無料版Google Meetの時間制限と「制限なく使う」方法!基本の使い方・できることも

リモート会議やちょっとした打ち合わせに便利なGoogle Meet。無料で利用可能ですが、Google Oneに加入していないと時間制限があります。この記事では、Google Meetの時間制限と、時間制限をなくす方法を解説します。

リモート会議をする機会も増え、多くの人が一度はGoogle Meetを使ってオンラインミーティングをした経験があるのではないでしょうか?

各オンラインウェブ会議サービスに時間制限があるように、Google Meetも無料会員には時間制限や参加人数の制限があります。

では、無料版Google Meetの時間制限は何分なのか、また時間制限をなくす方法はあるのでしょうか?
 
 

Google Meetを無料で使うには?

Googleアカウントがあれば誰でも利用できるウェブ会議サービス「Google Meet」。コロナ禍でリモート会議が増えたいま、Zoomと並んでよく利用されているビデオ会議ツールです。
 
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Google Meetは、PCはもちろん、スマホアプリからでも参加可能。ビデオ通話はもちろん、チャットの送信や画面共有、会議の録画なども可能です。(引用元:Google Japan Blog)

Google Meetで自分が会議を開く場合は必ずGoogleアカウントが必要です。なお、Googleアカウントは無料で作成・利用が可能。Googleアカウントの機能のひとつに「Google Meet」があります。
 
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なお、Google Workspace ユーザーが主催する会議の場合はGoogleアカウントがなくても参加可能。共有されたGoogle Meetのオンライン会議のURLにアクセスし、表示名を入力すれば主催者に参加リクエストが届き、許可されれば参加できます。

Google MeetとZoomの無料版を比較

無料版Google Meetは2021年6月以降、人数制限が3~100人、時間制限が60分間に設定されました。なお、2人までのビデオ通話は24時間行うことができます。 一方、Zoomの無料プランの場合は2~100人までで、時間制限は40分。Google Meetの方が20分長く利用できる上、他のGoogleアプリとの互換性もあるので、より使い勝手がいいツールだといえるでしょう。
 
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Google MeetとZoomは、画面共有、チャット、リアルタイム字幕など、便利な機能には差がありません。しかし、録画機能についてはGoogle Meetは無料版では利用できません。また、PCで利用する場合、Google Meetはブラウザから全機能が利用できるのに対し、Zoomで全機能を利用する場合はアプリをインストールする必要があります。

無料版Google Meetの時間制限は「3~100人の会議は60分」まで | 制限なく使うには?

Google MeetはZoomに比べ、20分長い60分間の会議を行うことが可能。しかし、実際の会議では60分を超えてしまうこともあるでしょう。 この記事では、60分以上Google Meetを利用する方法を解説します。
 
 

無料版Google Meetの時間制限の詳細 | 無料版の3人以上の会議は1時間まで

無料版Google Meetの最大の特徴は、3人以上の会議は1時間(60分)まで可能なこと。
 
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Google Meetで3人以上の会議を開始すると、右下に「無料通話には1時間の時間制限があります」のメッセージが表示されます。また、制限時間が近づくと、画面右下に「この通話はあと〇分で終了します」と表示されます。

なお、「会議1回あたりの時間制限」がある一方、無料プランであっても「会議回数」に制限はありません。
Google Meet Google One(2 TB以上のプレミアムプランのみ) Google Workspace Business Starter
料金(月額) 無料 1300円(2TB) 680円
1対1の会議時間 24時間まで 24時間まで 24時間まで
3人以上の会議時間 1時間まで 24時間まで 24時間まで
最大参加可能人数 100人 100人 100人
会議回数 無制限 無制限 無制限
会議回数は無料プランも有料プランも「無制限」。つまり、無料版Google Meetで60分以上の会議をしたい場合は「2回続けて開催する」という方法を取ることができます。
 
 

無料版Google Meetで2回連続で会議を開催する方法

Google Meetを2回連続で開催する方法を解説します。 まずはGoogle Meetにアクセスし、Googleアカウントにログインします。
 
 
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「新しい会議を作成」をクリックします。すぐに会議を始める場合は「会議を今すぐ開始」、今後行う会議を作成する場合は「次回の会議を作成」、スケジュールを詳しく設定する場合は「Googleカレンダーでスケジュールを設定」を選び、Googleカレンダーからタイトル、日時を設定。「ゲスト」からユーザーを招待するか、会議のURLを共有すれば、設定した日時に会議を行うことができます。

なお、会議中であっても「新しい会議を作成」から会議のURLを作成することができます。制限時間が近づいてきたら「新しい会議を作成」からURLを取得しておいて、チャット機能で参加者に共有すれば、スムーズに新しい会議に移ることができます。
 
 

【詳細】Google Meetの無料アカウントで「できること」「できないこと」

Google Meetの無料アカウントでできることとできないことをあらためて整理しました。
 
 

無料アカウントでできること

制限時間 ・参加者2名で1対1の場合:最大24時間
・3名以上:最大60分
参加可能人数 100名
高度な機能 Web会議、チャット
管理権限 会議主催者のみに制限される
背景画像の変更 可能
ホワイトボード(Jamboard) の使用 可能

無料アカウントでできないこと

ブレイクアウトルーム 利用不可
管理権限 主催者のみ
録画機能 有料アカウントのみ

有料版Google Meetでできること

正確には「有料版Google Meet」は存在しません。1時間以上の会議やより多い人数で会議する場合は、Google WorkspaceやGoogle Oneのプレミアムプランに登録する必要があります。
 
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Google Workspaceはビジネス向けクラウドツール。2023年9月現在4つのプランがあります。先述した通り。「Starter」の場合、会議の最大参加可能人数は100人ですが、「Standard」は150人、その上の「Plus」は500人、「Enterprise」の場合は1000人となります。(引用元:Google Workspace)

Google Workspaceへの申し込みは、公式ページから行えます。 なお、Google Oneも同様に公式ページから申し込み可能です。
 
 

まとめ | 会議の規模や状況に応じて無料版/有料版や他のツールを使い分けましょう

社内での小規模な会議や、信頼関係が構築されているクライアントとの会議では、60分を超える場合には声掛けして2つ目の会議を作れば充分。つまり、無料版のGoogle Meetで事足ります。

しかし、参加人数が多い会議や重要性の高い会議は、有料版Google Meetや、場合によっては他のツールを使った方が良い場合もあります。
Google Meet Zoom Microsoft Teams Cisco Webex
3人以上の会議時間 60分間まで(無料版) 40分間まで(無料版) 60分間まで(無料版) 40分間まで
最大参加可能人数 100人(無料版) 100人(無料版) 100人(無料版) 100人
挙手
ホワイトボード
ブレイクアウトルーム
アンケート
出欠確認 レポートの出力が可能
字幕
文字起こし
録画・録音
ノイズキャンセル
例えば相手がGoogleアカウントを持っていないという場合はZoomがおすすめ。また、クライアントに合わせ、さまざまなツールの機能を知っておくことは大切でしょう。

社内コミュニケーションツールは、Google Meetのほかにもさまざまあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
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