすすめの自宅でできる仕事15選!育児/家事と両立可能な安全な在宅ワーク

本記事では主婦におすすめの「在宅ワーク」15選について、仕事内容や難易度、月額収入の相場、メリット・デメリットについて解説します。

少子高齢化による働く人の減少や、育児や介護と両立して働きたいなど、それぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できるようにする「働き方改革」を政府は推し進めています。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業でもテレワーク勤務が浸透し、「在宅ワーク」のニーズが増加傾向にあります。

「在宅ワーク」とは、情報通信機器を活用し、家にいながら仕事をすることをいいます。
家事や育児との両立もしやすく、主婦で在宅ワークをやってみたいという方も多いのではないのでしょうか。

そもそも在宅ワークの仕事をどう探せばいいのか悩んでいる方もいると思いますが、主婦におすすめの在宅ワークを探す方法は、主に4つあります。
 
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主婦におすすめの在宅ワークの探し方として、知人からの紹介、クラウドソーシングサービスや求人サイトへの登録、独立して既存のフリマサービスなどを利用する方法が挙げられます

またひとくちに「在宅ワーク」といっても、さまざまな種類の仕事があり、難易度によって月額収入の相場が異なります。
 
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主婦におすすめの在宅ワークの難易度と相場の目安をまとめました。スキマ時間を活用し、在宅で月10万円以上稼いでいる主婦の方もたくさんいます

今回は主婦におすすめの在宅ワークの仕事を全部で15種類、仕事のタイプや難易度とセットで紹介します。
 
 

コツコツ系 | 主婦におすすめの自宅でできる仕事

特別な資格や技能がなくても始めやすく、スキマ時間にコツコツ稼げる在宅ワークをまずご紹介します。難易度は初級レベルです。
 
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在宅ワークを始めようと思ったらまずチェックしたいコツコツ系の仕事をご紹介します。

初級:アンケートモニター | スマホ1台でお手軽にスタート

アンケートモニターとは、商品やサービスを利用し、企業から依頼されたアンケートに答えて報酬をもらう仕事です。
短時間で簡単に取り組むことができますが、単価が低くまとまった額を稼ぐのは難しいので、忙しくあまり時間を取れないけれどちょっと稼ぎたいという方に向いています。

メリット
・未経験者でも始めやすい
・スキマ時間を活用できる
・好きな商品やサービスをいち早く体験できることも

デメリット
・報酬は少なめ
・継続してもスキルが身に付かない
 
 

初級:ポイントサイト | ゲーム感覚で楽しんで貯まる

ポイントサイトでは、広告動画の視聴やアプリのダウンロードなど、広告サービスを利用することでポイントがもらえます。
最近は「ポイ活」とも呼ばれ、広告をワンクリックしただけでポイントが貯まるため、ゲーム感覚で楽しむことができますが、まとまった額を稼ぐのは難しくなっています。

メリット
・クリックするだけでポイントを貯めることができる
・資料請求など案件によっては高額報酬のものもある
・ノルマなどがないため、無理せず継続できる

デメリット
・報酬がポイントで付与され、最低交換額に達しないと現金化できない
・ある程度稼ぐには地道な作業が必要になる
 
 

初級:リサーチ業務 | コツをつかめばOK

リサーチ業務とは、商品やサービスについて調査してまとめる仕事です。たとえば、この地域にある飲食店の名前、住所、電話番号、WEBサイトをすべてデータベースにまとめてExcelで提出する、といった仕事内容になります。
最低限のExcelの知識は必要になりますが、基本的にコピー&ペーストができればOKです。

メリット
・出来高制なので頑張った分だけ稼げる
・継続的に仕事がもらえることも多い

デメリット
・パソコンとネット環境が必要
・ある程度の集中力と正確性が必要
・ノルマが課される場合も
 
 

初級:データ入力 | 一定額の収入が見込める

データ入力とは、パソコンへ数字や文字などのデータを入力する仕事です。入力データは顧客情報や売上データなどさまざまですが、自分で考えて入力することは少なく、入力するフォーマットは企業独自フォーマットやWord、Excelであることが多いです。
入力フォーマットの操作ができれば問題なく対応できる業務で、細かい作業が得意な人に向いています。

メリット
・一定額の収入が見込める
・タイピングや基礎的なパソコンスキルが身に付く

デメリット
・パソコンとネット環境が必要
・入力する情報の管理に気を付けなければならない
 
 

初級:文字起こし | スキルアップ可能な王道の在宅ワーク

文字起こしとは、講演会やインタビューなど、録音された音声を文章化する仕事です。在宅ワークとして以前から人気のある仕事のひとつでもあります。
音声データを聞き取ってパソコンで文章化していくので、集中力があり、基礎的なタイピングスキルを持っている方に向いています。

メリット
・タイピングや文章を整えるスキルを磨くことができる
・スキルが身に付くほど稼げるようになる

デメリット
・パソコンとネット環境が必要
・ある程度の集中力と日本語能力が必要
 
 

初級:ネットショップの出品業務 | フリマサイト利用者ならお馴染み

EC市場の規模が拡大するなか、ネットショップの出品業務補助の仕事も増加しています。
具体的な仕事内容は、Excelなどに記載された出品情報をコピー&ペーストしてネットショップへ出品する作業や、場合によってはPhotoshopを使って商品画像の簡単な加工をする作業も含まれます。
発注者が丁寧にサポートしてくれる場合がほとんどなので、初心者でも安心ですが、個人でフリマサイトなどに出品したことがある方は馴染みやすく向いているといえます。

メリット
・初心者でも丁寧なサポートが受けられる
・継続すると単価が上がることも

デメリット
・パソコンとネット環境が必要
・パソコンスキルが全くないと採用されにくい場合がある
 
 

クリエイティブ系 | 主婦におすすめの自宅でできる仕事

経験を積むことにより、スキルアップが望めるクリエイティブ系の在宅ワークを次にご紹介します。難易度は中級~上級レベルです。
 
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コツコツ系在宅ワークより難易度は上がるものの、スキルを磨くことにより生活できる程度の収入を目指すこともできます

中級:ライター | 実績を積めば収入アップ

ライターとは主にWebサイトをはじめとする各種媒体に掲載する記事を執筆する仕事です。商品レビューやネットニュース、専門性の高い記事まで仕事内容は多岐に渡ります。専門性を持って経験を積むことにより、継続案件がもらえるようになり、生活できる程度の収入を得ることが可能です。
基本的な日本語能力があり、タイピングが得意な人に向いています。

メリット
・実績を積めば収入を見込める
・専門知識や趣味を活かせる
・特に専門的な分野の記事は単価が高い

デメリット
・基本的な日本語能力や文章力がないと難しい
・未経験者は採用されづらい場合も
 
 

中級:動画編集 |将来を有望視される仕事のひとつ

動画編集は、主にYouTubeへアップする動画や結婚式などのイベントで流すムービー、eラーニング用の授業動画などを編集し、テロップを入れる仕事です。クライアントによっては動画の構成から考えたり、自分の声を入れたりする場合もあります。
基本的な動画編集のスキルがある人に向いています。また、クライアントの希望とすり合わせた動画を作成しなくてはならないため、コミュニケーション能力も必要となります。

メリット
・単価が比較的高い
・動画コンテンツ市場が拡大傾向にあることから、今後ますます需要が増えていく

デメリット
・動画編集ソフトを使えるスキルが必要
・パソコンやネット環境だけでなく、動画編集ソフトなどある程度の初期投資が必要
 
 

中級~上級:翻訳 | 専門分野と組み合わせれば高収入

外国語のスキルがある方におすすめの在宅ワークが翻訳です。企業案件の翻訳の仕事は契約書や取扱説明書など、専門性を求められるものも多く、外国語にプラスして専門性を持っているとさらに高単価の仕事を狙えます。IT分野や医療分野が注目されています。

メリット
・外国語のスキルを活かせる
・専門性がある翻訳は高収入を見込める

デメリット
・AI翻訳の進歩により、外国語のスキルのみでは翻訳の仕事を得るのが難しくなっている
・特に英語は競合が多く、相当高い語学力が必要となる
 
 

上級:Webデザイン・プログラミング | 需要が高く高収入も狙える

Webデザインとは、企業などから依頼されたWebサイトやアプリのデザイン、制作を行う仕事です。一方、プログラミングとは、コンピューターのプログラムを構築し、システムやソフトを開発する仕事です。
求人が多くやりがいもあり、高収入を目指すことができる仕事である反面、責任も重く、クライアントの意思を汲むコミュニケーション能力や、トラブルに柔軟に対応できる能力が必須となってきます。

メリット
・実績を積めば高収入を見込める
・需要が高く、案件も多い

デメリット
・常にスキルアップを求められる
・即戦力が求められ、実務経験がないと仕事を得るのが難しい
 
 

商品販売系 | 主婦におすすめの自宅でできる仕事

商品を販売することにより、収入を得られる在宅ワークをご紹介します。難易度は初級~中級レベルです。
 
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商品販売系の在宅ワークは、クライアントから案件をもらうタイプの仕事ではなく、独立して「小さなお店」を営む形に近いです。関連する法律などにも注意しましょう

「小さなお店」を営む形に近いため、見出しに「※」が付いている在宅ワークの職種については注意点やリスクについても解説します。参考にしてください。
 
 

※中級:ハンドメイド販売 | 趣味と実益を兼ねて人気作家に!?

アクセサリーや雑貨を趣味で作っている人におすすめなのが、ハンドメイド販売です。
minne」などのハンドメイド販売サイトで作った作品を販売し、収入を得ます。作品にファンがつき人気作家になれば、自身のネットショップを開設し高収入を狙うことができる一方、競合も多いので全く売れない可能性もあります。
InstagramなどのSNSを利用し、宣伝するスキルも必要となってきます。

メリット
・趣味と実益を兼ねることができる
・人気作家になれば高収入が狙える

デメリット
・材料費がかかる
・収入が不安定、売上がゼロの場合も
・著作権法違反など関連法規に注意する必要がある
 
 

※中級:写真販売 | カメラが趣味の人におすすめ

写真販売とは、自分で撮った写真をストックフォトサービスに登録し、販売することで収入を得る仕事です。写真撮影が趣味の方に向いていると言えます。「Shutterstock」や「photo AC」など多数のストックフォトサービスがあるため、手数料や写真の傾向など自分に合ったサービスを利用しましょう。

メリット
・趣味と実益を兼ねることができる
・カメラがあれば材料費も在庫管理も必要ない
・一度登録すれば細く長く収益に繋がる可能性がある

デメリット
・単価が低く、安定収入を見込めない
・競合が多く、プロのフォトグラファーも多い
 
 

※初級:せどり | 市場のニーズをつかめば大きな利益に

せどりとは、仕入れた商品を仕入れ額よりも高い値段で販売し、その差額で利益を得る仕事です。実店舗で商品を購入せずに、ネットショップで購入し、ネットショップで販売すれば在宅ワークでできる仕事です。せどりの販売先は「メルカリ」などのフリマサイトや、「ヤフオク!」などのオークションサイトを利用することが多いです。
中古品を反復継続して販売する場合、古物営業法に定められた「古物商許可証」が必要です。必要書類を集めて管轄の警察署へ申請しましょう。

メリット
・プレミアム価格の商品を販売できれば大きな利益を得ることが可能
・販売商品のカテゴリーによっては生活できる程度の収入を見込める

デメリット
・「古物商許可証」の取得が必要
・商品が売れなかった場合、在庫を抱える可能性がある上にキャッシュフロー面でもリスクを抱える
 
 

時間/曜日固定系 | 主婦におすすめの自宅でできる仕事

時間が固定されていた方が働きやすい、自分の性格的に向いているという方におすすめの時間や曜日が固定された在宅ワークをご紹介します。難易度は初級レベルです。
 
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時間・曜日固定系の在宅ワークは時給制が多く、スキマ時間を活用するのは難しい反面、安定した収入を見込めます

初級:受電・テレアポ | 電話応対が得意な人向き

受電・テレアポはお客様からの電話を受ける、もしくは電話をかける仕事で、在宅ワークの場合、電話を貸与されるかパソコンにインカムをつないで作業します。テレアポやコールセンターで働いた経験がある人や、敬語を正しく使用し電話応対ができる人が向いています。
時給制であることが多く、安定して収入を得ることができます。

メリット
・時給制で安定的に収入を得られる
・時間にある程度融通が利く場合が多い

デメリット
・実際に会話をする必要があるため、小さいお子さんがいるなど騒がしい家庭では困難
・在宅ワークOKの企業でも、最初のうちは出社を求められることも
 
 

初級:オンライン秘書 | ニーズが高まっている注目の仕事

オンライン秘書とは、企業や個人事業主などの秘書業務をオンラインで行う仕事です。電話、メールの対応やスケジュール調整、資料作成などが主な業務となります。秘書業務から一歩踏み込んで、経理・財務・人事にかかわる業務に対応するケースも多くなりつつあります。
もともと秘書として働いていた方、基本的なPCスキルやスケジュール管理能力がある方に向いています。

メリット
・時給制で安定的に収入を得られる
・秘書としてスキルを磨ける、キャリアアップも見込める
・外国語のスキルを活かせる

デメリット
・専門性や外国語スキルなどがない場合、時給はそこまで高くない
・高度なコミュニケーション能力が求められる
 
 

在宅ワークのメリット/デメリット

在宅ワークの最大のメリットは、その字の通り「在宅できること」です。筆者も在宅ワークでライターをしているのですが、仕事の合間に掃除や洗濯をしたり、宅配便を受け取れたりと細々とした家事をこなせるのは、主婦にとってありがたいですよね。また、通勤に時間が取られないことも大きなメリットだと思います。

デメリットは仕事とプライベートの時間に区切りが付きづらく、スケジュール管理を自ら行わなければいけないところです。仕事量や締切もこなせるか自分で判断する必要があります。自分でスケジュール管理をするのが苦手な人には、在宅ワークは向いていないかもしれません。
 
 

在宅ワークの始め方

主婦が在宅ワークを始める主な方法をご紹介します。
 
 

紹介を受ける

以前の勤務先の上司や知人などから、個別に紹介を受けて在宅ワークを始める人は多いです。自分の能力や資質を把握している人から紹介を受けると、自分に合った仕事をマッチングしてもらいやすく、長く続けられる傾向にあります。
 
 

クラウドソーシングサイトに登録する

仕事を発注したい企業や個人がインターネットを通じて不特定多数の人に仕事を依頼するクラウドソーシングサイトに登録するのも、現在の在宅ワークの始め方として王道です。「クラウドワークス」や「ランサーズ」、「ママワークス」といったサイトが代表的です。
 
 

Indeedなどで在宅ワークを探す

求人情報検索サイト「Indeed」などで在宅ワークを探す方法もあります。求人情報サイトは通勤勤務の仕事の求人が多いイメージがありますが、Indeedで「在宅ワーク」をキーワードに入れて検索すると100万件以上ヒットします。特に時給制の在宅ワークを探すときには、求人情報が多いのでぜひ利用してみてください。
 
 

在宅ワークのタイムスケジュールの例

実際に在宅ライターとして働く筆者の1日をご紹介します。

・6時  起床、子どものお弁当作り、朝食の支度
・7時  夫と子を見送り、自分の朝食を取る
・8時  洗濯や皿洗い、掃除などの家事
・10時~12時  仕事
・12時~13時 お昼休憩、SNSチェック
・13時~14時 ピラティス
・14時~17時 仕事
・17時 子の帰宅に合わせて夕食の支度や残りの家事をやる
・18時 夕食、急ぎの仕事がなければ家事が終わり次第趣味や家族との時間
 
 

まとめ | 月5万以下ならアンケートモニター、10万以上を目指すにはライターや動画編集を始めてみよう

スキマ時間を活用してちょっとお小遣い稼ぎをしたい人におすすめなのは、アンケートモニターです。単発で受けることができますし、新商品を試す機会も多いので、楽しい仕事だと思います。
月に10万円以上稼ぎたいという方には、ライターや動画編集の仕事がおすすめです。初心者のうちは仕事を仕上げるにも時間がかかり大変だと思いますが、経験を積めば時間あたりに稼げる金額や単価が伸びていき、やりがいもあります。
それぞれの仕事のメリット、デメリットを把握し、ご自身に合った在宅ワークを見つけてくださいね!
また、雇用形態や一つの会社に属するという形式にとらわれない、「パラレルキャリア」については、以下の記事も参考にしてください。
注目の働き方「パラレルキャリア」とは?メリットと注意点、始め方を紹介 -

注目の働き方「パラレルキャリア」とは?メリットと注意点、始め方を紹介 -

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雇用形態や一つの会社に属するという形式にとらわれない、パラレルキャリアに注目が集まっています。キャリアアップができたり、さまざまな経験ができたりと、パラレルキャリアのメリットはたくさん。しかし、始め方や本業との両立など、気になることも多いでしょう。そこで今回は、パラレルキャリアの目的や始め方、注意点などを紹介します。