モニターを導入する2つのメリット
テレワークを行う際、普段使っているパソコンの他にモニターを取り入れると、さまざまなメリットを感じられます。ここではモニターを導入するメリットを紹介します。
メリット①作業効率が上がる
パソコンとは別にモニターを取り入れると、画面の表示エリアが広がるので作業効率が上がります。より多くの情報を同時に画面上へ表示できるためです。メインディスプレイに資料、モニターにWebブラウザなど複数のウィンドウを同時に表示しておけるので、いちいち画面を切り替える必要がありません。
また、ノートパソコンを使用している場合、モニターを導入することで画面のサイズが大きくなるのもメリットと言えます。
メリット②体に優しい
モニターを設置すると画面が見やすくなるので、姿勢が良くなったり、目が疲れにくくなったりします。ノートパソコンのような小さめのパソコンだと画面が小さく、猫背気味になるため、姿勢が悪くなる可能性があります。
さらに、小さい画面を見ていると目が疲れやすくなるでしょう。モニターを使うと自然に視線が上がり、姿勢が良くなります。画面も大きく見やすいため、目にも優しいです。
【目的別】モニターの選び方
モニターには事務に適したものや、動画・写真編集に適したものなど、さまざまなタイプがあります。そのため、仕事の内容によってモニターを選ぶことが大切です。ここでは、モニターの選び方を目的別に紹介します。
【事務】長時間の作業に適したモニターを選ぶ
非光沢タイプやブルーライトカット機能、フリッカー除去機能があるモニターは、長時間使用しても目が疲れにくいのが特徴です。そのため、文章の閲覧が多いデスクワークには、非光沢タイプがおすすめ。
主流のサイズは22から24インチですが、文字を大きく表示したり表計算などを頻繁に使ったりする場合は、27インチのモニターや表示領域の広いモニターが使いやすいでしょう。
【クリエイティブ】解像度が高いモニターを選ぶ
映像編集やデザイン業務など、クリエイティブな仕事には細部まで画質が美しく表示される4KやWQHDが良いでしょう。
4K |
3,840×2,160 |
WQHD |
2,560×1,440 |
フルHD |
1,920x1,080 |
写真などを編集する場合、角度による色の変化や色彩の再現力などが必要です。そのため広色域を採用したパネルや、上下左右178°を実現した広視野角パネルがおすすめです。さらに、27インチ以上のモニターだとより作業がしやすくなります。
【ゲーム】応答速度の速いモニターを選ぶ
ゲーム用モニターは、リフレッシュレートと応答速度などを考慮するのがポイントです。リフレッシュレートとは、画面切り替えをどの程度の速さで行うのか表すものです。60Hzが基準ですが、ゲームを滑らかな映像で楽しみたいなら120Hzが良いでしょう。
応答速度は、画面の色の変化にかかる時間を表しています。一般的には5msですが、ゲーム用には1msが最適。ゲームのモニターは、24インチ以上の大きめのサイズだとダイナミックな映像を楽しめます。
モニターを選ぶ際の注意点
見た目や機能でモニターを選んでしまうとデスクの幅に合わなかったり、端子が合わず接続できなかったりするおそれがあります。ここではモニターを選ぶ際の注意点を紹介しますので、参考にしてください。
デスクの幅に適したモニターのサイズを選ぶ
モニターは、設置する場所の広さに応じたサイズを選びましょう。サイズが合っていないとストレスを感じたり、作業効率が悪くなったりするかもしれません。
60センチ幅の小さめのデスクであれば21.5インチ程度、120センチ幅のデスクなら23.8インチが2台置けます。奥行きも80センチあれば、ノートパソコンとモニターを前後に並べても置けます。長時間使用するなら、デスクの幅とモニターの大きさが合うものを選ぶことが大切です。
高さを調整したいなら調節機能が備わっているものを選ぶ
モニターには高さや角度を調整できるものがあります。10~150センチほど上下に昇降して自分の見やすい高さや角度に調節できるものが多いため、姿勢が楽になるでしょう。
さらに、調整ができるモニターなら、メインで使っているパソコンと同じ角度や高さに合わせられます。モニターの高さを調節しながら使いたい場合は、太めのスタンドを選ぶと揺れにくくなります。
モニターとパソコンの端子をチェックする
モニターとパソコンを接続する端子には、DVI、VGA、HDMI、Display Port、USB Type-Cなどたくさんの種類があるので、選ぶ際は確認しておくようにしましょう。
HDMI |
・凡用性が高く、テレビやパソコン、ゲームなどに使われている ・音声と映像を1本の接続で送れるため、配線周りがスッキリする
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DVI |
・デジタル信号で高画質に映る ・主流のデジタル専用のDVI-Dと、デジタルとアナログ兼用のDVI-Iがある
・映像しか送れないため、音声は別のケーブルが必要
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DisplayPort |
・DVIの後継で高解像度が実現できる ・映像の綺麗さや映像遅延を気にする人、複数台接続する場合におすすめ
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モニターの効果的な活用方法
モニターの使い方には複製や拡張といったモードがあります。作業内容や会議などに合わせて使い分けると便利です。モニターの使い方をチェックし、効果的に活用しましょう。
会議にぴったりな複製モード
複製(ビデオミラーリング)は、メインのパソコンとモニター両方に同じ画面を表示させるモードです。会議中など、メインで使っているパソコンを複数人で共有する場合は画面が見づらくなります。しかし、この複製モードを活用すれば、自分でメインのパソコンを操作しながら他の人にモニターを見せられるため、プレゼンテーションや会議などで重宝するでしょう。
作業効率がアップする拡張モード
拡張モードは、メインパソコンとモニターをそれぞれ別の画面として使うものです。モニター間をマウスポインターで移動できるため、2つの画面を大きく使えます。メインのパソコンに作業用のソフト、モニターには調べているWebブラウザやチャットなどを立ち上げておくと、その都度ウィンドウを表示させる手間が省けます。
モニターが見やすくなるコクヨアイテム「Loopo」
「Loopo(ルーポ)」は上下昇降機能や回転機構、角度調整機能などが備わっており、使い方に合わせた可動領域を選べるモニターアームです。シンプルなデザインなので、どんなインテリアにもマッチするでしょう。
また「Loopo」には2種類の支柱があり、まっすぐなIタイプ、曲がったLタイプから選べます。Lタイプは支柱の曲がった部分にモニターが下がるため、デスク空間を広く活用できます。モニターアームを机に締め付ける固定具クランプは、スッキリとしたデザインを採用。そのため、デスク上を広々と使えて便利です。
なお、モニター・モニターアームを始め、Webカメラ・マイクなどのアイテムは在宅ワークやオンライン授業でも欠かせません。カウネットでは「GIGAスクール構想・オンライン授業準備特集」として、各アイテムを紹介しています。
選び方や注意点を参考に、自分に合ったモニターを選ぼう
モニターを上手に活用するためには、自分の仕事内容やデスク環境に合ったものを選ぶことが大切です。モニターを置くとデスクスペースが狭くなってしまう場合は、「Loopo」のようなアイテムを取り入れると空間を有効活用できます。さまざまな種類のモニターが出ているため、サイズや端子の種類などをしっかり確認してから購入しましょう。
また、モニターと一緒に便利グッズを取り入れると、さらに作業が快適になります。こちらの記事ではリモートワークの便利グッズを紹介しています。
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