東京から直通!群馬/新潟の厳選テレワークスポットをコクヨが紹介 - テレワーク事例も

テレワーク/在宅勤務の広がりを受け、東京都内から「新幹線で移動できる地域」の自治体などが在宅ワーカーや、ワーケーションで働くテレワーカーの受け入れに乗り出しています。

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東京都内で働く方にとっては「地方移住」はハードルが高い一方、「フレックスプレイス(勤務場所を自由に選ぶ)」や「ワーケーション(普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごす)」であれば気軽に取り組みやすいのでは。

今回は東京駅から直通で新幹線が出ている「新潟県糸魚川市」と「群馬県みなかみ町」のテレワークスポットを紹介します。また群馬/新潟でのテレワークがそもそも「身近である」ことを知らなかった方に向け、後半ではこれらの地域でワーケーションをするための準備についても解説します。
 
 

おすすめテレワーク/ワーケーションスポットの選定基準 | 東京駅からのアクセスと非日常

今回ご紹介するおすすめテレワークスポットは「東京駅からのアクセスの良さ」と「非日常感」にこだわって選定しています。いずれも東京駅から乗り換えなしでアクセス可能で、なおかつ観光スポットとしても魅力的です。
 
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新潟県糸魚川市は、東京駅から北陸新幹線で一本。後述するテレワークスポット「キターレ」は糸魚川駅からも近く、日本海の展望台にも近いです。海鮮物の市場もほど近く、新鮮な蟹が楽しめます。 群馬県みなかみ町も東京駅から上越新幹線で一本。みなかみ町は有名な温泉地でもあり、テレワークスポット「さなざわ㞢テラス」には「温泉入り放題+ドリンク2杯」付きの温泉ワークプランがあります。意外と東京から近いので、日帰りでも宿泊でも楽しめるでしょう。

「海」と「温泉入り放題」、それぞれ都内だと楽しみづらいことを満喫しながらテレワークができるスポットを紹介します。
 
 

新潟県糸魚川市 | 東京駅から北陸新幹線で2時間

新潟県の最西部に位置する糸魚川市。富山と隣接する地域のため、東京から遠い印象がある方も多いでしょう。実は北陸新幹線で、東京駅から一本。東京駅から2時間、大宮からは100分前後の距離感です。
 
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出典「糸魚川市観光協会」https://www.itoigawa-kanko.net/access/

日本海の美しい景色や北アルプスの山々に囲まれた環境が魅力で、2009年には日本で初めてユネスコが支援する世界ジオパークに認定されています。
なおかつテレワーク向けスポットも充実しており、「いといがわテレワークオフィスthread」をはじめコールセンター業務やウェブ関連の事業の誘致も進んでいます。
 
 

テレワーク向けスポット | キターレ

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出典「キターレ」https://www.kita-re.jp/

糸魚川の代表的なテレワーク向けスポットは「キターレ」。2016年に発生した糸魚川市駅北大火で消失したエリアに新しく建てられた建物で、ワークスペースのほか、子どもたちの遊ぶスペースや大火についての展示があります。
糸魚川駅からほど近く、フリーWi-Fiも完備。実際に訪れるとパソコンで仕事をしている人もいれば、勉強をしている高校生もいるという自由度の高い空間です。建物内にはカフェやシェアキッチンもあり、挽き立てのコーヒーも楽しめます。

なお「オンライン会議をしたい」などの理由で、相席ではなく「キターレの一角を貸し切って使いたい」場合は、施設の一部を占有して使うことも可能。屋内広場の一区画(十平方メートル程度)を貸切って使う場合、1時間あたり200円(税込み)の利用料がかかります。
 
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出典「キターレ」https://www.kita-re.jp/

ただし事前予約が必要なため、利用の前日までに必ず空き状況の確認と予約を行いましょう。
 
 

その他のテレワーク向けスポット

 
「キターレ」以外のテレワーク向けスポットは、糸魚川のテレワーク関連施設を紹介する「日本海シーサイドテレワーク」公式サイト”あえて、糸魚川”が詳しいです。「親子ワーケーション」プランでは、子どもは糸魚川市のフォッサマグナミュージアムを見学する傍ら、親は施設のフリーWi-Fiを活用しながら仕事をこなすというスタイルが提示されています。
このように市内の主要施設には、フリーWi-Fiが完備されています。より細かな各施設の情報や宿泊スポットはこちらをご確認ください。
 
 

周辺グルメ

糸魚川市は日本海に面しており、先に紹介した「キターレ」は日本海の展望台にもほど近いです。そのため周辺の市場や飲食店では、新鮮な海鮮類が楽しめます。また新潟という土地柄もあり、米の品質も高く、炊き立てのご飯はもちろん、地酒も美味しいです。
周辺の飲食店では、特に「地魚料理 すし活」がおすすめ。海の幸を活かした寿司と地魚料理に定評があり、寒ブリや甘エビ、赤ムツや蟹を楽しめます。糸魚川駅から車で5分ほどとアクセスも良く、駅から向かう場合はタクシーを利用するのも良いでしょう。
 
 

テレワーク事例 |「いといがわテレワークオフィスthread」に注目

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出典「いといがわテレワークオフィスthread」https://itoigawa-thread.com/thread3/

糸魚川市のテレワークの実践例には、「いといがわテレワークオフィスthread」が挙げられます。「thread」は行政支援型のテレワークオフィスであり、子育て中/介護中の人、ダブルワークをしたい人などが糸魚川市が実施するセミナーなどに参加の上、threadのワーカーとして登録。コールセンター業務やデジタルツールを使った資料作成、画像のアノテーション業務、首都圏企業のバックオフィス業務などに従事しています。
地方の主婦層などを中心としたテレワーク実施例の、成功ケースの1つと言えるでしょう。
 
 

群馬県みなかみ町 | 東京駅から上越新幹線で1時間15分

みなかみ町は群馬県の最北に位置し、水上温泉や谷川岳などが有名。上越新幹線に乗れば、東京駅からみなかみ町の「上毛高原駅」まで乗り換えなしで約1時間15分で到着します。
 
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出典「みなかみ町観光協会」http://www.enjoy-minakami.jp/

みなかみ町は「ふるさとテレワーク推進事業」を進めており、遊休施設や古民家を利用し、2022年現在、町営と民間合わせて5つものテレワーク拠点があります。
「さなざわ㞢テラス」をはじめ宿泊も可能な施設もあり、仕事と遊びを両立できる拠点が多くあるのが特徴です。
 
 

テレワーク向けスポット | さなざわ㞢テラス

みなかみ町の代表的なテレワーク向けスポットは、「さなざわ㞢テラス」。真沢温泉の温泉宿も兼ねており、カフェやサウナなども併設されています。
上毛高原駅から車で5分、水上インターからは車で15分という立地ですが、その分目の前には雄大な自然が広がっており、都会の喧騒を忘れ、静かな環境でテレワークを行うことが可能です。
 
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出典「さなざわ㞢テラス」https://sanazawa.jp/

さなざわ㞢テラスにはさまざまなプランが用意されています。
温泉入り放題にドリンク2杯がついた「温泉ワークプラン」や、企業研修ができる一棟貸プランも。また、1名から宿泊可能なプランもあります。
 
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出典「さなざわ㞢テラス」https://sanazawa.jp/

なお、プランによっては予約が必要なので、事前に予約状況を確認するようにしましょう。
 
 

その他のテレワーク向けスポット

みなかみ町にはほかにも「テレワークセンターMINAKAMI」、「WIND HORN」、「猿ヶ京サテライトオフィス」、「ほとり」といったテレワーク施設があります。
東京から新幹線で1時間強とはいえ、上毛高原駅からは車を必要とする場合がほとんど。そのため「テレワークセンターMINAKAMI」以外は宿泊も可能となっており、1日目は仕事をこなし、2日目はみなかみ町のアクティビティを楽しむこともできます。
 
 

周辺グルメ

みなかみ町の水上温泉は言わずと知れた温泉街。そのため、水上温泉近くには多くのグルメスポットがあります。
「さなざわ㞢テラス」からはやや遠くなるものの、水上温泉街から車で5分ほど走ったエリアには、肉屋のレストラン「育風堂」や少し先には蕎麦の名店「そば処角弥などがあります。
 
 

テレワーク事例 | ふるさとテレワーク推進事業

先述した通り、みなかみ町は「ふるさとテレワーク推進事業」として、元々あった建物を改修し、テレワーク施設として整備しています。加速化する人口減少を止めるためでもあり、都心企業の企業進出や体験研修による都会からの人の移動を促す施策でもあります。
そのため、みなかみ町には多数のテレワーク施設があり、多くの施設で企業研修が可能です。
 
 

新潟県/群馬県でワーケーションする場合の準備

最後に「新潟や群馬は、東京からアクセスが良いというイメージが無かった」「ワーケーションをしてみたい」という方に向け、ワーケーションする際、準備しておくべきことを解説します。
 
 

必要な持ち物

持ち物は「着替え」「現金/クレジットカード」「スマートフォン」「ノートパソコン」「モバイルルーター」「モバイルバッテリー」があれば十分です。ノマドワーカーの方が都内のカフェで作業する際の持ち物とさほど大きな差は無く、「着替え」が加わる程度です。
モバイルルーターは忘れてしまった場合でも、今回ご紹介した施設ではいずれもフリーWi-Fiが完備されているため作業自体には概ね影響しないでしょう。ただし高度なセキュリティを要求される業務には注意しましょう。
 
 

新幹線でのテレワーク事情

たとえば「東京駅」~「上毛高原駅(※みなかみ町)」までの移動には、1時間15分ほどかかります。新幹線での移動時間も仕事に充てたいケースもあるでしょう。
この場合、平日に新幹線の8号車に乗車することで「ワーク&スタディ優先車両」を利用可能。WEB会議も車両内で参加できます。
 
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出典:JR公式サイト https://www.jreast.co.jp/shinkansen-office/

上毛高原駅を利用する場合、利用する新幹線は「たにがわ」「とき」。糸魚川駅を利用する場合は「はくたか」が多いでしょう。いずれも「新幹線オフィス車両」の対象に指定されているため、8号車であれば電話もWEB会議も可能で、希望すれば隣席からの視界を遮る「仕切り」の貸与も受けられます。
8号車の利用にあたって、追加料金もかかりません。よって新幹線内の作業環境は、新潟および群馬は「充実している」と言えます。
 
 

複数スポットで仕事をする場合は「高崎駅」を起点にすると良い

新潟/群馬方面でワーケーションする場合、日帰りや一泊のみではなく、数日から一週間程度、観光しながら仕事をしたいというケースもあるでしょう。
この場合、群馬県の「高崎駅」を起点にワーケーションプランを考えることをおすすめします。
たとえば今回紹介した「糸魚川市」「みなかみ町」へは、高崎駅から直通の電車がそれぞれ出ています。一方で、糸魚川市とみなかみ町を結ぶ直通の電車はありません。つまり、高崎駅を経由することで両者の行き来も可能になります。
高崎駅周辺には、コワーキングスペース「タカサキチ」があるほか、TBS「マツコの知らない世界」でホテル評論家・瀧澤信秋さんが日本一のビジネスホテルとして紹介した「ホテルココ・グラン高崎」があります。
数日以上、新潟/群馬方面でワーケーションを行うのであれば高崎を起点にホテルに宿泊しつつ電車や新幹線、あるいはレンタカーなどで巡ってみてはいかがでしょうか。
 
 

まとめ

東京から新幹線で直通の「糸魚川」「みなかみ町」のテレワークスポットや、各地域のテレワーク事例。また厳選した周辺グルメをご紹介しました。
糸魚川やみなかみ町が「意外と東京から近い」「ワーケーションもできる」というイメージが無かった方も多いのでは。ぜひ群馬や新潟方面でテレワークやワーケーションを行う場合の、プラン策定の参考にお役立てください。

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