これまでのリモートワークとは違い、直接接することで見えにくかった上司や先輩の怖い面が見えてしまったり、直接怒られたことで「対面でミスを怒られるのが苦手」という今まで見えなかった自分の一面が見えて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、この恐れを乗り越えてより自信を持って仕事に取り組むための実践的なアドバイスをご紹介。マインド面から克服する方法から具体的な働き方の改善まで解説します。
「怒られるのが怖い」と仕事で感じてしまいがちなよくある理由
相手にその意図がなくとも怒られることが攻撃されていると感じたり、怒られている自分を見られるのが嫌だという人もいるでしょう。
さらに怒られたことで委縮して相手との関係が悪化したと思い込んでしまい、それがさらにミスを生む原因になることも。
Z世代からは「テレワークでも怖さを感じる」という声も
退職代行サービス「EXIT」を運営するEXIT株式会社が2023年5月に発表した「Z世代の早期離職に関する利用者意識調査データ」によると、退職代行を利用したZ世代利用者のひとりは「テレワークで働きながら、電話やSNS上で、顔や性格も知らないような方から毎日怒られていたので、怖さやストレスを感じることが多かった」ことが退職を決意するきっかけになったとのこと。
「怒られるのが怖いのは、怒っている相手を目の当たりにするからではないか」と思いがちですが、実際は働く場所は関係ない様子。対面であろうとテレワークであろうと、まだ信頼関係を築いていない相手から怒られるのはやはり怖く、早期退職を選んでしまう若者すらいるようです。
【マインドセット篇】「怒られるのが怖い」気持ちを仕事で克服するには?
「ミスをしない人はいない」と割り切る
攻撃的な言葉は全てスルーする
「怒る」と「叱る」は別物。怒るは言っている本人のストレス発散のためだったりすることもありますが、「叱る」は相手への助言が含まれています。
相手の「感情」と「論理」を切り分けて考える
感情に振り回されず、冷静にその理由を分析すれば、問題解決の糸口が見つかりやすくなります。
【働き方篇】「怒られるのが怖い」気持ちを仕事で克服するには?
社内の人との信頼関係を構築する
たとえ上司から部下に「怒られる」という状況が発生したとしても、信頼関係があれば、部下からすれば「よりよくしたいからこその指摘だ」「自分のビジネスパーソンとしての成長を期待してくれているからこその指摘だ」というのが伝わるでしょう。
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社内の人との深い信頼関係を構築するには?
一方で信頼関係があれば、その「怒られ」は今後の糧にもなります。信頼関係構築のコツは以下の通りです。
・マイクロマネジメントは互いにしない
・攻撃的な言葉使いをしない
・1 on 1の実施
・研修型ワーケーションの実施
マイクロマネジメントは互いにしない
攻撃的な言葉使いをしない
1 on 1の実施
効果的に1on1ミーティングを行うには、まず目的を明確化しましょう。テーマは部下に決めてもらい、上司と部下でアジェンダを共有しながら事前準備を勧めましょう。実際にミーティングを実施し、現状確認や課題について話し合ったあとはフィードバックを行い、今後の計画を立てることが大切です。
研修型ワーケーションの実施
職場を離れた環境で行う研修型ワーケーションは仕事とリラックスした時間を組み合わせることで、普段とは異なる側面を見せ合い、互いの理解を深めることができます。
なお、ワーケーションについて以下の記事で解説しているので参考にしてください。
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タスク管理
タスクが溜まっているときは、「緊急度」と「重要度」で仕事を分けて、タスクに優先度をつけていくことをおすすめします。進捗状況を可視化することで、ミスを減らし、効率的に仕事を進めることができます。
ハイブリッドワークの導入
オフィスでの対面コミュニケーションとリモートワークのバランスを取ることで、効率的な業務遂行と充実したコミュニケーションの両立が可能になります。また、個々の事情に合わせた働き方を選択できることで、ストレス軽減にもつながります。
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テレワークは、完全に自宅で仕事をする働き方。一方、ハイブリッドワークは、オフィスに出社する日と自宅で仕事をする日を組み合わせて働くことを指します。この記事では双方の働き方の違いや課題について解説します。
フリーアドレス席を導入するのも一案
一方、固定席を持たないことで、自由なコミュニケーションが生まれやすくなり、社内の風通しが良くなります。これにより、ミスを恐れずに意見を交換しやすい環境が整います。
まとめ
これまでのテレワーク環境から突然出社に代わり、戸惑う中で「怒られ」にどうしても慣れないという方は、まず自分のマインドを見直しつつ、対面で社内の人との人間関係をしっかり構築し、信頼関係を作ることをおすすめします。