この記事では、自由になりたい人が検討すべき3つのことと、実践的な仕事や生活のアイデアを紹介します。
自分が求めるのは「どの自由なのか」をまず考えよう
ビジネスパーソンによって「金銭的な自由度が得られるくらいの報酬があれば他の自由は我慢できる」ケースもあれば、「時間と場所の自由があればお金は重要視しない」人もいるでしょう。
まずは、自分が求める自由について考えてみましょう。
「自由になりたい人」が求めるものの典型例は、大きく分けて「金銭的な自由」「時間と場所の自由」「人間関係の自由」「何をやるのかの自由」の4つに分類できます。
金銭的な自由
これを実現するためには、「仕事で成果を残して昇進する」あるいは「起業して成功を収める」といった、収入を増やすためのステップが必要になることがほとんどです。つまり、「金銭的な自由」を手に入れるためには、ある程度の時間を使って自分自身のキャリアを積み上げていく必要があります。
時間と場所の自由
会社員として勤務している場合「〇時までに会社に出社し、〇時までは勤務」と決まっていることが多いですが、近年は多くの企業でリモートワークやハイブリットワークの導入が進んでいます。そのため、正社員として企業で勤務し続けながらも、ある程度の「時間と場所の自由」を実現できる可能性が高くなっています。
また、働き方のひとつとして「ワーク(Work)」と「バケーション(Vacation)」をかけ合わせた「ワーケーション」も広がりを見せています。たとえば、在宅百貨編集部のメンバーも、実際に青森や長崎など各地でワーケーションをしています。いつもと違う環境で、観光や交流を楽しみながら働くことができます。
人間関係の自由
つまり、先に「時間と場所の自由」を手に入れることによって、結果的に人間関係の自由度が上がるということです。
「何をやるのか」の自由
「自由」同士の相性も検討するのがおすすめ
「時間・場所」の自由度が高まると「人間関係」の自由度も増す
たとえば在宅勤務やワーケーションであれば、働く場所を自分で選べるため、必然的に「毎日同じオフィスで同じ上司・同僚と顔を合わせる」といった状況はなくなります。固定された職場環境から解放されることで、人間関係に対するストレスが減り気持ちも楽になるでしょう。
「何をやるのかの自由」と「金銭的な自由」は相性が悪い側面も
しかし、すでに現在の会社で多くの部下を持っていたり、ある程度のキャリアを積んでいれば「出社」が必要になったり、残業や休日出勤を含む長い労働時間が求められることもあります。この場合、キャリアとして相応の評価を受けて、高い報酬が得られる可能性があります。
一方「何をやるのかの自由」を実現するための働き方は、従来の働き方とは異なるため企業風土によっては「昇進ルート」からは外れやすい側面もあります。 この場合、同時に「金銭的な自由」をすぐに実現するのは難しくなる可能性があります。
「自由になりたい」時に考えるべき3つのチェックリスト
手に入れたい「自由」を具体化する
「やりたいことリスト」を作ったり、「ゴール」となる目標を具体的にイメージしたりすることが大切です。
自由を「今の仕事」「今の生活」で手に入れる方法を検討する
たとえば「自然の多い田舎で暮らしたい」ため、「都内の企業を退職して地方企業に転職しよう」と考えていたとします。しかし、リモートワークやワーケーションなどを利用すれば、都内の企業に勤務したまま田舎暮らしを実現できる可能性があります。
まずは、今の仕事や生活を大きく変えなくても、実現できる方法がないかを考えてみましょう。
なお、「自然の多い田舎で暮らしたい」場合、リモートワークやワーケーションの経験が少ないままにいきなり地方に移住するのは「一足飛び」です。まずは行き先が近くの公園などでも良いので、小さな単位の「ワーケーション」を実践してみると良いでしょう。こうした小さなワーケーション(マイクロワーケーション)については、こちらの記事でも紹介しています。
ワーケーションの先人から学ぶ「アフターコロナで出社回帰する企業は”勿体ない”」理由 -
コロナ禍で一気に増えた企業のテレワークやワーケーション。アフターコロナとなったいま、企業のテレワークの見直しの分岐点となっています。コロナ後のテレワーク、ワーケーションのあり方について、ワーケーションの先人から話を聞きました。
自由と引き換えに失うものが無いか検討する
リスクを取ってでも「自由」を手に入れたいかどうか見極めることが大切です。また、事前にリスクを想定しておけば、あらかじめ貯金をしておくなどリスク対策もできます。
自由になりたい人が実践的に取り組める仕事・生活のアイデア例
【仕事】在宅勤務を行う
たとえば、編集者で株式会社コルク代表取締役社長CEOの佐渡島庸平さんは、自宅のある福岡で在宅ワークをしながら週に3日は東京に通う働き方をされています。在宅ワークでも社員とはチャットツールやリモートでコミュニケーションを取っており、よりコミュニケーションが活発になったそう。田舎暮らしと都会暮らしの良いとこ取りができる働き方と言えます。
在宅冒険家 vol.4 | お気に入りを集めた“過去と未来が交差する部屋” 佐渡島庸平さんが作り上げる最高の在宅ワーク環境とは -
各界で活躍する方々の在宅ワーク&ライフを深掘りする「在宅冒険家」。今回は編集者で株式会社コルク代表取締役社長CEOの佐渡島庸平さんにインタビュー。1年前に福岡に移住し週3日東京に通う生活スタイルや、在宅ワークをする部屋にちりばめられたこだわりポイントについて教えていただきました。
【仕事】ワーケーションを取り入れる
先述したように在宅百貨の編集部メンバーもワーケーションを実践しており、青森県・八戸市の地域交流ワーケーションなどに参加。コワーキングスペースで仕事をして、宿泊したゲストハウスでは様々な人と交流したり、休日にはその土地ならではのイベントに参加したりと非日常を味わうことができるのも、ワーケーションならではです。
【ワーケーション】地域交流したいアラサーOL、3泊4日の旅 in青森・八戸 <07.青森ワーケーションの振り返り> -
地方暮らしへの憧れをもつ都心在住・アラサーOLが、青森県・八戸市で「地域交流ワーケーション」に行ってきました。観光では味わえない、地域ならではの体験や人びととの交流、その模様や全貌をご紹介します!
【仕事】コワーキングスペースでテレワークを行う
個室、リモート会議ができるブースが用意されているコワーキングスペースのほか、本屋やカフェが併設されているコワーキングスペースなど、様々なタイプがあります。複数のコワーキングスペースを気分によって使い分けるのもおすすめです。
【潜入リポート!#11】会話が生まれるコワーキングスペース!Creative Lounge MOV に潜入! -
在宅百貨編集部員が、オフィスと自宅以外のさまざまなサードプレイスに潜入し、その様子をリポートします! 第11回では、渋谷ヒカリエの8Fに位置するワークラウンジ、Creatve Lounge MOV に潜入!ぜひご覧ください!
【仕事】フリーランスになる
独立直後は、人脈作りや社会的信用が低く新規の仕事を獲得するのに苦労する可能性がありますが、キャリアを活かして独立するのであれば、現在の会社に独立したい旨を相談したうえで業務委託ができないかどうかを相談してみるのもひとつの手です。
【生活】目標になる人を探し、その人を真似る
目標になる人物がまだいない場合は、各種セミナーを受講したり、勉強会に参加するなどして人と交流する機会を増やしてみると良いでしょう。
【生活】環境を変える
【生活】人間関係をがらっと変える
他人の意見や評価を「気にしすぎない」ことも大切
目標を持って突き進むと決めたのであれば、他人の意見や評価を「気にしすぎない」ことが大切です。
まとめ
できるだけ具体的に理想とする「自由」をイメージし、実現に向けて行動を起こしていくことが大切です。