アフターコロナになり、いままで暫定的にリモートワークを取り入れていた企業の多くが出社回帰の方針を打ち出すようになりました。「ようやくオフィスに戻れる!」と思う人もいる一方、自宅で快適なリモートワーク環境を作っていた人の中には出社が苦痛だと感じる人もいるではないでしょうか。
そこでこの記事では「仕事に行きたくない」と感じた場合の対処法をご紹介。仕事に行きたくない時に役立つモチベーションの上げ方についても解説します。
仕事に行きたくないときに避けたほうが良い行動
仕事に行きたくないという思いに駆られても、絶対に避けた方がいいのは「無断欠勤」。無断欠勤は社会人としての信用を失うだけでなく、周囲の人も心配させてしまいます。どうしても当日に休みたくなった場合は直属の上司に連絡するなどして、休む旨をきちんと伝えましょう。
また、「仕事に行きたくない」という気持ちを引きずったまま無理に会社に行くことは、精神衛生的にあまりいいとは言えません。モチベーションを上げようとしたり、前向きになろうとしてもどうしてもできなかった場合、有給休暇を取ることもおすすめします。
また、「仕事に行きたくない」という気持ちを引きずったまま無理に会社に行くことは、精神衛生的にあまりいいとは言えません。モチベーションを上げようとしたり、前向きになろうとしてもどうしてもできなかった場合、有給休暇を取ることもおすすめします。
【まずはチェック】仕事に行きたくない時にすぐできる対処法
仕事に行きたくない場合にすぐできる対処法をご紹介します。
有給休暇を取得する
まず考えられるのは、労働基準法に則った有給休暇を取得すること。有給休暇は一定期間勤務すると与えられる休暇で、たとえば勤続0.5年では、10日付与されます。
なお、有給休暇は勤続年数と労働時間をクリアしていればパートタイムでも取得可能です。
有給休暇について詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。
労働基準法における「有給休暇」の基本ルールや付与要件と見落としがちなポイント -
労働基準法で定められた「有給休暇」は、労働者としての権利であり、会社から義務的に付与される休暇です。しかし、意外と見落としがちなポイントも多く、せっかくの権利を無駄にしてしまっているケースも。この記事では、労働基準法における有給休暇の基本ルールと、意外と見落としがちなポイントについて解説します。
(可能な場合)リモートワークに切り替える
オフィスの環境がストレスの原因となっている場合、リモートワークに切り替えることで心地よい作業環境を整えることが可能です。
リモートワークに切り替えるため、自分からサボリ防止対策を提案してみるのもひとつの手。自宅のパソコンに操作ログを入れてもらうなどしたりして、リモートワークでも仕事ができることをアピールしましょう。
(可能な場合)コワーキングスペースで仕事をする
「オフィスで仕事をしたくない」という場合、コワーキングスペースの活用もおすすめです。
「仕事に行きたくない」という気持ちを切り替えてから出社するのがおすすめ
有給休暇が取得できず、リモートワークもできない場合、つまりどうしても出社が必要な場合は、心を落ち着けて仕事に向かう準備をすることをおすすめします。
切り替えができないまま出社するとミスにつながったりしてしまうため、注意しましょう。
切り替えができないまま出社するとミスにつながったりしてしまうため、注意しましょう。
仕事に行きたくない時、モチベーションを上げるには?
仕事に行きたくないときにモチベーションを上げる方法をご紹介します。
仕事に対する意識を変える
「仕事をすることで何を得られるか」を考えることで、モチベーションを内側から高めることができます。また、長期的なキャリアの目標を思い出すことで、その日一日を乗り越える力が湧いてくることがあります。
太陽の光を浴びる
太陽の光は気分を明るくし、エネルギーを与えてくれます。朝、窓を開けて太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、活動的な一日を迎える準備ができます。
朝食を食べる
一日の活動エネルギーの源となる朝食は、心身の調子を整えるためにも重要です。バランスの良い朝食をとることで、体に活力を与え、仕事に向かう気持ちも前向きになります。
「行きたくないと思うのはオフィスに着くまで」と割り切る
苦痛なのは「通勤時間」と思い込むことで、仕事そのものに対する悪印象をなくすことができます。また、その通勤時間も「自分だけの時間」と位置づけ、読書や音楽鑑賞などの楽しみを作ると、その時間も有効活用することができるでしょう。
仕事の後の「ご褒美」を自分自身に対して用意する
一日の終わりに自分へのご褒美を用意することで、仕事へのモチベーションを保つことができます。好きな食事や趣味の時間を計画して、仕事への意欲を高めましょう。
「仕事に行きたくない」原因は?
あらためて、「仕事に行きたくない」と感じてしまう原因を整理しましょう。
「仕事に行きたくない」のではなく「オフィスに行きたくない」のかも
オフィス環境に対するストレスが原因で仕事に行きたくないと感じることも少なくありません。オフィスの雰囲気、人間関係が原因となっているかもしれません。
この場合、先述した通り、リモートワークの導入のほか勤務地の変更やフレックスタイム制の導入など、働き方を見直すことで改善が期待できます。
この場合、先述した通り、リモートワークの導入のほか勤務地の変更やフレックスタイム制の導入など、働き方を見直すことで改善が期待できます。
「ハイブリッドワーク」での勤務が可能か上司に相談するのもおすすめ
ハイブリットワークとは、リモートワークとオフィスワークを使い分ける働き方のこと。
仕事内容によっては、完全に気分で働く場所を決められるわけではありませんが、それでも選択肢が増えることは仕事に対する苦痛を軽減することに繋がります。
ハイブリットワークが可能かどうか上司に相談してみるのもひとつの手です。
まとめ
仕事に行きたくないと感じる日は誰にでもありますが、その気持ちをいかにして乗り越えるかが重要です。小さな行動の変化や環境の調整だけでなく、場合によってはキャリアそのものを見直すことも必要かもしれません。日々の小さな努力が積み重なって、より充実した職業生活を送るための基盤となるでしょう。