石川/金沢のワーケーション支援&起業支援制度とおすすめテレワークスポット | 金沢移住経験者が語る

新型コロナの感染拡大を受けて急激に普及した「テレワーク」は、2023年現在、多くの企業で働き方として定着。働き手にとってはテレワークを前提としたワーケーションや地方移住など、働き方の幅が広がりました。今回は特にワーケーション促進に注力し、なおかつテレワーカーらを対象とした各種支援が充実している地方都市として「石川県金沢市」をご紹介します。単発のワーケーションで金沢を楽しむのはもちろん、現地のことを気に入れば、スピーディーに起業支援や移住支援を受けられる環境が整っています。

新型コロナの感染拡大を受けて急激に普及した「テレワーク」は、2023年現在、多くの企業で働き方として定着。働き手にとってはテレワークを前提としたワーケーションや地方移住など、働き方の幅が広がりました。今回は特にワーケーション促進に注力し、なおかつテレワーカーらを対象とした各種支援が充実している地方都市として「石川県金沢市」をご紹介します。単発のワーケーションで金沢を楽しむのはもちろん、現地のことを気に入れば、スピーディーに起業支援や移住支援を受けられる環境が整っています。
 
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観光地としても人気の石川県金沢市は北陸新幹線で東京からおよそ2時間半。ワーケーションスポットとしてはもちろん「イシカワズカン」「はたらこう課」など各種起業支援や移住支援も充実しており、テレワークを前提に金沢市に拠点を構えるという選択肢も魅力的です

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金沢は「加賀百万石」と呼ばれた城下町。2002年には金沢が舞台のNHK大河「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」も放映され、人気を博しました。当時の歴史を色濃く感じさせる街並みが今も残っています。一方で県庁所在地として商工業も発展しており、後述するように起業支援なども充実している「働きやすい環境」でもあります Copyright:金沢市

石川県への移住者向け求人サイト「イシカワズカン」のディレクター・越後龍一さんは、石川県金沢市の魅力を「東京よりも時間の流れが穏やかで、マチナカでも伝統文化や人の温かさを身近に感じながら働けること」と語ります。
 
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越後 龍一(46000株式会社代表取締役 / イシカワズカン株式会社ディレクター )さんは株式会社ハイパーインターネッツ(現株式会社CAMPFIRE)、ピクシブ株式会社を経て独立。株式会社コンセントと株式会社ビーイングに外部パートナーとして参画後、2020年に金沢にIターン移住。「金沢の人々にとってはきっと当たり前の1つ1つのことが、金沢に縁もゆかりもない中で移住した僕には大変魅力的に感じています。人のつながりが豊かで、海の幸が美味しく、ワーケーション支援も充実しているので働きやすいです」とのこと

以下のような方は、ぜひ金沢市でのテレワークや、起業支援への申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。

・まずはワーケーションを楽しみたい正社員やフリーランスの方
・起業支援や移住支援を受けながらテレワークを前提に拠点を地方に移したい方

なお記事の後半では、実際にIターン移住された越後さんに、現地のおすすめのテレワークスポットとグルメもご紹介いただきます!
 
 

石川県金沢市のワーケーション支援の例 | 一泊5000円までワーケーション支援

金沢市では最大で一泊5000円まで補助を行う「金沢市ワーケーション等促進事業」を、2022年12月現在、実施中です。補助金額などの詳細は以下の通りです。

・対象者:金沢市外の企業等またはその従業員(個人事業主除く)。2泊以上、連続5日までのワーケーション、ブレジャー
・対象経費:宿泊料金・コワーキングスペースの利用料金
 ※企業等によるブレジャーの場合、宿泊料金のみが対象
・補助金額:対象経費合計の1/2、最大1日5000円

「加賀百万石」と呼ばれた金沢市には、金沢城や金沢21世紀美術館をはじめとする多くの観光スポットがあります。
 
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個人事業主が対象外というのは制度利用にあたってややネックではありますが、最大5000円という支給額は魅力的でしょう。金沢21世紀美術館などを楽しみつつ、市内のホテルなどでテレワークを行うといったことが可能です。 Copyright:金沢市

石川県金沢市の移住支援の例 | 民間発の移住者向け求人サイト「イシカワズカン」

テレワーカーらにとっての金沢市で働くメリットは「現地のことを気に入ったら、起業支援や移住支援など各種支援を受けやすい」こと。単発で楽しむもよし、移住するもよしという懐の深さが、大きな金沢の魅力です。
金沢市の移住支援の例には、UIターン移住を支援する人材サービス「チイキズカン」の金沢版「イシカワズカン」が挙げられます。
 
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「イシカワズカン」は石川県への移住者と石川県の企業を繋ぐ就転職関連のポータルメディア。石川県内の移住者向けの求人情報の他、石川県での暮らしや行政の支援情報などを掲載しています。

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「イシカワズカン」に登録することで利用者は石川の多種多様な求人に応募できるほか、スカウトも受けられます。仮会員登録はEメールアドレスのみで可能。本会員登録も数分程度で完了します

「イシカワズカン」ディレクターの越後龍一さんは、サービス立ち上げのきっかけについて「ちょうどコロナ禍の頃にIターン移住を決め、金沢の街の魅力にもほれ込んだものの、時間が経つにつれて悩みも深くなったことが大きいです」と語ります。
 
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「金沢のことは大好きですが、移住からしばらくすると、暮らしや仕事の情報が少ないことへの悩みが大きくなっていきました。外から移住した人が、移住先で人の伝手を頼って仕事を探したり、交友を広げることってやっぱり簡単ではないんです。地方だとWantedlyやIndeedを活用している企業も少ないのが現実ですしね。だからこそ今回立ち上げたイシカワズカンを通じて、1人でも多くの人に金沢でのテレワークやワーケーションをより身近に感じたり、更にその先にある金沢での仕事や生活を少しでも豊かなものだと思えるきっかけを与えたいんです」

将来的にはテレワーカーや移住検討中の方に向けて、求人情報に加え「地元の不動産屋さんが語る北陸でおすすめの住まい、食通による食べ歩きや飲み歩き、そして実際に移住された先輩たちの声など石川県で楽しく暮らせる情報を届けていきたいです」とのことです。

イシカワズカン
 

石川県金沢市の起業支援の例 | 金沢市の起業支援PRプロジェクト「はたらこう課」

行政主体の起業支援には、金沢市の起業支援PRプロジェクト「はたらこう課」が挙げられます。
 
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「はたらこう課」は金沢市が展開する起業家PRプロジェクト。金沢で活躍する起業家やクリエイターを幅広く紹介する他、起業塾や10代向けのビジネスコンテストも開催。また商業活性アドバイザーの斡旋や各種財政支援などの様々な制度の紹介なども実施しています

「はたらこう課」は金沢市内で様々な形で事業や各種プロジェクトを立ち上げようとする人にとっての「ライトな起業支援窓口」としての一面を持っています。 金沢市の「金沢市起業支援相談窓口」では、資金調達やクリエイター向け補助金への申し込みなど各種支援情報をワンストップで提供している反面、利用者にとって「取っつきづらい」という難点がありました。 はたらこう課は起業予備軍の人にとっての、よりライトな窓口という位置づけ。はたらこう課の各種イベントに足を運んだり、支援制度に目を通すことで、テレワーカーやフリーランスの方にとっても「自分が利用できる創業支援」などを見つけるきっかけになるでしょう。 ・金沢市「はたらこう課
 
 

石川県金沢市への移住経験者がおすすめするテレワークスポットと周辺グルメ

最後にイシカワズカンの越後さんに、金沢でのおすすめテレワークスポットと周辺グルメを1つずつご紹介いただきます。実際に金沢でワーケーションやグルメを楽しむ際に、ぜひ参考にしてください。
 
 

おすすめテレワークスポット | 金沢未来のまち創造館

越後さんおすすめのテレワークスポットは「金沢未来のまち創造館」。
 
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「金沢市内の小学校をリノベーションして生まれた、あたらしいビジネスや次世代の人材が生まれる場所を目指す新スポットです。スタートアップ・新ビジネス創出、子供の独創力育成、食の価値創造という3点が施設の柱で、コワーキングスペースも完備しています。地域の人々がイベントなどにも積極的に利用している場所でして、単にテレワークをするだけでなく、現地のコミュニティや人との交流も楽しみたいという場合におすすめです」

 
 

周辺グルメ | 練りものの名店「あげは」

おすすめの周辺グルメは、練りものの名店「あげは」。

「定番のお寿司と見せかけて、練り物が神がかっている名店です。朝11:30オープンにも関わらず、11時には開店を待つ行列ができる人気店。おすすめメニューは、あげは御膳一択です。大ぶりに切られたお刺身の盛り合わせを白米で食べるだけで至福。なおかつ揚げたてのさつま揚げや、このお店だけで味わえる海鮮まんじゅうを楽しめます。ボリュームのわりにしつこくないのも嬉しい点で、前夜にお寿司を楽しんだ翌日にもぜひおすすめのお店です!」

あげは:https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17006172/
 
 

まとめ | 金沢は「人と人のつながり」にこそ魅力がある

今回は石川県金沢市のワーケーション支援やおすすめテレワークスポットなどについて、金沢市へのIターン移住者である越後龍一さんのインタビューも交え、お伝えしました。
なお今回のインタビューの最後、越後さんに改めて「金沢で働くこと」の魅力を尋ねると「人と人とのつながりの深さ」との答えが返ってきました。

「特に金沢の魅力だと思うのは、人と人とのつながりの深さですね。テレワークやワーケーションでいきなり現地を訪ねると心細かったりすると思うのですが、金沢の人は怖くないです。勇気をもって飛び込むと、温かく迎えてくれますし施設も充実してます。行政にも起業支援や移住支援などいろんな制度が整ってますし、僕自身、移住後はいろんな融資制度や支援制度のお世話になりました。人と人との助け合いの精神が民間レベルでも官のレベルでも広がってると思いますし、それを金沢の人たちはきっと特別なことだと思っていないと感じます。そんな温かさが何より、僕が金沢を好きな理由ですね。金沢に愛着をたくさん持つ人が今後もいっぱい増えたらいいなと思いますし、テレワークやワーケーションなどで訪れた人たちが将来的にこの町に大きな価値をもたらす可能性はとても高いと思います」

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