テレワーク・在宅勤務向けのおすすめオフィスチェア(椅子)6選をコクヨが解説

テレワーク・在宅勤務向けのオフィスチェアを選ぶなら、疲れにくさだけでなくインテリアとして馴染みやすいものがおすすめ。座り心地はもちろん様々な機能を備えたおすすめのオフィスチェア6選を紹介します。

テレワーク・在宅勤務のデメリットのひとつとして、「身体に合っていない椅子を使っているために身体が疲れる」というものがあります。テレワークや在宅勤務の時間が長くなってきた場合は、本格的なオフィスチェアを導入するのがおすすめです。

この記事では、コクヨがテレワークや在宅勤務をしている人に向けたオフィスチェア6選をご紹介。椅子の選び方のコツも解説します。
 
 

テレワーク向けの椅子の選び方とポイント

テレワーク向けの椅子を選ぶ前に、知っておいて欲しいのが椅子の座り方。背もたれを使わない人も多いですが、背もたれに背中がしっかりつくように座るのが基本です。

そこで椅子選びでチェックして欲しいのが「座面の大きさ」と「椅子の高さ」です。
 
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背もたれに背中をつけると「座面に膝の内側があたってしまう」という場合や逆に座面との隙間が空きすぎてしまうという場合は、座面を前後に調整できるタイプの椅子を選ぶのがベスト。もしくは、自分のサイズにあった座面の椅子を選ぶようにしましょう。

椅子の高さは、膝を90度に曲げたときに両足を床にぴったりと着けて座れる高さがベストです。
 
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椅子の高さが高すぎても低すぎても腰に負担がかかります。また、長時間仕事をしても疲れないようにするには、椅子の高さに合った机を使うのが理想的。机を買い替えるのが難しい場合は、パソコン台を使うなどすれば正しい姿勢を保ちやすくなります。

この基本を押さえた上で、テレワーク用の椅子を選ぶ場合のポイントは「デザインと利用シーン」「背もたれ」「素材とサイズ感」の3つ。以下で、詳しく解説します。
 
 

①デザインと利用シーン:ワーク向け?生活空間にも馴染む?

主に自宅のリビングで仕事をしている場合、ダイニングチェアーを使っている人は多いはず。しかし、長時間座るのには向いておらず腰やお尻が痛くなってしまうことも。

そこでおすすめなのが、パッと見てオフィスチェアと分からない生活空間に馴染むデザインの椅子です。最近はテレワーク・在宅勤務向けの椅子でも、木製を使用したデザインやリビングに置いても違和感のないデザインの椅子が豊富にあります。

リビングで使う場合やデザインを重視したい場合は、椅子の素材や使われているファブリック、椅子の裏側のデザインなども確認しておきましょう。
 
 

②背もたれ

椅子の背もたれは、低い順に「ローバック」「ミドルバック」「ハイバック」の3種類があり、ヘッドレストがついている「エクストラハイバック」もあります。ローバックはコンパクトで圧迫感が少ないのがメリット。小さな部屋やリビングに置いても圧迫感を感じさせません。

背もたれが大きいハイバックやエクストラハイバックは、背中全体を支えてくれるため長時間の仕事でも疲れにくいのがメリットです。背もたれが倒れるリクライニング機能がついている椅子もあります。ハイバックほど大きなものは求めないが、背中の支えはしっかり欲しいという場合はミドルバックを選びましょう。

ハイバックやエクストラハイバックの場合は、ヘッドレストの形も要チェック。後ろで髪を結んだりセットする方は、逆にヘッドレストが邪魔になってしまうケースもあります。取り外しや高さ・角度が調整できるかどうかもチェックしましょう。
 
 

③素材とサイズ感

椅子の背面素材は、主に「メッシュ」「ファブリック」「合成皮革・総革張り」「エラストマー」の4タイプ。メッシュやエラストマーなら、通気性がよく蒸れにくいため湿度が高い季節も快適です。カラーバリエーションが豊富でインテリアにも馴染みやすいのがファブリック。合成皮革ならお手入れがしやすく見た目にも高級感があります。より高級感を出したいなら総革張りがおすすめです。

また、座面の素材は主に「ウレタン」と「メッシュ」の2タイプ。ウレタンは柔らかく、長時間座ってもお尻が痛くなりにくいのが特徴。メッシュは通気性が良く、体にフィットしやすいのが特徴です。

さらに、自分に合った椅子のサイズを選ぶことも大切。実際に座れない場合は、座面の高さ(椅子の高さ)が「身長×0.25cm」を目安にしましょう。ワークチェアは高さ調節ができるものも多いため、チェアの稼働幅が「身長×0.25cm」に入っていればOKです。座面の高さが合っていないと腰への負担が大きくなるため必ずチェックしましょう。

椅子を置く場所によって、「横幅がデスクの下に収まるか」「椅子を引いて立ち上がるスペースがあるか」を確認することも大切。椅子を引いたときのスペースは最低でもデスクとの距離が75cmは必要です。
 
 

【ワークにも生活にも馴染む】テレワーク向け椅子のおすすめ4選

ここからは、コクヨが厳選した普段使いもできるテレワーク向け椅子のおすすめ4タイプを紹介します。
 
 

①【ワーク・生活】ingLIFE イングライフ:75,350円~107,580円(税込)

コクヨの「ingLIFE (イングライフ)」は、左右に丸みのあるワイドな背もたれと座面が360度自由に動くグランディング・メカが特徴的。座ったときに前後左右にスムーズに動くので、上半身への負担が軽減できます。
 
 

素材・サイズ感は?

座面の素材は、ファブリックとレザーの2種類。レザーはブラックのみ、ファブリックは4色展開です。リビングや生活空間に馴染みやすいデザインです。
 

座面はワイド設計ながら、全体はコンパクト設計なので圧迫感を感じさせません。4本脚は、キャスター付きに変更することも可能です。グリップ肘のあり・なしも選べます。

サイズは、座面の高さ:420~510mm、座面の寸法:幅440cm×奥行440mm、椅子の外寸:幅755×奥行535~610×高さ825~915mmです。
 
 

背もたれは?

背もたれはクッション(布張り)タイプと木(合板)タイプから選べます。
 

カーブを描いた背もたれが背中にフィットし、優しくサポートしてくれます。

おすすめの理由

ファブリックはもちろん、木タイプは木目調のダイニングテーブルとの相性もぴったり。リビングに置いても違和感がありません。丸みのあるフォルムで女性人気も高い椅子です。
 
 

②【ワーク・生活】FABRE ファブレ:75,570円~113,410円(税込)

コクヨの「FABRE(ファブレ)」は、座る人の体重・体格に合わせてロッキングの強さを自動調節する「オートアジャストロッキング」機能がついているのが特徴的。座面には体圧を分散させる弾性メッシュを使用し、長時間座っても疲れにくくなっています。
 
 

素材・サイズ感は?

背の高いハイバックですが、シームレスなシンプルなデザインで圧迫感を感じさせません。
 

全体的にスリムで曲線的なデザインなので柔らかな印象に。肘あり・なしが選べ、サークル肘はホワイト、ブラック、アルミ(ホワイト)の3色展開。素材はメッシュとファブリック、革張りがあり、ファブリックはカラーが11色とバリエーションが豊富でインテリアに合わせて選べます。

ファブリックタイプのサイズは、座面の高さ:430~520mm、座面の寸法:幅480cm×奥行450mm、椅子の外寸:幅680×奥行570×高さ905~955mmです。
 
 

背もたれは?

ハイバックの背もたれが、背中をしっかり支えて後傾姿勢でも体圧を分散。オートアジャストロッキング機能により、座ったときにストレスのない姿勢を保てます。
 

こちらはメッシュタイプ。通気性に優れています。

おすすめの理由

オフィスチェアとしての機能を十分に備えつつ、デザインもおしゃれ。座り心地や機能とデザインをバランスよく取り入れたい人におすすめです。
 
 

②【ワーク・生活】Opti オプティ:19,250円~31,460円(税込)

コクヨの「Opti (オプティ)」は、クッションの厚みが6cmもあり、長時間座ってもお尻が痛くなりにくい「フレックスモールド」設計。座面裏には凹凸がついており、前すべりも防いでくれます。
 
 

素材・サイズ感は?

高さはロータイプとミドルハイタイプから選べます。上下昇降機能がついているためデスクの高さや身長に合わせて椅子の高さを変えられます。
 

コンパクトで生活にも馴染みやすいサイズ。肘のあり・なしも選べます。ファブリックカラーは5色展開です。

サイズは、座面の高さ:410~500mm、座面の寸法:幅455cm×奥行415mm、椅子の外寸:幅630×奥行630×高さ815~905mmです。
 
 

背もたれは?

ロッキング機能付きで好みの強さに調節できます。
 

背もたれは、背骨のS字カーブに沿った設計で、安定した姿勢を保持。

背面のウレタンクッションが優しく背中を支えます。
 
 

おすすめの理由

低価格でテレワークの椅子を探している人におすすめ。コストを抑えながらも、背骨のS字カーブをサポートする機能や体圧分散クッションにより、長時間座っても体に負担がかかりにくい設計です。
 
 

③【ワーク・生活】SETTLE セトル:233,750円(税込)

コクヨの「SETTLE(セトル)」はロータイプのゆったりと座れるラグジュアリーなワークチェア。ロッキング機能がついており、ワークスタイルからリラックススタイルまで快適に過ごせます。
 
 

素材・サイズ感は?

低床キャスター、背座の回転機能などワークチェアとしての機能は十分ながら、見た目はラウンジチェアとしての高級感あるデザインが特徴的です。
 

脚は塗装とアルミポリッシュの2タイプ。素材はファブリックのみでカラーバリエーションは6色展開です。

サイズは、座面の高さ:385mm、座面の寸法:幅550cm×奥行465mm、椅子の外寸:幅695×奥750×高さ800mmです。
 
 

背もたれは?

ロッキング機能によって背もたれの傾斜が変化するので、仕事するときの前傾姿勢でも快適。

背もたれがかなり広いため、でお尻から背中がゆったりと包まれます。仕事時間だけでなく、リラックス時間にも重宝します。

おすすめの理由

低めに設定されているため、ローテーブルに合うオフィスチェアを探している人におすすめです。また、ラウンジチェアとして高級感がありながらも、オフィスチェアとして十分な機能を備えています。
 
 

【ワーク向け】テレワーク向け椅子のおすすめ2選

ここからは、ワークシーンを中心としたテレワーク向けの椅子2つを紹介します。
 
 

①【ワーク】ing イング:102,960円~157,410円(税込)

コクヨの「ing (イング)」シリーズは、ラテラルタイプ、バーチカルタイプ、メッシュタイプの3タイプ。「ingLIFE(イングライフ)」と同様に360度前後左右に動く座面が特徴ですが、ing (イング)はより動きがダイナミック。体にフィットし、前傾姿勢、後継姿勢に沿って心地よく動きます。
 
 

素材・サイズ感は?

背中をしっかり支えたいならバーチカルタイプ、メッシュタイプがおすすめ。可動域を広げより自由に動きたいならラテラルタイプがおすすめです。
 

前後左右に加えて上下にも動くので、まるでバランスボールに乗っているような感覚に。動きを止めたいときに便利なロック機能もついています。

ラテラルタイプのサイズは、座面の高さ:425~515mm、座面の寸法:幅480×奥行455mm、椅子の外寸:幅710×奥行580~640×高さ830~920mm。
バーチカルタイプのサイズは、座面の高さ:425~515mm、座面の寸法:幅480×奥行450mm、椅子の外寸:幅710×奥行590~670×高さ960~1050mm。
メッシュタイプ(ヘッドレストなし)のサイズは、座面の高さ:425~515mm、座面の寸法:幅480×奥行450mm、椅子の外寸:幅710×奥行615~700×高さ975~1065mmです。
 
 

背もたれは?

ランバーレスデザインで、座る人にあった背骨のS字カーブを作るためストレスがかかりません。クッションタイプのラテラルタイプは、背もたれが低めのデザインで、横の動きを強化。クッションタイプのバーチカルタイプ、メッシュタイプは広い背もたれで背中をしっかりと預けたまま自然な動きができます。
 

メッシュタイプにヘッドレストをつけたもの。カラーバリエーションは豊富で12色展開です。

おすすめの理由

バランスボールに乗っているような感覚で、椅子に座りながらにして可動域が広がります。仕事中によく動く人や背中の支えがしっかりと欲しい人におすすめです。
 
 

②【ワーク】Bezel ベゼル:92,180円~154,330円(税込)

コクヨの「Bezel (ベゼル)」は、高機能オフィスチェアー。座面の調整ができるオープンポジションメカニズム機能によって、背骨のS字形状に負担をかけないだけでなく、大腿部を圧迫しないような快適な座り心地を叶えてくれます。また、肘アームは内向き、外向きに可動し、自分好みに調整可能です。
 
 

素材・サイズ感は?

メッシュ素材でカラーバリエーションも8色と豊富。座面の幅も広く、奥行きや高さも体格に合わせて調整できます。
 

腰部には姿勢や背骨に沿って自由に伸縮するウェーブモーションサポートがついており、腰に負担をかけない快適な座り心地を実現させています。

サイズは、座面の高さ:420~510mm、座面の寸法:幅500×奥行400~450mm、椅子の外寸:幅680×奥行565~780×高さ965~1055mmです。
 
 

背もたれは?

シンクロロッキング機能により、20度まで好きな位置で固定可能。ロッキングの強さも調節できます。
 

座面が動くことにより、背もたれに背中をつけたまま前傾姿勢で仕事ができます。しっかりと支えてくれるため背中にかかるストレスが軽減されます。

おすすめの理由

ヘッドレストの角度、座面の奥行き・高さ、ロッキングの角度・強さなど自分好みに調整可能。自分の姿勢や体格に合わせて細かい調整をしたい人におすすめです。
 
 

テレワークで利用する椅子に関するよくある質問

テレワークで利用する椅子に関するよくある質問をまとめました。
 
 

ゲーミングチェアはオフィスチェアとしても使える?

オフィスチェアは、長時間の仕事でもストレスを感じないようにクッション性に優れた座面が使われています。一方、ゲーミングチェアはゲームに瞬時に反応できるように座面は固めのものが多くなっています。同じように見えますが、ゲーミングチェアはあまりオフィスチェアに向いていないと言えるでしょう。
 
 

耐久年数はどれくらい?お手入れのやり方は?

一般的にオフィスチェアの買い替え目安は10年と言われています。お手入れをしっかりすれば、より長く使用することもできます。メッシュ素材の場合はほこりがたまりやすいため、シートクリーナーやウェットティッシュで定期的にふき取るのがおすすめ。

ファブリックの場合は掃除機などでほこりを吸い取ります。汚れが酷い場所は、洗剤を入れたぬるま湯に浸した雑巾を固く絞り、叩くようにして汚れをふき取ります。合皮革の場合は塗れた雑巾で軽く水ぶきするだけでOKです。本革の場合は水に弱いため、基本的には乾拭きします。
 
 

まとめ

テレワーク・在宅勤務向けの椅子を選ぶ場合は、椅子を置いて違和感がないかどうかをチェックしましょう。もちろん、長時間座って疲れないかどうかも大事なポイント。自分の体格や姿勢に合ったサイズに調整できるものを選ぶのがおすすめです。